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福岡を代表するラーメン店として名前が挙がる店の1つ「博多だるま」。
個人的には以前博多駅で食べたものがあまり気に入らずしばらく控えていたのですが、改めて本店で食べて確認すべきだろうと思い直し、渡辺通りを入ったところにある総本店に突撃してきました。
博多だるまの前身である「だるまラーメン」は、現オーナー・河原秀登さんの両親が東区箱崎でかつて運営していたラーメン店。
河原秀登さんは、こちらも有名店の「秀ちゃんラーメン」の創業者でもあります。なんというラーメン一族。

2000年に一旦閉店した後、息子である秀登氏が受け継いで今の場所で復活させ、現在に至ります。
実は私も学生時代に箱崎に住んでいたので、友人たちとよく「だるまラーメン」に通ってたんですよね。
だから本来は懐かしい味のはずなのですが、その頃とはだいぶ味が違う気がする。するけどさすがに記憶が曖昧。。。
なので、過去は関係なく現在の味で判断するべく今回の訪問と相成りました。
博多だるま総本店へのアクセス、交通手段
博多だるま総本店は、福岡市一の繁華街・天神の南のはずれにあります。
地下鉄空港線天神駅からだと徒歩16分とかなりの距離で、七隈線天神南駅からだと徒歩8分ほどかかり若干遠い。
散歩を楽しみたいのでもなければ、西鉄バスかタクシーで向かうのがおすすめです。
例えば博多駅からなら、路線や時間帯にもよりますがだいたい所要時間15分程度で、そのうち徒歩が4分ほど。
レンタルの自転車サービスで向かう手段もあります。福岡だと2022年現在では「ChariChari」というサービスほぼ一択。

天神から南に行ったところにある、博多だるま総本店へ
「博多だるま」の本店があるのは、天神からやや南。天神南駅からだと徒歩10分ほどのところ。
有名店の本店らしからぬ、素朴な建物と増設っぷりが特徴的ですね。
食券制で、ラーメンは700円となかなか強気の価格設定。麺の硬さはバリカタ、カタ、普通、ヤワから選べます。
余談ですが、福岡民は大抵「カタ」を注文します。たまに「普通」がいるくらい。「バリカタ」を頼むのはほとんど観光客。
店内はコンクリート打ちっ放しの少ししゃれた感じ。
卓上には白しょうが、ごま、胡椒、餃子のたれにラー油。辛子高菜はありません。
【2018年4月】ちょっと脂が強め?でもおいしいラーメン
ほどなくしてラーメンが到着。見た目はスタンダードな博多ラーメンですね。
具もチャーシュー2枚、ネギのみとオーソドックス。
スープを一口…おお!?以前食べたときのイメージよりずっとおいしい。(失礼)
以前博多駅で食べた時は味がスカスカな印象だったんですが、ほどよく豚骨感があって、パンチも強くはないがそれなりに来る。
一押しとまではいかないけど、記憶にあるよりだいぶ美味かった。本店だからかな。 (@ 博多だるま in 福岡市, 福岡県) https://t.co/7PAQodPLqD pic.twitter.com/tURMxMaOYC
— Shotaro Ushijima (@ushigyu) 2018年3月30日
麺は、記憶にある限りだとShin-Shinくらいでしか見ない極細麺。カタで頼んでササッと食べるのがおすすめ。
ちょっとピントズレてますがチャーシュー。博多ラーメンらしく薄めのものが2枚とボリュームはないですが、しっかり味は染みてます。
それなりにおいしいんですが、個人的には味の強さの割にちょっと脂が多すぎるんじゃないかという気がします。
こってり度は5段階中5なのに、味のパンチ力は5段階中3くらいなので、アンバランスな感じ。濃厚こってりでいくならもっとガツンとくる味にしてほしいし、受け入れられやすくバランスよい味にしたいなら脂は減らしてほしい。食べた後、食べている時の印象の数倍お腹にズシッときました。
【2022年4月】創業時の味を再現。こってり豚骨臭い強烈ラーメンに変貌!
たまたま見かけたYouTube動画などで見る「博多だるま総本店」のラーメンが、どう考えても以前食べたのと違う気がする……!
何が起こっているのか確かめるため、お久しぶりの2022年4月に再訪。
白かったはずの看板がオレンジになっており、すでに外観から変わっています。
4年前の前回に比べると、ラーメンは20円だけ値上げ。チャーハンやちょっとしたおつまみなどメニューも増えている様子。
店内には、創業から2000年頃まで福岡市東区箱崎で営業していたころの看板が。
実は私、閉店直前の1999年から箱崎にある九州大学に通っていたので、だるまラーメンを当時飲み終わりによく食べてたんですよね。めちゃめちゃ懐かしい。
20年前のビジュアルはさすがにあまり覚えていませんが、4年前とは明らかに違う色のラーメン写真。
いったいどんなラーメンがやってくるのか……?
やって来たラーメンは、4年前とは似ても似つかないものでした。なんだこの茶色い泡は……!
泡系といえば一幸舎や一双が有名ですが、それともまた違う野性味のあふれる色。
同行した妻が注文した月見ラーメン。こちらも当然ベースは同じなので、ワイルドな見た目。
私のラーメン、脂(ラード?)の層が厚すぎて箸を入れてもしばらく透けて見えるくらいなんですが。
レンゲにすくってみると、見た感じ7割くらい脂なんですが。これがデフォルトなのか……?
しかし頑張って底から混ぜてすくって飲んでみると、ワイルドで豚骨臭いながらも旨味が強く、とてもおいしい!
豚骨臭さを抑えて食べやすい優等生的なラーメンが増えている中、あえてこれだけの野性味にチェンジした「博多だるま総本店」あなどれんぜ……!
あまりに前回と違いすぎるので調べてみたところ、2021年12月の58周年を機に創業時の味にリニューアルしたらしい。
味を創業当時に変えたのは総本店のみで、他の支店はこれまで通りの「博多だるま」の味とのこと。
麺は極細で、スープの味をしっかりとまとって口の中まで届けます。
チャーハンと餃子もしっかりうまい。ガッツリ食べたい人の胃を期待通りにおいしく満たしてくれるはず。
それにしても私のラーメンの脂の量はさすがにやりすぎな気がしたんですが、妻のラーメンは(脂の層はあるものの)私のスープほどではない。
こってりを注文したわけでもないので、まだリニューアルしたばかりで質にバラツキがあるのかもしれません。改善に期待。
これまでの「博多だるま総本店」のイメージとは全く違う、ワイルドで豚骨臭い強烈パンチのラーメンになっていました。
箱崎だるまも私はよく食べていたんですが、味の再現性がどの程度かはさすがに覚えていない。。。なにぶん20年以上前なので。
(脂の層はできていた気がするんですが、ここまでのパンチ力ではなかったような…)
“そういうラーメン”が好きな人はきっと気に入るはず。とてもおいしいんですが胃もたれに注意。
あとがき
ラーメンの好みは千差万別なので、どの店でもそうですが気に入る人もいれば合わない人もいる。福岡でも有数の有名店であることは間違いないので、来てみて判断するのも良いかと思います!
店名 | 博多だるま |
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電話番号 | 092-761-1958 |
住所 | 福岡県福岡市中央区渡辺通1-8-25 |
営業時間 | 12:00~14:00、19:00~23:00 |
定休日 | 火曜、1/1、1/2 |
Web | 公式ページ:博多だるま/秀ちゃんラーメンのD&H Inc.・D&K Inc. Retty:博多だるま(薬院/ラーメン) – Retty |


