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長崎県長崎市出身の@ushigyuです。
長崎では常識なのに他県民に驚かれる風習の1つが、お盆に墓場で花火をすること。
場合によっては罰当たりやら不謹慎と言われることすらあるとか。
「いやいや、墓の前でずっとしんみりしてたってしょうがないでしょ?」
「ご先祖様たちが寂しくないように、お墓では辛気臭い顔ばかりせず賑やかにしてなきゃ。」
長崎の人たちの考え方はたぶんこんな感じ。
長崎の常識、他県の非常識。それが「墓で花火」
長崎で育った私にとっては常識すぎて疑うことすらしていなかった、お盆にお墓で花火をする習慣。
昔、中国から伝わったものだという説が濃厚らしい。
たまたま見かけたテレビ番組・ケンミンSHOWで、「長崎では、なんとお墓で花火をするらしい」『え〜〜!?』という流れを見て、これ長崎だけの風習だったんだと気付きました。(遅い)
長崎市民(長崎県全体かどうかわからないので、一応”市民”にしときます)にとって、墓で花火をするのが非常識だなんて言われたら「え、じゃあむしろどこで花火ばすっとね?」と困惑するくらい、墓で花火は当たり前の話。
いや、他県民の方々に本気で聞いてみたいんですが、どこで花火するんですか?
そんな大きい庭のある家はあまりないだろうし、住宅地の公園とかでやるのも煙とかで難しそうだし。。。
お盆の時期に墓場に行くと、あちこちで親戚一同が集まり提灯を飾って、談笑しながらロケット花火(長崎では「やびや」と呼ぶ)や爆竹、打ち上げ花火や手持ち花火を楽しんでいます。
もちろん私の実家でも。
今回は私、父、弟家族だけだったので小規模でしたが、私が小さい頃は親戚一同集まってもっと盛大に花火してました。
探してみたらデイリーポータルにも記事があった。
まず、長崎では墓地で花火をする習慣がある。
それはどう考えてもおかしいと思うのだが、聞くと
「え~?!お墓で花火ばせんと?」
と逆に聞き返されるくらい、長崎では一般常識となっている。
@nifty:デイリーポータルZ:長崎の墓地がすごい
長崎以外の人からすると「どう考えてもおかしい」っていうくらいの認識なんですね……。
他県の墓地で花火やる前に気付いてよかった。
YouTubeに動画もありました。そうそう、こんな感じ。
死者を送る「精霊流し」はさらに賑やか
毎年8/15に行われる、1年間に亡くなった人を弔う行事「精霊(しょうろう)流し」。
長崎市出身のさだまさしさんの歌では寂しく哀愁漂う感じで歌い上げられていますが、
実際のところはとても賑やかで、しんみりした感じは微塵もありません。
むしろ笑顔で送り出すくらいの勢い。
この日は道路が交通規制され、爆竹やら花火やらバンバン鳴らしまくります。コンビニでも爆竹、花火、耳栓が普通に売られていたり。
精霊船を引く故人の親族・関係者たちはハッピを着て、爆竹を箱ごと点火したり派手な打ち上げ花火や手持ち花火をしたり。
高校の時までこれが普通だと思ってきましたが、確かに全国的に見れば変わった行事なのかもしれませんね。
動画もありますよ。
ただし、爆音なのでボリュームを下げて!要注意!
あとがき
「お墓で花火」は他県でやるとマナー違反になりかねないですが、長崎の友人がいたり、長崎市民と結婚すれば触れる機会があるかも?
精霊流しは8/15に来れば誰でも見られますし、観光も兼ねてぜひ一度見に来てみてください!