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私も含め、多くのユーザーが写真・動画の保存に利用しているGoogleフォト。
2021年5月末までで無料・無制限サービスが終了し、アップロードしたサイズに応じてGoogle Oneのストレージ容量を消費する形になっています。
Googleフォトにアップロードした写真や動画が消えてしまうような事態は、基本的には考えにくい。
そう思ってここ最近ローカル保存などのバックアップは取らずにきたんですが、万が一Googleフォトに何か起こったときには家族や友人との思い出がすべて消えてなくなってしまう。
可能性は限りなく低いとはいえ、起きてしまったときのダメージが計り知れない。。。
なので、一旦すべてダウンロードしてバックアップを取っておくことにしました。
この記事では、Googleフォトに保存されている写真・動画を一括ダウンロード(エクスポート)する方法をくわしく紹介します!
Googleフォトの写真・動画を一括ダウンロードする方法
スマートフォンだと容量などの関係でバックアップの用途には適さないので、ここではWindowsやMacといったパソコンにダウンロードする方法を紹介。
Googleフォトのエクスポート設定
Googleフォトに保存してある写真・動画をすべてダウンロードするには、まずGoogleデータ エクスポートのページにアクセスします。
Googleフォト右上の設定から「データのアーカイブをバックアップする」と進んでもOK。
Googleフォトから一括ダウンロードする際のファイルの保存形式は以下の通り。
- 写真:元の形式、PNG、JPG、WEBP
- 動画:元の形式、MP4
- アルバムのメタデータ:JSON
- 写真のメタデータ:JSON
写真と動画はわかりますが、アルバムや写真のメタデータがJSON形式で出力されるのがちょっと特殊。私も含めて多くの人にはなじみのないファイルが別途出力されます(後述)。
Googleデータエクスポートでは、いったん「選択をすべて解除」しましょう。
解除しておかないと、フォトだけでなくGoogleアカウントに保存されているあらゆるコンテンツをすべてダウンロードすることになってしまいます。
その上で、改めてGoogleフォトにチェックマークをつけます。
すべてのデータを一括ダウンロードするほか、アルバム単位、年単位でのダウンロードも可。
全データをバックアップしたい場合は、すべてチェックが入った状態でいじる必要はなし。
次に、ファイル形式、エクスポート回数、エクスポート先を選択します。
【エクスポート先】は、もし使用したいクラウドサービスがあるならそれを選びましょう。
特になければ「ダウンロードリンクをメールで送信」で。
【頻度】は、「1回エクスポート」だと今回限りのエクスポート。「1年間2か月ごとにエクスポート」だと2か月ごとの定期的にエクスポートになります。
今回は特に定期的ではなく一括エクスポートをしたいだけなので、「1回エクスポート」を選択。
【ファイル形式】は.zipと.tgzが選べますが、特別な理由がなければ.zipでOK。
【ファイルサイズ】は1・2・4・10・50GBから選択可能。たとえば全部で100GB分の写真・動画が保存されている場合、50GBだと2分割、1GBだと100分割になります。
ファイルサイズが小さい方が1つ1つのファイルのダウンロードが速いし取り扱いもラクですが、全体のサイズが大きいと分割数も多くなってしまう。
逆に大きいと分割数(ファイル数)は少なくて済むがダウンロードに時間がかかる。
それぞれ一長一短なので、保存容量や好みに応じて選ぶといいでしょう。
ファイルの作成とダウンロード
エクスポートを開始すると、ファイルの作成に少し時間がかかります。
完了したらメールで通知が届くのでしばらく待ちましょう。
私の場合、約450GBで約2時間ほどかかりました。
エクスポート先に「ダウンロードリンクをメールで送信」を選択しておくと、ファイルの作成が完了したら以下のようなメールが届きます。
私は当初ファイルサイズを2GBに設定していたんですが、合計約422GBもの写真・動画があったため全部で211件ものダウンロードが必要に。
さすがに200回以上もダウンロードするのは面倒すぎたので、改めてファイルサイズを50GBに設定してファイル作成し、ダウンロードすることにしました。
1つ50GBのファイルをダウンロードするのはそれなりに時間がかかりますが、何十回・何百回もダウンロードするよりはマシでしょう。
分割ファイルは時系列ではなく、やや扱いづらい
実際に、私のGoogleフォトに保存されていた写真・動画データ(約50GB×9)をすべてダウンロードし、中身をチェックしてみました。
その結果、わかったことは以下の通り。
分割ファイルの中身は時系列に並んでいない
Googleフォトのデータを分割ダウンロードした場合、その中身は時系列に並んでいませんでした。
たとえば全部で100GBのデータを50GBずつ2分割した場合、以下のようになります。
【理想】ファイル①には2010〜2016年、ファイル②には2017〜2023年の写真・動画がある
【現実】ファイル①にもファイル②にも2010〜2023年の写真・動画が入っている
分割されたファイルを全部ダウンロードして重ね合わせないと、いずれの年も完全なデータにはなりません。
※実際にはランダム?でありどのファイルにどのデータが含まれるかは予想不可
たとえば新しい/古い写真だけバックアップを取りたい場合には、アルバム単位、もしくは年単位でチェックを入れてダウンロードする必要があります。
撮影日時などのテキストを含むJSONファイルも一緒にDLされる(ほぼ不要)
今回紹介したGoogleフォト一括ダウンロードの方法を使うと、写真の撮影日時や場所といったいわゆるEXIF情報の一部が記載されたJSONファイルが一緒にダウンロードされます。
↓JSONファイルの中身。撮影日時や位置情報などが記載されている
ダウンロードした写真自体にもEXIF情報はちゃんと残っているので、なぜこのJSONファイルが必要なのかよくわかりませんが。。。
見たところダウンロード対象からJSONファイルを除く設定はないようなので許容するしかありませんが、ほとんどの人にとっては不要のはず。
特に必要な心当たりがなければ、削除してしまって構わないでしょう。
一部の写真・動画を選んでダウンロードも可能
Googleフォトからは、一括だけでなくファイル単位・日付単位でのダウンロードも可能。その手順も念のため紹介しておきます。
特定の写真・動画をダウンロードしたい場合は、その写真の左上にある円形の部分をクリック。
するとチェックマークがつき、選択された状態になります。
特定の日付の写真・動画を一気にダウンロードしたい場合は、日付の横にあるチェックボックスをクリックして選択。
ダウンロードしたい写真・動画にチェックを入れたら、右上の「︙(縦3点リーダ)」をクリック。
「ダウンロード」を押せば、選択した写真や動画がパソコンにダウンロードされます。
Googleフォトの写真・動画を一括エクスポートする方法 まとめ
料金プランの改定くらいはあったとしても、突然Googleフォトに保存してある写真が全部なくなるなんてことはいくらなんでも考えにくい。
フルバックアップを取るなんてさすがに心配しすぎでは……?との意見もあるかもしれません。
ですが可能性はゼロではないし、Googleにトラブルがなくても私が何らかの手違いで削除してしまうこともあり得なくはない。
何より”やってしまった”ときのダメージが大きすぎる。
Googleフォトの写真・動画もエクスポートしてバックアップを取っておくと、安心感が高まりますよ。
ちなみに、私が今回Googleフォトのバックアップに使ったのはSeagateの4TB 外付ハードディスク。
MacのTime Machineバックアップと兼用なので、4TBと余裕のある容量のモデルにしています。