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フィリップス『全部入り』万能モバイルバッテリーをレビュー。コンセントにMagSafe、ケーブル2種にスマホスタンドつき

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これまで数多くのモバイルバッテリーを使ってレビューしてきましたが、これほど多機能・万能な製品は見たことがない。。。

本記事で紹介するPhilips(フィリップス)のモバイルバッテリー・DLP4347Cを使って感じた率直な感想です。

フィリップスの全部入りモバイルバッテリー


フィリップスの万能モバイルバッテリーで使える機能
  • 10,000mAhの大容量(iPhone 15を約2回フル充電可)
  • MagSafe対応のワイヤレス充電
  • USB-CとLightningを1本ずつ、合計2本の充電ケーブルを内蔵
  • USB-C、USB-Aポートを1つずつ搭載
  • MagSafe、ケーブル×2、ポート×2で最大5台に同時充電
  • 折りたたみ式コンセントプラグでバッテリーへ充電でき、USB充電器としても使える
  • スマホスタンドにもなる
  • デジタル数字でバッテリー残量表示

このフィリップスのモバイルバッテリー1つでほとんど何でもできる、まさに”万能”と呼ぶにふさわしい製品です!

フィリップスの超・多機能なモバイルバッテリーDLP4347C

今回紹介する多機能モバイルバッテリーは、シェーバーや電動歯ブラシでよく知られているフィリップス(PHILIPS)の製品。

フィリップスの多機能モバイルバッテリー パッケージ

カラーは今回購入したグリーンのほかホワイト、ブラック、ピンクの全4色あります。

DLP4347CW
DLP4347CB
DLP4347CP


パッケージにある「10-in-1」の内訳は、Amazon商品ページによると以下の通り。

  • 10,000mAhの大容量
  • 折りたたみ式のACコンセントプラグ
  • 内蔵された2本の充電ケーブル
  • MagSafe対応
  • ワイヤレス充電
  • PD/QC急速充電
  • LCDディスプレイ
  • 快適なデザイン(?)
  • ユニバーサル対応
  • 携帯に便利(ストラップのこと?)

これを”10-in-1”と表現するのはなんだか違う気もしますが、ともかく多機能であることは間違いない。


パッケージ内にはモバイルバッテリー本体のほか、海外のコンセントに対応したアダプタ3種、説明書、ショップカードが入っています。

パッケージ内にはモバイルバッテリー本体のほか、海外のコンセントに対応したアダプタ3種、説明書、ショップカード

先行して発売された台湾では「FunCube」という商品名がついているようですが、日本では特に商品名は決まっていない様子。


パッと見だとかなりゴツめ。サイズは8.6×8.6×3.5cm。
容量10,000mAhに加えてケーブルやMagSafeなど機能もてんこ盛りなので、ある程度は仕方ないですね。

なかなかゴツめのフィリップスバッテリー

重量は実測値で272g。見た目で想像するよりは軽い印象。

重量は実測値で272g

他社の代表的なコンセントつきモバイルバッテリー「Anker PowerCore Fusion 10000」は289g、「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」が266g。

Anker PowerCore Fusion 10000は289.0g
SMARTCOBY Pro PLUGは266.0g

このフィリップスのモバイルバッテリーはさらにケーブル×2にMagSafeまでついて272gなので、かなり頑張ってるんじゃないでしょうか。


フィリップス万能モバイルバッテリーDLP4347Cの機能を紹介

Philips(フィリップス)のモバイルバッテリー・DLP4347CGがもつおもな機能をまとめて紹介します。

折りたたみ式のコンセントプラグでサクッと充電。USB充電器にもなる

折りたたみ式のコンセントプラグを内蔵しているので、旅行・出張先のホテルや電源カフェなどでいつでも充電可能。

バッテリーと接続したデバイスの両方を同時に充電できるパススルーにも対応。

折りたたみ式のコンセントプラグ内蔵

家や宿泊先ではUSB充電器として、外出時にはモバイルバッテリーとして2通りの使い方ができます。

家や宿泊先ではUSB充電器として使える

ストラップつきで落下防止&引っ掛けて持ち歩ける

シリコンゴム製と思われるストラップがついているので落下しにくい。
カラビナ等でどこかに引っ掛けて持ち歩くこともできる。

ストラップがついているので落下しにくい

バッテリー残量が数字でわかりやすい

ボタンを押すと、LCDディスプレイでデジタル数字によるバッテリー残量表示。

ボタンを押すと、LCDディスプレイでデジタル数字によるバッテリー残量表示

よく「◯段階のランプで残量表示」するモバイルバッテリーがありますが、数字のパーセンテージで残量を知ることができるとよりわかりやすくていいですね。

USB-CとLightning、2本のケーブルを内蔵

USB-CケーブルとLightningケーブルの2本を内蔵し、差し込んでいつでも充電可。

iPhone 14以前を使っているユーザーには特に嬉しい。

USB-CケーブルとLightningケーブルの2本を内蔵

我が家は私がPixel(Android)、妻がiPhone 13 Proを使っているので、同時に充電する用途にはまさにうってつけ。素晴らしい。

AndroidとiPhoneを同時に充電できる

スマホスタンドとしても使える

フックをスライドさせるだけで使えるスマートフォンスタンドも付属。

スライドさせるだけで使えるスマートフォンスタンドも付属

縦でも横でも立てかけて、置いておくなり動画を見るなり自由に使える。

縦でも横でも立てかけて、置いておくなり動画を見るなり自由に使える

MagSafeワイヤレス充電に対応

iPhone 12以降に搭載されているMagSafeにも対応。

iPhone 12以降に搭載されているMagSafeにも対応

マグネットでiPhoneをくっつけてワイヤレス充電できます。

マグネットでiPhoneをくっつけてワイヤレス充電

磁力もしっかりあるので、ズレて充電できていなかった……などという事態も起こりにくい。

磁力もしっかりあるので、ズレて充電できていなかった……などという事態も起こりにくい

USB-AとUSB-Cポートもあわせて、最大5台同時充電可

バッテリー残量表示のある面には、USB-AポートとUSB-Cポートがひとつずつ。

ケーブルを使えばそれぞれ別デバイスへの充電ができるほか、USB-Cポートは入力(フィリップスバッテリーへの充電)にも対応。

バッテリー残量表示のある面には、USB-AポートとUSB-Cポートがひとつずつ

内蔵ケーブル2本、MagSafe、そしてこの2ポートをフルに使えば最大5台のデバイスに同時充電できます。

最大5台のデバイスに同時充電

5台もの数を同時充電できるモバイルバッテリーなんて、今まで見たことがない。。。


フィリップスバッテリーの弱点:充電速度はそれほど速くない

ここまでフィリップスの万能バッテリーの多彩な機能ばかりを紹介してきましたが、実は弱点もあります。

それは、最大出力22.5Wと充電速度がそれほど速くないこと。


それぞれのポート・ケーブルの最大出力は以下の通り。速く充電したい場合は、内蔵ケーブルよりもポートに別途ケーブルを差し込んで充電した方が速いです。
※合計最大出力に関する記述はなし

  • 内蔵USB-Cケーブル:15W
  • 内蔵Lightningケーブル:12W
  • USB-Cポート:20W
  • USB-Aポート:22.5W
  • MagSafe:5W/7.5W/10W/15W

遅いというほどではないものの、速いとは言えません。

出力的に、ノートパソコンの充電に利用するのはさすがに厳しい水準。


最近では最大出力30Wのモバイルバッテリーも多数販売されているので、可能な限り急速に充電できる製品をさがしているなら他のものを選んだ方がいいでしょう。

たとえば、以前レビューしたAnkerのAnker Power Bank(10000mAh, Fusion, Built-In USB-Cケーブル)は最大出力30W、USB-Cケーブルにコンセントも内蔵しています。
※MagSafeなど他の機能はなし

Anker Power Bank(10000mAh, Fusion, Built-In USB-Cケーブル) 「Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-Cケーブル)」コンセントとケーブルつきの万能モバイルバッテリー

フィリップス万能モバイルバッテリーのレビュー まとめ

充電速度は抑えめなものの、超がつくほど多機能で使い勝手のよいモバイルバッテリー「Philips(フィリップス)DLP4347C」。

これまで「コンセントつき」「ケーブルつき」のモバイルバッテリーは数多くあったものの、MagSafeや内蔵ケーブル2本にコンセントまでついた製品は今までなかった(私の知る限り)。


これ1つ持っていけば、自宅から旅先までスマートフォンやタブレット、カメラなどの充電に困ることはまずないでしょう。

これから旅や出張の必須アイテムとして活躍してくれそうです。


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