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ScanSnap iX1500の使い方と設定方法。自炊用にも優秀な超定番スキャナー【レビュー】

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液晶のScanボタンをタッチすればスキャン開始

2018年に発売された、ScanSnap iX1500

ScanSnap S1500、iX500から続く、家庭用の定番スキャナーについに新しい世代が登場しました。

iX500の発売が2012年だったので、実に前作から6年の時が経っての新製品発売。

※2022年現在の最新機種はiX1500からマイナーバージョンアップされたScanSnap iX1600


iX500も消耗品交換しつつまだまだ使えているし、多少の改善要望はあれど家庭用スキャナーとして非常に完成度の高い製品。

進化と言ってもスキャン速度の向上とかかな……?くらいに思っていたんですが、ScanSnap iX1500は想像以上の劇的進化を遂げていました。


新たに本体に液晶画面を備え、保存した読み取り設定を選んですぐにスキャン可能。これまでのようにパソコンやスマホで設定変更する必要がなくなりました。これだけでもかなり嬉しい。

ScanSnap Managerなどこれまでの管理ソフトが1つに統合され生まれ変わったScanSnap Homeの進化も凄い。
読み取った文書の内容を読み取って自動でファイル名生成してくれるほか、文書/名刺/レシート/写真の4種類に自動で仕分け。
名刺に記載の会社名やら住所なんかも自動で取得してくれて驚くほかない。


他にも読み取り速度アップ、スキャン時の縦線軽減(地味に嬉しい)、異なる大きさの文書を一気に読み取れるガイドの付属など、1記事では書ききれないほどの改善が施されています。

しかもその改善のどれもが「そうそう、その機能がほしかった!」という内容なんですよね。

ScanSnapプレミアムアンバサダーだから言ってるわけじゃなく、本当にセンス良いなと思う。


今回そのScanSnap iX1500のモニター品をいただきましたので、まずは簡単にレビューしていきます!

明るい白色に一新、液晶画面を備えたScanSnap iX1500

シンプルなプリントが施されたScanSnap iX1500の外箱。個人的にはカラープリントされたものよりこういうシンプルな方が好み。

ScanSnap iX1500の外箱

ブラックでシックな装いだったiX500から、iX1500では明るいホワイトになりました。
説明書が付属していないのも特徴的ですね。日本のメーカーではあまりないパターン。

ScanSnap iX1500には説明書が付いてない

デザインは好みもありますが、より家庭の中の身近にあるものとして配置しやすい見た目になったかなという印象。
ケーブル類も全て白で統一されています。
スキャン速度はiX500の25枚/分から、30枚/分へとスピードアップ。(読み取りモード:エクセレント以外の場合)

ScanSnap iX1500はホワイトに一新

「紙をスキャンしデータ化する」というスキャナーの役割を一歩先に進め、データを検索・活用する手助けまで踏み込んだのが今回のiX1500と言えるかと思います。

スキャナーの役割を一歩先に進めたScanSnap iX1500

カバーを開けたところ。内部は一転して黒基調となっており、これまでのScanSnapでは見慣れない四角い窓が中心に。

ScanSnap iX1500のカバーを開けたところ

説明書ないしどうやってセットアップするのかな、と思いつつ、電源入れてみればわかるだろうということでコンセント差し込んでみました。
画面には「ScanSnap」の文字、まるでパソコンかスマートフォンのよう。

ScanSnap iX1500起動

その後の設定もまるでスマートフォンのように、言語などの設定を選んでいきます。あとで変更も可能なので、とりあえずで選んでいっても問題なし。

ScanSnap iX1500表示言語設定

起動モード。しょっちゅう使う人はクイック、たまに程度であればノーマルで良いでしょう。

ScanSnap iX1500起動モード設定

利用する端末の設定。コンピュータ、モバイル機器、両方から選べます。悩んだら「どちらも」で。

ScanSnap iX1500利用する端末

接続方法。USBでパソコンに接続しなくとも、Wi-Fi経由で利用可能。

ScanSnap iX1500接続方法

Wi-Fi接続する場合は、ネットワークを選んでパスワードの入力が必要です。

ScanSnap iX1500ネットワークの選択

パスワード(セキュリティキー)は画面上で直接入力。言い忘れましたがタッチパネルですからね、これ。

ScanSnap iX1500 Wi-Fiパスワード入力

ここまで設定が終わったら、パソコンにScanSnap Homeをダウンロード、もしくはスマートフォンのScanSnapアプリを使って設定します。短いURLで入力しやすくしているのが地味に好印象。

パソコンにScanSnap Homeをダウンロード


ScanSnap Homeの設定(Macの場合)

ここでは、Macでの作業手順を紹介します。おそらくWindowsパソコンでもほぼ同じのはず。

さきほどのURL(http://scansnap.com/d/)にアクセスし、ScanSnap Homeをダウンロードします。


ダウンロードしたファイルを開き、ScanSnap Homeのセットアップを開始。

ScanSnap Homeのセットアップを開始

なお、ScanSnap Homeをインストールすると、ScanSnap Managerなど過去のソフトはアンインストール(削除)されます。

ScanSnap Managerなど過去のソフトはアンインストールされる

接続する機種の選択。現行の全機種に対応しています。
もちろんここではiX1500を選ぶ。

接続する機種の選択

MacがiX1500と同一ネットワークに接続されていれば、接続先としてここに表示されるのでそれを選択。
表示されない場合は、iX1500を操作しホーム画面に戻すと出てくるはず。

iX1500とScanSnap Homeを接続

これでMacのScanSnap HomeとiX1500の接続が完了。あとは好きに設定してスキャンするだけです!

ScanSnap Homeの設定完了

ここまで進めると、iX1500の液晶画面にこのような画面が表示されているはず。「Scan」を押せば、すぐにスキャンを始めることができます。

iX1500にScanボタンが表示される


スキャンした文書や名刺の情報を読み取り、ScanSnap Homeに保存。これは凄いぞ

試しに、こちらのチラシをスキャンしてみましょう。ちなみにこれは私のクラシックコンサートデビューとなったプラハ放送交響楽団のコンサート案内。

プラハ放送交響楽団のコンサート案内

↓はじめてクラシックコンサートに行くときはこちらを参考に
はじめてクラシックコンサートに行く人へ。途中入場の可否や服装など、これだけは知っておきたいマナーや注意点


液晶のScanボタンをタッチすればスキャン開始。

液晶のScanボタンをタッチすればスキャン開始

スキャンを終えるとScanSnap Homeに取り込まれ、自動的にファイル名が付けられました。
……ん、なんだこのファイル名??日付に加えて読み取った内容を自動的に取り込んでる!

日付に加えて読み取った内容を自動的にファイル名に取り込む

不完全ではありますが、これなら大量に読み取ってあとで見直してもファイル名だけでどの紙なのかがわかりやすい。いいですね。


次に名刺をスキャンしてみたところ、なんと氏名とフリガナ、会社名とフリガナ、役職、郵便番号、住所、電子メールまで自動で取り込んでる!凄い!

フリガナやURL等を自動取り込み

なぜか会社名の頭が小文字カタカナになってたり、電子メールの頭になぜかゼロが入っていたりとこちらも完璧ではないですが、ここまで自動で取り込めれば十分すぎるほど。

というか、氏名フリガナなんて名刺のどこにも記載してないのにどうやって。。。漢字かローマ字を読み取ったんだろうか。。。恐ろしい。


なお、iPhoneなどのモバイル機器と連携させてスキャンする場合は、従来通りスマートフォンアプリ側で設定してからスキャンする形となるようです。

ScanSnap Connect Application-J
ユーティリティ, 仕事効率化
無料


App

設定を開いてiX1500を接続すると、

ScanSnapアプリでiX1500を接続

iX1500の画面は設定変更ボタンのないモバイル用の表示に切り替わります。

iX1500の画面がモバイル用の表示に


スキャン設定をiX1500に保存し、タップ一発で呼び出せる!

iX1500の液晶画面左下の3つのボタンで、カラーモード、読み取り面、画質の設定が変更できます。

iX1500にScanボタンが表示される

この辺の設定内容はScanSnapユーザーにはおなじみですね。それがScanSnap iX1500ではパソコンもスマホも無しに本体で直接設定できるようになったんです。

ScanSnap iX1500カラーモード設定

原稿種別ごとの設定も可能。

ScanSnap iX1500原稿種別ごとの設定

両面/片面の設定変更も。

ScanSnap iX1500読み取り面設定

画質設定も。個人的おすすめはどんな原稿でも全てスーパーファイン。

ScanSnap iX1500画質設定

フィードの設定も変更可能。これまでの通常スキャン、継続スキャンのほか、手差しで1枚ずつスキャンする設定も。
A3の大きい原稿や、封筒などをスキャンする場合に使います。

ScanSnap iX1500フィード設定

初期設定時に行ったスキャナーやWi-Fiの設定は、歯車ボタンを押すと変更できます。

ScanSnap iX1500設定


iX1500の設定追加・編集は、パソコンのScanSnap Homeから

ScanSnap Homeの「Scan」ボタンを押すと、iX1500に表示されているものと同じ画面がポップアップ。
右上の2つのボタンで、iX1500で使える設定の追加・編集ができます。

ScanSnap Homeでボタンの追加・編集

既存設定の編集画面。カラーモード、読み取り面、画質、保存先ほかすべての設定を自由に変更可能。

既存ボタンの編集画面

新規設定の追加画面。あらかじめ用意されたテンプレートから選びつつ、自由に編集して追加していきましょう。

テンプレートを使ってスキャン設定を追加

A3サイズのようなこれまでは専用のキャリアシートが必要だった大きな原稿も、2つ折りにして手差しでスキャンが可能になりました。

大きな原稿も手差しスキャン可

ファイル名や形式、画質等の設定もここで自由に設定可。

ファイルタイトルの設定

ファイル形式の設定

スキャン設定

アイコンも用意された49のものから好きなものを。

アイコンも好きなものを選べる

とりあえず、本のスキャン設定を追加してみました。もちろん表示される位置も自由に入れ替え可能です。

表示される位置も自由に入れ替え可能

私がよく使うのはカラーモードでの本スキャン、名刺のスキャンなので、その2つの設定タブを追加。
あとはわざわざパソコンやスマートフォンで操作しなくても、iX1500で設定タブを選択しスキャンするだけで自動的に好みの設定で読み取りができるわけですね。めちゃ便利。

iX1500に好みの設定を追加


以下のYouTube動画で、実際にScanSnapを使って本をスキャンするときの設定や手順についてくわしく解説しています。


ユーザーごとにアイコン色を変えて設定保存も可

本や名刺など原稿ごとに設定が保存できるだけでなく、アイコンの色を変えつつユーザーごとに設定を保存することもできるらしい。

ScanSnap iX1500はユーザーごとにアイコンの色を変更できる

ScanSnap Homeのアカウント設定で、ScanSnapアカウントでサインイン。アカウントがない場合はこの場で登録もできます。

ScanSnapアカウントでサインイン

すると、ユーザー名とともに色の変更設定が出現。試しにここで赤色を選んでみると……

ScanSnap iX1500のユーザーごとの色設定

この通り、アイコンが赤に変更されました。

アイコンの色変更

ただ、しばらくいじってみたのですがユーザーごとに色違いの設定を追加する方法がよくわからず。ここはもう少しわかりやすくしてくれても…


あとがき

大小さまざまな点でガラッと刷新されているため全てを紹介するのは難しいのですが、劇的進化の様子が伝わったでしょうか?
当ブログの原点でもあるScanSnapが、これだけの全面リニューアルを敢行してより使いやすくなったのは嬉しい限り。


開けたばかりでまだまだ使い切れていないので、今後もいろいろな機能を試しつつ紹介したいポイントが出てきたら記事としてアップしたいと思います。

いずれにしても、きっと長い付き合いになるはず。ScanSnap iX1500、これからよろしくな!

前モデルであるiX500との比較記事も書きましたので、購入検討している方はこちらも参考にどうぞ!

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