この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
以前から便利だ便利だとは聞いていた自動食器洗い乾燥機(食洗機)。
買って使ってみた現在は、殿堂入りの『買ってよかったもの』まとめ記事にもまっさきに加えるほど気に入っています。
食洗機と言われてピンと来なくても、食器用洗濯機と言い換えると想像しやすいかも。
要するに、私達が普段食器を手洗いしているのは洗濯板で洗濯しているようなもの。そんな人今どきほとんどいませんよね?全自動洗濯機を使った方がずっと楽で効率良いのは誰でも知ってるし、みんなそうしている。
食器洗いも同様に自動食器洗い機を使った方が当然便利だよね、というだけの話だったんです。なぜ今まで気付かなんだ。。。
取り付けは若干苦労したけど自分でできたし、難しければ業者に頼めばいい。
私がいろいろ比較検討し購入したのは、公式スペックでは3人用とされているパナソニックのプチ食洗NP-TCM4-W。
今回はなぜこの機種を購入したのかその経緯と、実際に食洗機を使ってみた感想を紹介していきたいと思います。
食洗機をなぜ買ったのか
評判はなんとなく聞いていたものの、「確かに便利なのかもしれんけど、一人暮らしで大して食器も多くないし」「設置できるかどうかよくわからんし」などと思い購入に踏み切れていなかった食洗機。
そんな中、先日実家に帰省した際に母が食器を洗っている様子を見て、この家事の負担を少しでも軽くするために食洗機をプレゼントすると良いのでは?と思いつきました。
ただ、実際に使ったことがなく本当に使えるものなのかがわからない。
というわけで、まずは私が人柱となるべく購入し試してみることに。
結果、いくつかの難点はあるもののそれを大きく上回るメリットがあり、これまでなぜ買わなかったのか…と後悔するほどでした。
どの食洗機にするか比較・検討。メーカーはパナソニックのみ
まずは、どの自動食器洗い乾燥機(食洗機)にするのかを比較・検討していきます。
と言っても、ビルトインでない家庭用の据え置き型食洗機を販売しているのはパナソニック(Panasonic)のみ(2017年7月現在)。
以前は東芝や象印なども作っていたようですが、撤退してしまったようです。なぜだ、こんなに便利な製品なのに。。。
パナソニックの食洗機は、大型の「6人用」小型の「3人用」のざっくり2ラインに分かれます。
6人用だとエコナビやバイオパワー除菌といった最新の機能を備えたNP-TR9と、それらの機能を省き基本的な洗浄・乾燥機能のみに絞ったNP-TM9の2種類。
3人用(プチ食洗)の場合、同じくエコナビ等の機能を備えたNP-TCR4、基本機能のみに絞ったNP-TCM4、乾燥機能もなくして洗浄のみが可能なNP-TCB4の3種類。
2017年7月現在の現行機種だと、これら5種類の中から選ぶことになります。
食器点数 | 乾燥 | 予約 | エコナビ バイオパワー除菌 | スピーディコース | Amazon価格 ※2017/7/4現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|
NP-TR9 | 45点 (6人用) | ○ | ○ | ○ | ○ | 62,800円 |
NP-TM9 | 40点 (6人用) | ○ | ○ | × | ○ | 51,700円 |
プチ食洗 NP-TCR4 | 18点 (3人用) | ○ | × | ○ | ○ | 48,400円 |
プチ食洗 NP-TCM4 | 18点 (3人用) | ○ | × | × | ○ | 36,978円 |
プチ食洗 NP-TCB4-W | 18点 (3人用) | × | × | × | × | 28,300円 |
(出典:仕様一覧 | 食器洗い機/食器乾燥器 | Panasonic)
※情報をかなり省いているので、詳しく知りたい場合は上記出典を確認ください
私の場合、
・一人暮らしなのでそれほど大きいものは必要ない。場所も取りそうだし
・エコナビやらバイオパワーやらはイマイチ効果がわからなさそうなので必要ない
・サクッと食器を片付けられるように、乾燥機能はついていてほしい
といった理由から、NP-TCM4を選ぶことにしました。
食洗機の設置にはスペースと分岐水栓が必要
実際に食洗機を設置するためには、本体だけでなく置くためのスペースと蛇口に合った分岐水栓が必要です。
▼ 設置スペース
設置するためにどの程度のスペースが必要かについては、パナソニックの以下のページを確認ください。
縦横だけでなく高さもそれなりにあるので、置けるかどうかメジャー等でしっかり測っておきましょう。
スペースが足りない場合でも、専用ステンレス置き台などで解決できる場合もあります。
▼ 分岐水栓
食洗機に使うための水は、キッチンの水道の蛇口から分岐させる必要があります。
自分の家の蛇口にどの分岐水栓が合うのか、どうやって取り付けるのかは素人にはわかりませんから、以下のページにてご確認を。
それでも判別が難しい場合は、support@naniwa-ss.co.jpまで水栓(蛇口)の写真をメールで送ればプロが必要な分岐水栓を判定してくれます。レバーハンドル部、吐水口部(水が出る部分)、蛇口全体の3枚を送ればより確実とのこと。
(→参考ページ)
私もメールで判定をお願いしたところ、翌日早朝にはめちゃめちゃシンプルなメールで回答が来ていました。
自分で取り付ける場合は、この分岐水栓を食洗機と合わせて購入しておけばOK。私の場合はCB-SMD6という分岐水栓でした。けっこう高い。。。
ちなみに、後で元に戻すこともできるので賃貸でも取り付け可能です。
設置できる自信がない、お金を払ってでもプロにやってもらいたい場合には、そういったサービスを提供しているネット通販か家電量販店等で購入するといいでしょう。
食洗機NP-TCM4-Wが届いたぞ!さっそく設置
なかなか大きい箱で届いた、自動食器洗い乾燥機NP-TCM4-W。
冷蔵庫などの大型家電と同様に、底面を残してダンボールが取り外せるようになっていました。
排水ホースなどの必要部品は内部に収納されています。
給水ホース、排水ホース、高さ調整用の部品など。専用洗剤のサンプル品も入っています。
3人用の小型のものを選んだつもりでしたが、それでもやっぱりかなり大きい。
こちらが設置前、水切りカゴに洗い終わった食器や鍋を山積みにしたところ。(生活感あふれる写真ですみません)
食洗機に置き換わると、この存在感ですよ。やっぱデカいわ。
設置可能かどうかはもちろん、料理するスペースの確保や見た目の圧迫感といった要素も考慮する必要がありそう。
カゴを取り出して中をのぞいてみる。
この羽根のようなものが回転しながら高圧・高温の水を吹き付ける仕組みのようです。たぶん。
さて、実際に設置作業を進めていきましょう。
前述の通り、取り付けには自宅の蛇口に合った分岐水栓が必要。
あまり一般家庭にはなさそうな工具(モーターレンチ)が必要だったりでそこそこ苦労したのですが、長くなってしまうので以下の記事にて手順を紹介しています。
実際に自力での取り付けを検討しているなら、こちらも読んでおくと役に立つはず。

それでもなんとか設置完了しました!

実際に使ってみた。汚れ落ちは?使い勝手は?
薄めの小皿であれば、以下のような感じで綺麗に並べて置くことができます。
ただ、完全に重なってしまうと洗えない仕組みのため、深いものはあまり数が置けないのがやや難点。
普通のグラスやコップであれば12個ほど入りました。
スペック上は3人分とのことでしたが、それなりに深さのある器も使うであろうことを考えると、ほとんどの場合は2人分がいいところかなという感じ。
2回に分けて洗うか、洗いきれない分だけ手洗いをするといったことも必要になるかもしれません。
使い方はとても簡単。カゴに食器を並べ、洗剤を中に入れてボタンを押すだけ。手順は洗濯機とまったく同じですね。
要するに小型洗濯機なので、なかなか大きな音がします。キッチンはリビングとつながっている場合が多いので、例えばテレビの音などは聞こえにくくなったりするかも。
映画やドラマをしっかり見たい、何かしらに集中したい場合などは回さない方がいいでしょう。出かける前や、洗濯など他の家事をするときなどに回すのがいいですね。
購入を検討している人の多くが気になっているであろう、汚れ落ちに関してはどうでしょうか。
以下はハンバーグを食べた後の皿。汚くてすみません。
これを試しに予洗いもなしでそのまま食洗機に入れて洗ってみたところ、完璧な洗い上がりに驚愕。
炒め物をした後のフライパン。軽く水ですすぎましたが、油が水を弾いているのがわかります。
スペック上は入らないサイズですが、なんとか無理矢理食洗機に入れて洗ってみる。 ※おすすめしません
この通り、脂分はこちらも完璧に洗い落とされていました。水滴が乾いた跡がついてはいるものの、明らかに綺麗にはなっているので許容範囲。
スープを作った雪平鍋。手洗いするとスポンジに油がべったりついてイヤですよね。
食洗機で洗えば、この通りスッキリ。言うことなし。
汚れ落ちは問題なかったものの利用する洗剤の都合上アルミ製品はNGだったようで、何度か洗ううちに上記のアルミ製雪平鍋は酸化して黒ずんでしまいました。
今は食洗機に入れても問題ないステンレス製の雪平鍋を使っています。
同じ間違いをしませんよう、お気をつけください。。。
「油汚れがちゃんと落ちていない」というレビューもあったので心配していたのですが、全くの杞憂でした。
汚れが落ちなかったとすれば、おそらく食器を隙間なく並べたためでしょう。
明らかに手洗いよりも食器がきれいになっているのがわかります。
あとがき
以上である程度便利さがわかってもらえたと思いますが、もう1つの記事(後日更新予定)で食洗機のメリット・デメリットをしっかりまとめてお伝えしたいと思います。
【2017/7/8追記】食洗機のメリット・デメリットまとめ記事アップしました!これから購入を検討している人には参考になるはずなので、ぜひこちらもご覧ください↓

総合的に言えばタイトル通り、食洗機は現代の必需品だと思います!洗濯板で洗濯するような面倒で前時代的なことはもうやめて、ぜひ食洗機の購入を考えてみてください。
