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割と有名な話だとは思いますが、どん兵衛に西日本バージョンと東日本バージョンがあるのをご存知でしょうか。
例えばAmazonでどん兵衛を検索すると、(西)(東)それぞれと記載されているのがわかります。
私もどん兵衛に2種類あることは知っていたものの、実際味にどのような違いがあるのかまでは未検証でした。
イメージで言えば西日本はつゆの色が薄めで昆布ベースのだし、東日本は色が濃いめでかつおベース、という感じでしょうか。
今回東京に出張する機会があったので、東日本どん兵衛を持ち帰って福岡で買った西日本版と食べ比べてみました。
果たしてどのような違いがあり、どっちが美味しいんでしょうか…?
西日本と東日本のどん兵衛きつねうどんを比べてみる
左が西日本、右が東日本のどん兵衛きつねうどん。
さすがに通常サイズ2杯はやばかろうということで、日和ってミニサイズにしときました。
おそらく時期等によって多少の違いがあるのだと思いますが、2019年6月現在だと西日本版には「西の甘うまいおあげ」との表記が。バーコード下にWestの頭文字「W」も見えます。
東日本版だと「東の甘辛いおあげ」と表現が異なります。バーコード下にはEastの「E」。
どうでもいいですが、よく見る西日本=赤、東日本=青みたいな色分けはどこから来たんでしょうね。
パッケージ側面にも「W」「E」と記載されているため、そこでも見分けることが可能。
栄養成分表示をチェック。こちらは西日本です。
こっちが東日本。カロリーとたんぱく質は同じで、それ以外はというと
・脂質:西8.2g > 東8.1g
・炭水化物:西25.5g < 東25.9g
・食塩相当量:西2.8g > 東2.5g
となっています。
“西日本は薄味”みたいなイメージがある人もいるかと思いますが、実は全然そんなことないんですよね。おそらく京都のイメージに引っ張られているだけで、実際には単に醤油の色の違いでしかない。
(西日本と東日本というくくりが大雑把すぎるのは置いといて)
西日本にはアレルゲンとしてさばが含まれているものの、東日本には含まれていないのも気になるところ。
けっこうな驚きだったのが、この2製品はどちらも同じ下関工場(山口県)で作られていたこと。
てっきりそれぞれの地域で製造されているものと思ってたけど、同じ工場で作られてるのね。
両方とも作って食べ比べてみる。どっちがおいしい?
西日本、東日本それぞれのどん兵衛を一緒に作って、食べ比べてみることにします。
西日本の方は粉末スープの袋が緑色で、東日本は青色。
それぞれの油揚げや麺の色をチェックしてみたものの、目視では違いがわかりませんでした。
粉末スープにも目立った違いは発見できず。これで出来上がりに差は出るんだろうか?
13年以上愛用しているラッセルホブスの電気カフェケトルでお湯を沸かし、注いだら3分待ってオープン。
あ、スープの色が全然違う……!
こちらは西日本。薄口醤油ベースでほんのり色づいています。
それに対し、東日本は濃口醤油だからか色が濃い。東京の(西日本ルーツではない)そば・うどん屋で食べるものに比べればまだまだ淡い色ですが、それでもやや黒っぽい。
麺やおあげを食べ終わった状態だと特に色の違いがわかりやすいですね。
味の違いについて、私の感想は以下の通り。
- 東日本のダシはスッキリしているが、どこか物足りない。そばのダシを飲んでいる感じ
- 西日本のダシは味わい深く、こちらの方がおいしく感じる。九州人の私にとってはいつもの味
- パッケージにも記載のある油揚げ(おあげ)の味の違いは、正直よくわからなかった。言われてみれば違うかな…?くらいのレベル
- 麺の違いは全くないように感じた
なお、私は長崎出身福岡在住のバリバリ西日本人です。だから馴染みの味の方をおいしく感じるのかも。
東日本育ちの人が食べ比べるとまた違った感想になるのか、ぜひ聞いてみたいですね。
あとがき
旅行や出張ではご当地のお土産を買ってくるのが普通だと思いますが、あえてどん兵衛のような「全国にあるけど実は西と東で違う」ものを持ち帰るのも楽しいのでは。
遊びで西/東を当てるブラインドテストやりましたけど、面白かったですよ!