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本を電子データ化(自炊)する6つのメリット

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電子書籍の普及により出版界はどうなる!?という話題をたまに聞きます。

確かに、電子書籍が売れることにより紙の本の売上が落ちるであろうことを考えると、出版界にとってはどう対応すべきか難しい問題でしょう。

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しかし私達消費者にとっては、「紙の本か?それとも電子書籍が取って代わるのか?」という二者択一の問題ではなく、「電子書籍」という新しい選択肢が増え、読書の幅が広がることにつながると考えています。

ただ、中には「俺は紙の本がいいんだ!あの紙をめくる手触りが好きなんだ!」という方もいらっしゃるでしょう。それはそれで否定はしません。


でも、紙か電子媒体か、ということ以上に、電子化にはさまざまなメリットがあります。

この記事では、僕が1,000冊以上の本を裁断→スキャンしデータ化してきた中で感じた、あるいは見聞きしたメリットを挙げてみたいと思います!

① 電子書籍は、スペースをとらない

これが、私を「紙の本をスキャンしてデータ化」へと駆り立てた一番の理由です。

読んだそばから売っていくようなサバサバしたタイプなら良いのですが、僕はどんな本でも「一応取っておきたい」タイプ。

そんな僕が毎月毎月本を買っていると、スペースがどんどん無くなっていきます。。。


片付けようと思っても、物理的にスペースが足りず一向に片付かない。

何とか本を売ったり捨てたりせずに、スペースを空ける方法はないか…と考え、情報収集をし、辿り着いたのが「本の電子化(自炊)」。

それから、マンガやビジネス書、雑誌などあらゆる本を1,000冊以上スキャンしました。

おかげで、iMacを置くスペースができました!

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ここで、一体どれくらいのスペースが空いたか考えてみましょう。

1冊のサイズを12×20×2cm程度とすると、1冊あたり480cm3(立方センチメートル)。

掛けることの500冊なので、480×500=約250000cm3となります。

これはどれくらいの量なのか??というと。。。

    • 1リットル(=1000cm3)入り牛乳パック 250本分
    • ドラム缶 1.25本分(ドラム缶はだいたい200リットル)
    • ushigyu 約5人分(人間1kgあたり約1000cm3)

…改めて考えると、すごい量ですね。自分がもう5人いたらと思うと、邪魔でしょうがない。


500冊というのは極端な例ですが、本が原因で家が片付かない方にはオススメですよ。

あまり読まないその本のスペースにも、家賃を払っているのですから…!


② 電子書籍は、持ち運びがラク

データである電子書籍は、当たり前ですがそれ自体には重さがありません

ですから、HDD容量さえあれば、どこにでも簡単に持ち運びができます。


私が使っている例で言うと。。。

ONE PIECEを全巻スキャンして、持ち歩いたり。

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Dropboxに入れておいて、出先からダウンロードして読んだり。

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電子データにしておくと、本当に使い道が広いです。


私の場合、たとえば帰省するときに読むかもしれない本を大量に持って帰ったりしていたのでだいぶしんどかった。

これからはiPad一台あれば何十冊でも持ち運べます。便利な世の中ですよねえ。


③ 電子書籍は、検索して目的の本をすぐ読める!

「その話、あの本のどこかに書いてあった気がするんやけどなー…」なんて思った経験はありませんか?

そんなとき、紙の本であれば、ページをめくりながら記憶を辿るしかないのが現実です。


一方、電子書籍であれば「OCR機能」を使って、検索可能なテキストに変換することができます。

Macであれば、Spotlightで一発検索!

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もちろん、家庭用のスキャナーの多くにもOCR機能がついており、検索可能なPDFとして書き出すことができます。

ブログに書籍の本文を引用したいような場合にも、スキャンしたPDFからコピペでOK!


④ 電子書籍は、高齢者にも優しい!

1ヶ月くらい前の「ガイアの夜明け」で紹介されていた、99歳のおばあちゃん。

高齢により視力が低下し、読書から遠ざかっていたそうです。


そんなおばあちゃんに再び読書の喜びをもたらしたのが、iPadで読む電子書籍でした。

ワンタッチでページがめくれ、拡大も自由自在にできる電子書籍は、高齢者や目の悪い方、手が不自由な方であっても簡単に読むことができます。


逆に、次の1冊を読むためのハードルが低い(3タッチくらいで済んでしまう)ので、

マンガにハマってしまった場合抜け出しにくいというリスクもあります(笑)


⑤ 電子書籍は、劣化しない

電子書籍は、当たり前のことながらデータなので、劣化することがありません

僕がスキャンした本の中にも、日に焼けて黄ばんでいたり、ホコリがたまっていたり、折れ曲がっていたりするものがありました。

でも一度電子データになってしまえば、もうそれ以上汚れたり、色あせたりすることもありません。

読むときに手が汚れたり、ということももちろんありません。


実はそれに加え、日焼けして黄色くなった本であっても、スキャナーの設定を「グレー」にしてスキャンすれば、

日焼けしていない本とほとんど同様の色味で取り込めたりもします。便利。


⑥ 電子書籍は、好きなように整理できる!

本をたくさん持っている方、どうやって整理していますか?

マンガゾーン、ビジネス書ゾーン、英語の本ゾーン…と場所や本棚によって分けたり?

でも量が多くなってくると、だんだん違うゾーン同士が混ざってきたり、整理がおっくうになってきたりしますよね。。。


これも、電子書籍なら簡単に整理できちゃいます。

例えば、以下の画像のようにフォルダで分けてみたり。

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フリーソフトなどを活用すれば、お気に入り度で分けたり、タグ付けしてみたり…まだまだ整理の幅は広がりそうですね。


ここは僕もあまり突き詰められていない部分なので、「こんな整理法あるよ!」という方いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!


数多くのメリットがある「本の電子データ化(自炊)」

ここまで、「本の電子データ化」のメリットについて思いつくまま書いてきました。

本をスキャンして、整理して、持ち運ぶ…僕もそのメリットを大いに享受していますし、この記事を読んでいる方々にもぜひトライしてみてほしいと思っています。


私が2024年現在でおすすめする裁断機とスキャナーは以下のとおり。

裁断機どちらか1つとスキャナーを手に入れれば、すぐに自炊がはじめられます。

私のおすすめ自炊用裁断機①

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私のおすすめ自炊用スキャナー

自炊に関してよくある質問とその回答をまとめた記事はこちら。

本の「自炊」に関する質問に、1,000冊以上の本を自分で裁断・スキャンしPDF化した私が回答します


「なんとなく踏み切れない…」「何かいろいろ大変そう…」と考えている方も、もしかしたらたくさんいるかもしれません。

以下のシリーズ記事を一通り読んでもらえれば、そうった疑問や不安もきっと解消されるはず。

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【自炊(本の電子化)完全マニュアル】 全2+6+1回シリーズ

☆ 序章「本を電子化する6つのメリット」 ←当記事

序章「本の電子化に向けての3つのハードル」

第1回「裁断機をえらぼう!」

第2回「スキャナーをえらぼう!」

第3回「本を裁断しよう!」

第4回「本に合わせてScanSnapを設定し、スキャンしよう!」

第5回「電子化した本をiPadやiPhone、MacやWin機で読もう!」

第6回「裁断機・ScanSnapを手入れしよう!」

番外編「裁断した本を処分しよう!」

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6 COMMENTS

Lioven

待ってました!まず、勝手な先入観で電子化のノウハウから入るものだと思っていたので、細かく電子化について考察されていて興味深かったです!自分はまだScansnapを持っていないのですが、本は大量に場所をとっているのでそろそろ買いたいです。次回も楽しみにしています。

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ushigyu

Liovenさんコメント1発目ありがとうございます!嬉しいです。僕もノウハウから入ろうかと思っていたのですが、コンサルのはしくれとして「そもそもなぜ必要なのか?」から考えてみようと思った次第です(笑)今後ともよろしくです!

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