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iPhone 13 Proの特徴のひとつが、リフレッシュレートの向上。
これまでのiPhoneおよびiPhone 13・13 miniが60Hzなのに対し、13 Proは倍の120Hzに上がりました。
この変化により、iPhone 13 Proの表示は実際にどう変わったのか?そもそもリフレッシュレートとは何なのか?
スローモーション動画も使いながら解説します。
リフレッシュレートとは
まず、リフレッシュレートとは何か?説明をしておきましょう。
(不要な方は動画まで飛ばしてください)
リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回書き換わったかを測る数値。
1秒間あたりのコマ数と思ってもらえばわかりやすいかもしれません。アニメーションで言えば静止画の枚数。
この数値が大きいほど、より滑らかな動きになります。
リフレッシュレートは、1秒間にディスプレイがどのくらい書き換わったかを示し、動画やゲームの動きのなめらかさや表示のチラツキを計るための値です。
リフレッシュレート確認の方法とは?目安は60Hz!|ドスパラ通販【公式】
これまでのiPhoneは60Hzだったので、120HzのiPhone 13 Proは2倍滑らかに表示されることになりますね。
なお、リフレッシュレート120Hzの性能をフルに活用し滑らかに表示するためには、表示するアプリやコンテンツもこのリフレッシュレートに対応している必要があります。
例えば、iPhoneのホーム画面表示やスクロールは当然120Hzに対応しているため滑らかな動きに。
一方で、YouTubeやNetflixなどネット上のほとんどの動画は60fps(1秒間に60コマ)以下のため、iPhone 13 Proだからといって滑らかに表示されるわけではありません。
スローモーション動画でリフレッシュレートの違い検証
実際にどのくらい変わったのか、私が持っているiPhone 13 ProとiPhone 12 miniで比較してみました。
動画ではホーム画面のスワイプ、Webサイトのスクロール、Twitterタイムラインのスクロールと4分の1倍速で撮影しています。
いずれも右側のiPhone 12 miniはカクカクとコマ送りのように見えるのに対し、左側のiPhone 13 Proはスムーズに動いているのがわかるはず。
実用上はそう変わらないが、一度慣れると戻れないかも?
リフレッシュレートの向上により動きは確かに滑らかにはなっているんですが、実際のところ気付かない人も多いかもしれません。
よほど気にする人でない限りはほとんどの人は「言われてみると違うかな」くらいの感想でしょう。
実用上そこまで変化があるわけではないし、前述の通りほとんどの動画コンテンツ閲覧時にも恩恵はありません。
ただヌルヌル動くのが気持ちいいのは事実ですし、バッテリー消費さえ抑えられるならリフレッシュレートが高いに越したことはない。
また、シビアなアクションが要求される120fps対応ゲームをiPhoneでプレイする場合には、多少差が出てくる可能性はあります。
一度iPhone 13 Proの滑らかな動きに慣れてしまうと、昔のiPhoneを使ったときに違和感を感じて戻れない気持ちになる……かもしれません。
サードパーティ製アプリは120Hz未対応。今後対応される予定
2021/9/30時点で、Apple以外のサードパーティ製アプリは120Hzのリフレッシュレートには未対応。
(Twitterのスクロールなど、AppleのProMotionが適用される標準的な機能を除く)
これはApple iOSのバグによるもので、近日中に対応される予定とのこと。
アップルは「OSのバグによるものです」と公式に回答したとのことです。さらにサードパーティ製アプリの120Hzへの完全対応は近日中に行われる予定とも約束されているため、iOS 15のアップデートを待ちたいところです。
iPhone 13 Proの120Hz表示、サードパーティ製アプリでは使用制限。アップルは「バグ」として修正を約束 – Engadget 日本版
Apple以外のアプリで『どうも滑らかに動いてる感じがしないな』と思っている方、それは正しい認識です。
近いうちにOSアップデートで修正されるはずなので、それまで待ちましょう。