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ゴールデンウィーク期間中、日本トップクラスの人出がある弘前さくらまつり。
青森県弘前(ひろさき)市の弘前公園で、毎年4月23日〜5月5日に開催される春のお祭りです。
※開花時期により、ライトアップ等が早まる場合あり
弘前城を擁する弘前公園は、2,600本の桜が咲き乱れる日本有数の桜の名所。
私も2021年にはじめて行ったんですが、眼前を埋め尽くす桜の美しさに言葉を失うほど感動しました。
これまでの人生で見た桜の中でも圧倒的。
住んでいる場所によっては弘前まで行きづらいかもしれませんが、人生で一度は見てみてほしい絶景です。
この記事では、弘前さくらまつりが行われる会場へのアクセス方法や交通手段、祭りの期間や見どころなどの情報、実際に行って撮影した写真や感想を詳しく紹介します!
「弘前さくらまつり2022」の開催期間と概要
「弘前さくらまつり」は、青森県弘前市で毎年春に開催されている春祭り。
弘前四大まつり(弘前ねぷた、弘前城菊と紅葉まつり、弘前城雪燈籠まつり)のひとつですが、おそらく全国的にはその中でも圧倒的に有名なイベントに間違いないでしょう。
弘前公園は「日本さくら名所100選」「日本の風景百選」にも選ばれた名所で、日本最古のソメイヨシノや日本で最も太い(最大幹周の)ソメイヨシノなど、約50種2,600本の桜が咲き乱れます。
例年200万人以上の人が弘前さくらまつりを訪れます。これはゴールデンウィークの人出として「博多どんたく」などと並び日本有数。
2022年の弘前さくらまつりは、感染対策を施した上で例年通りの4/23〜5/5に開催されるようです。
早咲き予想に合わせ、4月21日から準まつり体制となりほぼ本来のまつりと同様の体制でスタート予定。
なお、2020年は中止となりましたが2021年には開催が再開されました。私が訪れたのも2021年。
名称 | 弘前さくらまつり |
---|---|
会場 | 弘前公園 |
開催期間 | 4月23日〜5月5日 (準まつり体制期間:4月21〜22日) |
入場料 | 弘前城本丸・北の郭:大人320円、子供100円(1日) 弘前城植物園:大人320円、子供100円(1日) 弘前城本丸・北の郭、植物園、藤田記念庭園のセット :大人520円、子供160円(1日) |
ライトアップ | 日没〜20:30 |
露店・出店の営業時間 | 9:00〜20:00 |
例年の人出 | 200〜280万人 (2021年は約20万人) |
弘前公園の開花状況 | 以下のページを参照 弘前公園(弘前城)の桜情報|開花予想・開花状況 – 弘前さくらまつり |
Web | 弘前さくらまつり 弘前公園総合情報 |
弘前さくらまつり会場(弘前公園)へのアクセス
さくらまつり会場であり園内に弘前城を擁する弘前公園は、弘前市中心部のやや北西側に位置しています。
JR弘前駅からだと徒歩約30分ほどかかるので、バスやタクシー等を使うのがいいでしょう。
大鰐線の中央弘前駅からだと徒歩約15分くらい。
【新幹線・JR】
新幹線やJRで来る場合、各主要都市からのアクセスは以下の通り。
どのルートでも一旦新幹線で新青森駅まで行き、そこからJRで弘前駅まで向かうことになります。
- 東京から:東京駅から東北新幹線はやぶさで新青森駅まで約3時間 → 新青森駅から弘前駅までJRで約35分
- 大阪から:新大阪駅から東京駅まで東海道新幹線のぞみで約3時間(あとは上記の「東京から」参照)
- 名古屋から:名古屋駅から東京駅まで東海道新幹線のぞみで約1時間40分(あとは上記の「東京から」参照)
- 札幌から:新札幌駅から新函館北斗駅まで特急北斗2号で約3時間10分 → 新函館北斗駅から新青森駅まで北海道新幹線はやぶさで約1時間 → 新青森駅から弘前駅までJRで約35分
- 仙台から:東北新幹線はやぶさで新青森駅まで約2時間30分 → 新青森駅から弘前駅までJRで約35分
【飛行機】
飛行機を利用する場合、青森空港まで来ればそこからバスで弘前市まで約1時間で行けます。
(青森空港⇔弘前のバスはこちら)
青森空港へ向かう路線があるのは国内では以下の5都市。
- 東京(羽田):JAL、1日6便、所要時間1時間15分
- 札幌(新千歳):JALおよびANA、1日計5便、所要時間45分
- 大阪(伊丹):JALおよびANA、1日計6便、所要時間1時間30分
- 名古屋(小牧):FDA、1日3便、所要時間1時間20分
- 神戸:FDA、1日1便、所要時間1時間40分
私たちが利用したのも飛行機。大阪の伊丹空港から、小さめの航空機に乗って向かいました。
そこからは弘前市内行きのバスに乗り、約1時間ほど。
今回は利用しませんでしたが、青森空港でレンタカーを借りてから弘前へ行くのもありだと思います。
【車】
車で弘前に向かう場合、近隣県以外からだと移動時間がかなり長くなってしまいます。
<弘前市までの車での移動時間(目安)>
東京:約8時間半
大阪:約14時間
名古屋:約12時間半
仙台:約4時間
札幌:(青函トンネルは車が通行できないため不可)
東北地方以外の方は、新幹線や飛行機でまず青森県入りしてからレンタカーを借りる方がおすすめ。
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【高速バス】
近隣県以外からだと移動時間が長くしんどいのでおすすめはしませんが、弘前までの高速バスに乗る手もあります。
東京からだと新宿・上野発の「パンダ号(約9時間)」、上野発の「スカイ号(約9時間半)」、横浜・品川・浜松町発の「ノクターン号(約9時間半)」。
仙台発は「キャッスル号(約4時間半)」。
なお、北海道-青森間の青函トンネルは車が通行できないため、札幌から高速バスで弘前まで向かうことはできません。
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「弘前さくらまつり」満開の桜のトンネルを歩く
青森空港からバスで弘前バスセンターに到着し、そこから20分弱ほど歩いて宿泊するドーミーイン弘前にチェックイン。
弘前公園(弘前城)へも徒歩圏内でさくらまつり観光にも便利なホテルです。
荷物を置いたら早速さくらまつり会場に繰り出します。
ちなみにこの日は4月23日で、2021年は開花がとても早かったためすでに満開から少し散り始めていたくらいの時期。
公園のお堀あたりに差し掛かると、そこには早くも多くの桜。
お堀を花びらが埋め尽くす、いわゆる「花筏(はないかだ)」をここで始めて見ました。すごいな。。。
追手門口から公園の中へ。両脇にはずらりと並ぶソメイヨシノ。
夕方になり少し陽は落ちてしまっていますが、それでも綺麗。
お堀の両側に桜、桜、桜。
どっちを向いても画になる風景ばかりなので、シャッターを切る手が止まらない。
ご時世のせいか平日だからか、人はそれほど多くなく歩きやすい。
成長した桜の枝が、お堀を覆うように伸びています。
明治15年に植えられた、日本最古といわれるソメイヨシノ。
よくお祭りで見かける出店と比べ、弘前さくらまつりの露店は骨組みや看板が立派。弘前の文化なのか、弘前さくらまつりならではの光景なのかはわかりませんが。
設けられた休憩所も桜に囲まれています。弘前公園にいる限り、桜を視界から消すことは不可能に近い。
ポートレート撮影も試してみたり。
春陽橋付近から西濠に沿って延びる、桜のトンネル。
道の両脇だけでなく頭上も桜が覆い尽くしており、まさにトンネルと呼ぶにふさわしい。
2021年は、ご時世もあり一方通行の規制がかけられていました。
2022年も公園内は左側通行、西濠周辺は時計回り一方通行となるようなのでもし行かれる場合には各自ご確認ください。
さくらまつり期間中は以下の感染防止対策を行います。皆さまのご理解とご協力をお願いします。
公園内は左側通行。
(6:30~20:00)
西濠周辺は時計回りの一方通行。
(7:00~20:00)
令和4年度弘前さくらまつり情報(2022/4/4現在) – 弘前さくらまつり
お堀の向こうに岩木山(津軽富士)と夕日を臨む景色。
ベンチで休む人も含めて画になる。
夜は、ライトアップされた桜並木が水面に映る絶景
だいぶ歩いたのでドーミーインでしばらく休み、ライトアップされた夜桜を見に出かけたのは19時すぎ。
日が落ちてライトに照らされ、桜たちがまた違った表情を見せてくれます。
夜空の黒背景に、桜の色がより映えている感。
ピンク色が素敵な本丸近くのシダレザクラ。
お堀の水面に映るソメイヨシノ。
TV番組等でもよく話題になっている「桜のハート」もばっちり見られました!
場所は二の丸付近で、人だかりができているので近くまで来ればすぐにわかるはず。
西濠沿いに並ぶ桜の木々は、夜になるとさらに圧巻。
水面にもずらりときれいに映っていて、思わず息を呑むような光景です。これを見られただけでもここに来て良かったと思える。
夜桜のトンネルを散歩。
ベンチで休憩しながらゆっくり愛でるもよし、可能な限り歩き回るもよし。
みんな思い思いに桜を楽しんでいます。
西濠の周りを一周して、春陽橋まで来ました。
橋の上は、この日の花見でも一番の人だかり。あそこがきっと絶景スポットだ!
春陽橋の上から、西濠沿いの桜を見渡す絶景。これは……すごい……!
感動して思わず言葉を失うほど。
まだ見たことのない方、マジで人生に一度は見に行ってみてほしい。
素晴らしい夜桜を楽しめて大満足でした。ありがとう。
桜の絨毯と、シダレザクラに囲まれた弘前城
翌日も、帰りの飛行機の時間ギリギリまで桜を見ていこうと昼の散策へ。
前日夕方に比べて光がより上から当たるので、桜の見え方も違う。
少しずつ散り始めている時期だったので、花筏も昨日よりさらに成長して桜の絨毯のよう。
桜の影がきれいに映るほどの花びらの密度。
写真で見直してもすごいですが、やっぱり現地で見たときの感動は言葉に表せません。
この日は、前日スルーした弘前城へと向かいます。
前日夜にライトアップされているのを見たシダレザクラ。
夜空の黒背景もいいですが、日中の青空とあわせても綺麗。
この日は土曜日でしたが、人でごった返すこともなく快適に散歩が楽しめました。
ただし私が行った2021年は人出が20万人、例年は200万人以上なので通常の年だともっと混んでいるはず。
日本一太いソメイヨシノ。幹周は537cm、樹高は10メートルあるとのこと。
その後ろにあるもう1本の桜もまさに今満開で凄かった。
弘前城へとやって来ました。
通常、城は石垣の上に立っているものですが、この弘前城は石垣の修理工事中で一時的に仮天守台に移動している状態らしい。
石垣修理工事は2015年秋〜2023年まで行われるとのこと。
弘前城は中に入ることも可能。
中は城の模型や写真などが飾ってあったり、多少のお土産が販売されている程度なので入場必須というほどではないかも。
ただ、城の窓の格子の隙間から見る岩木山と桜の風景は素晴らしかったです。
よく見ると、城の周りはソメイヨシノではなくシダレザクラばかり。
空の青と桜のピンクに囲まれた城、映えますね。
余談ですが、↑の元の写真は通行人や警備員が写っていたのをPixel 6 Proの「消しゴムマジック」で消したもの。
多少人の影が残っているくらいで違和感ないですよね。すごい。
撮影したそのままの写真はこっち↓
参考記事:投稿の編集 “Pixel 6「消しゴムマジック」の使い方。写り込んだ人やモノをタップするだけでサクッと削除できる、便利で楽しい新機能” ‹ ushigyunet — WordPress
弘前さくらまつり、全力で堪能させていただきました。最高の桜体験だった。
弘前さくらまつりに行ってきた感想
大阪でUSJに行ってからすぐ青森に飛ぶという結構ハードな旅だったんですが、多少無理してでも来て本当によかったと心から思える絶景でした。
日本中に桜の名所は数あれど、この感動を上回るのは難しいんじゃないかなあ。
開花のタイミングさえ合えば、間違いなく素晴らしい桜を楽しめる「弘前さくらまつり」。
誇張なしで『死ぬまでに一度は見たい絶景』なので、ぜひ行ってみてください!