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先日、用事で福岡の雑餉隈(ざっしょのくま)という街に行ったときのこと。
私の普段の行動範囲から外れているので、せっかくならおいしいランチでも……と探していたところ発見したのが「らーめん 陽八」。
太宰府の人気店「八ちゃんラーメン」で修業した方が2019年にオープンした店とのこと。
平日の昼過ぎでも地元民で行列ができており驚いたんですが、食べてみて納得。
濃さでごまかさない、口当たりは軽いのにしっかりとしたコクの厚みがあるスープは最後まで飲み飽きない。シンプルながら絶妙な味付けのやきめし(チャーハン)、パリパリで餡もおいしい餃子もこれ以上ない塩梅。
個人的にかなり好きで、近所にあってほしいラーメン店No.1かもしれない……!
らーめん 陽八へのアクセス、交通手段
「らーめん 陽八」は、西鉄雑餉隈駅から徒歩6、7分くらいの場所にあります。
天神からアクセスするならこれで。
JR南福岡駅からだと徒歩5、6分ほど。博多駅からならJRがいちばん行きやすいでしょう。
バス停であれば南本町、寿町二丁目、JR南福岡駅あたりを目指せば近い。
車だと、たとえば天神からなら約20分ほどの距離。
ただ駐車場はないので、近くのコインパーキング等を利用する必要があります。
営業時間や定休日は以下の通り。
店名 | らーめん 陽八 |
---|---|
電話番号 | 092-592-7355 |
住所 | 福岡県福岡市博多区寿町3-2-1 東拓壱番館 |
営業時間 | 11:30〜14:30、18:00〜22:00 |
定休日 | 木曜、第1・3水曜、第4日曜 |
Web | Retty:らーめん陽八(南福岡/ラーメン) – Retty |
平日でも行列ができる「らーめん 陽八」 お店の雰囲気もグッド
雑餉隈まで来たしこの辺の人気店でラーメンでも……と事前に調べて寄ってみたところ、この行列を見てまず驚く。
平日しかもピークを過ぎた13:40ごろでこんな行列ができている店は、福岡ではまず見ませんからね。
地域でめちゃめちゃ愛されてる店なんだろうなあ。
行列は苦手ですが、せっかく来たしこのくらいならと並んでみることに。
店内はカウンター席、それにテーブル席が2つ。
にこやかで優しそうな店員さん(店主のお母さん?)が迎えてくれました。お店の方々みんな人柄の良さがにじみ出ていて、雰囲気が良い。
メインメニューはらーめん(580円)、やきめし(450円)、ぎょうざ(5個入り200円)と至ってシンプル。
ランチタイムだと50円お得なやきめしセットがあるようです。
私たちは2人でやきめしセット、ラーメン、ぎょうざを注文。
卓上には紅生姜、にんにく、唐辛子、ごま、らーめんタレ、コショウ、それに餃子のタレとラー油。
口当たり優しいのに分厚いコクのあるラーメン。やきめし・餃子も絶妙
まず最初にやってきたのは餃子。よくある焼き餃子というよりは揚げ餃子に近く、皮がパリパリ。
小ぶりですが餡の味もしっかりしていておいしい。
そしてメインのラーメンが到着。
スタンダードな細麺にネギ、チャーシューとシンプルな豚骨ラーメンながら、福岡のラーメンではあまり見ない背脂が浮いているのが特徴的。
見た目だけで言えば結構こってりなラーメンなのかなと思いますが、果たして。
スープを一口すすってみると、思ったよりパンチは強くなく普通においしい。
しかし二口、三口と飲むごとに引き込まれるようなコクを感じる。これはもしかして、すごく好きな味なのでは……!
(ぜんぜん普通じゃなかった)
濃厚さやパンチ力で勝負するラーメンだと、1発目のインパクトはあるもののそれ以降は失速していくばかりなのが悲しいところ。
その点、ここ「らーめん陽八」のスープはそれがない。最初の印象は強くないものの、優しいながらもしっかりとした厚さのあるコクと旨味がずっと味わえる。
なんなら味覚が育って少しずつおいしさが増しているような感覚すらあります。
麺は細麺、スープをからめてしっかりと口の中に届けてくれる。
チャーシューは薄めながらもしっとりとしており、豚骨ラーメンのチャーシューでありがちなパサパサ感は一切なし。
適度に脂が乗っていてうまい。
何気にやきめし(チャーハン)もめちゃめちゃおいしい。シンプルな味付けながら薄すぎず濃すぎず、すべてが絶妙すぎる「ちょうど良さ」。
ラーメン屋のやきめしでこれ以上はないんじゃないかというくらい。
最後にひとこと
「らーめん陽八」は穏やかで優しい、だけどしっかりとした実力を持った店でした。料理も人も。
軽い気持ちで行ってみましたが、もしかしたら福岡でもトップクラスに好きな店かも。
福岡のラーメン好きなら、一度は行ってみるべき店だと思います。雑餉隈に用事がなくてもまた行きたいぞ!