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冬のうちに、どうしても雪を見ながら温泉に入りたいぞ!と向かった東北。
山形→秋田と回り、最終日のお昼を食べるために立ち寄ったのが岩手県盛岡市。
盛岡グルメで有名なのがいわゆる「盛岡三大麺(盛岡冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば)」。
そのうちでも最も有名であろう盛岡冷麺の元祖の店が、今回紹介する「食道園(しょくどうえん)」です。
朝鮮半島北部(現・北朝鮮)の咸興(かんこう、ハムフン)生まれの在日朝鮮人1世の青木輝人(朝鮮名:楊龍哲(よう りゅうてつ、ヤン・ヨンチョル:양용철))が、1954年(昭和29年)5月に盛岡でテーブル4つの「食道園」を開業し、店で出したのが最初である。料理人としてのプロの技術を持たなかった楊は、自分が子供のころに食べた咸興の冷麺を独力(独学)で再現しようとしたという。
盛岡冷麺 – Wikipedia
全国にある冷やし中華や冷麺とは一味違う、強い弾力のある麺にあっさりめのダシスープ。
一緒に食べた焼き肉は、すきやきのように卵をくぐらせて食べるスタイルでこちらも美味でした!
盛岡の繁華街に位置する盛岡冷麺発祥の店「食道園」
食道園は、大通りから一本入ったところに位置しています。
店にさしかかる少し前くらいから雪が突然強くなり、この有様。これが雪国の洗礼か……!
入り口には店名よりも大きな字で「元祖 平壌冷麺」の文字。
平壌(ピョンヤン)といえば現在の北朝鮮の首都。朝鮮北部の出身の方が、その土地に伝わる冷麺を盛岡ではじめたそうです。
(ちなみにその方の出身は平壌ではなく咸興というところらしい)
お店は普通に街の焼き肉屋さんといった感じ。15時前と微妙な時間だったこともあり空いていました。
こちらがメニュー。お昼時には冷麺もセットになったカルビランチがあるのですが、残念ながら14時までとのこと。
焼き肉も冷麺も両方食べたかったので、カルビセットと冷麺を注文。
(量的には半冷麺くらいにしたかったけど、通常のメニューにはないらしい)
焼肉は、すき焼き風に卵にくぐらせて食べるスタイル
まずはカルビセットからやってきました。
全国的にはタレか塩、レモン等で食べることの多い焼肉。
ここでは甘いタレで味付けされた肉を焼いてから、まるですき焼きのように卵にくぐらせて食べるとのこと。おお、それは美味しそうだ!
いい感じにサシの入ったカルビ。早速焼いていきましょ!
焼肉ほど食欲をそそるビジュアルのものって、なかなかないですよね。
卵につけて、いただきます!
すき焼きも基本的には甘い味付けだと思いますが、やはり甘めのタレには卵が合うということがここでも証明されました。ご飯にもめちゃくちゃ合う。
盛岡冷麺は弾力が違う!スープは意外にもあっさりめ
そして、こちらが元祖・盛岡冷麺!半透明の麺のツヤがすごい。
具はゆで卵とネギ、キュウリの漬物、細切りの味付け肉、ダイコンのキムチ。
麺を口に入れてみると、弾力がすさまじい!今までにない食感で、軽い力で噛み切ろうとしても跳ね返されるほど。コシがあるどころの騒ぎじゃない。スープは酸味や塩味は抑えめで甘みがある。
全体的に、これまで食べてきた冷麺とは全く別物だなという感じ。クセになる人が続出するのもうなずけます。
肉、ごはん、肉、冷麺!
すき焼きのときもそうなのですが、タレを含んだ卵を最後にご飯にかけて食べるのが好きです。
あとがき
なかなか他所では食べられない、弾力のある元祖盛岡冷麺を堪能させていただきました。
冷麺だけでもおいしいですがややパンチは弱めなので、個人的にはやっぱり焼肉の〆として食べるのをおすすめします!
店名 | 食道園(しょくどうえん) |
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電話番号 | 019-651-4590 |
住所 | 岩手県盛岡市大通1-8-2 |
営業時間 | 11:30〜15:30、17:00〜24:00(月〜土) 11:30〜15:30、17:00〜22:00(日祝) |
定休日 | 第1・3火曜 |
Web | 公式:盛岡の冷麺発祥の店 食道園 |