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私たちが毎月払っている、国民年金。
会社員であれば厚生年金というかたちで毎月差し引かれていますが、個人事業主(フリーランス)は毎月国民年金を払っているはず。
この国民年金ですが、6ヶ月・1年・2年分を先払い(前納)するだけでかなりの割引を受けられます。最大で1万円以上。
一気に大金が出て行くのはさすがに気が引けますが、たとえば『年利4%の貯金に相当する』と言われればやらない手はありませんよね。
手持ちのキャッシュに合わせて選ぶと良さそう。
国民年金を払っている方であれば、利用しておきたい制度のひとつです!
国民年金の支払い方法別の金額・割引率の比較。前納でどれだけ安くなる?
まずは、国民年金は支払い方法によってその金額はいくらになるのか、確認してみましょう。
以下は2014年の納付額と割引額の一覧表です。
翌月末振替 | 当月末振替 | 6ヶ月前納 | 1年前納 | 2年前納 | |
---|---|---|---|---|---|
1回あたりの納付額 | 15,250円 | 15,200円 | 90,460円 | 179,160円 | 355,280円 |
年あたり支払い | 183,000円 | 182,400円 | 180,920円 | 179,160円 | 177,640円 |
年あたり割引額 | 0円 | 600円 | 2,080円 | 3,840円 | 7,400円 |
割引率 | 0% | 0.33% | 1.15% | 2.14% | 4.17% |
(平成26年度、参考→年金について – 国民年金前納割引制度(口座振替 前納)について | 日本年金機構)
多くの金額を前納すればするほど、割引率も高くなっているのがわかるはず。
まとめて払うことになるので支払い金額は当然高額になりますが、預金金利に置き換えて考えるとわかりやすい。
超低金利の日本では利率の高い定期預金といってもせいぜい0.3%程度ですから、前納を選ぶだけでそれよりはるかに高い利息がもらえるのと同等の利益があります。
年金前納の方法は「口座振替」「現金納付」「カード払い」の3種。ポイントを考えるとカードがお得
支払いの方法としては「口座振替」「現金納付」「カード払い」の3種類あります。
そのうち割引額が最も大きいのは「口座振替」で、「現金納付」「カード払い」はそれより若干少ない割引率。
ですが、ポイントやマイルがつくことを考えれば現金はもちろん口座振替よりもカードで払うほうがよりお得です。
なお、2年前納を選んだ場合はその年に全額控除とすることが可能。
なので、高い所得が見込まれる年に2年前納&全額控除とすれば節税効果も見込めます。
当然、その次の年にさらに所得が上がった場合には逆に損となっていまう可能性もありますので、慎重に。
なお、2年前納であっても1年分ずつ控除することも可能のようです。
実際に年金事務所で手続きしてきた
実際に年金の前払いをすべく、やってきました年金事務所。
(最寄りの年金事務所を探すのはこちらのページで)
受付があるので、前納をしにきた旨告げれば適切な番号札を渡してくれます。
カード払いの際に書く用紙。「クレジットカードに◯をつけてください」とあるのですが、VISAやMasterといったカードのブランドとセゾンやOricoといった発行元がごっちゃになっていてどれに◯をつけるか迷いました…。
私が持っていったのはMasterブランドのOrico Card THE POINTだったのですが、
担当者の方に聞いたところ「Master」と「Orico」の両方に◯をつけておいてくれとのこと。ええんかいな。
ちなみに、住んでいる地域でなくとも、全国各地どこの年金事務所に行ってもOKなようです。
ただ平日しか開いていないので、土日休みの方は家族に行ってもらうなり、休み時間に行くなり、郵送で手続きするなり工夫が必要そうではありますね。
あとがき
国民年金の2年前納をしておけば、2年間で約15,00円程度の割引になるので非常にお得。
支払う余力があるのであれば、積極的に活用するのをおすすめします!