この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
先日、悲しいニュースがネット上を駆け巡りました。
最大1,600万ピクセルの写真・1080pの動画であれば無料・容量無制限で保存できたGoogleフォトが、2021年5月末まででこの無料・無制限サービスを終了すると発表したんです。
毎週280億もの写真・動画が新たにアップロードされているとのことで、そのストレージ消費量たるや想像を絶する超大容量になってしまうのは確かですが、それにしても無料・無制限で使えていたものがそうでなくなるとなるとユーザーにとっては厳しいですね。。。
2021年5月までにアップロードした画像・動画に関しては無制限のままで、2021年6月以降にアップロードされた分はGoogle Oneの容量を消費するとのこと。
無料なら15GBまで保存可能ですが、それを超える場合は100GBで250円/月からの有料プラン加入(もしくは超過分の画像・動画の削除)が必要。
無料で無制限に使えるGoogleフォトを、写真・動画の保存拠点として利用していたユーザーは多いはず。私もその1人です。
この記事では、Googleフォトの無料・無制限アップロード終了に伴って有料プランに加入すべきか、あるいは他のサービスに乗り換えるべきなのか?考えてみました。
Googleフォト無料・無制限終了の詳しい内容まとめ
終了は2021年5月末。それまでにアップした写真・動画は影響を受けない
Googleからのお知らせメールによると、無料・無制限プランの終了は2021年5月末。
それまでに「高画質」でアップロードした写真や動画は、これまで通り容量に関係なく無料・無制限のまま。
2021年6月以降にアップした分が、今回の変更の影響を受けます。
2021 年 6 月 1 日以降に 高画質でバックアップしたすべての写真と動画は、Google アカウントに付属する無料の保存容量(15 GB)またはご購入いただいた追加の保存容量を使用するようになります。
2021 年 6 月 1 日より前に高画質でバックアップしたすべての写真と動画は今回の変更の対象外であり、Google アカウントの保存容量を使用することはありません。高画質でアップロードした既存のすべてのコンテンツがこれに該当します。
「Google フォトのストレージに関する重要なお知らせ」より
Pixel 2〜5までのデバイスは引き続き無料・無制限。ただし新機種は対象外
GoogleのスマートフォンであるPixelシリーズのうち、Pixel 2〜5(3aや4aも含む)から高画質でアップロードした写真は、2021年6月以降も引き続き無料・容量無制限のまま。
Pixel 5 以前のデバイスをお持ちの場合、現在のバックアップの画質オプションと特典に変更はありません。Pixel 2~5 のデバイスから高画質でアップロードした写真は、引き続き無料、容量無制限で保存されます。ただし、2021 年 6 月 1 日以降に他のデバイスから高画質でバックアップした写真と動画は、Google アカウントの保存容量を使用するようになります。
写真や動画のアップロード サイズを選択する – Android – Google フォト ヘルプ
ただし、今後発売されるPixel 6以降(あるいはPixel 5a以降?)の新機種については、この特別扱いはされずに他機種と同様に容量を消費するとのこと。
Pixelシリーズのみずっと無料・容量無制限サービスが続くなら大きなアドバンテージになり得ますが、あくまで特例は現行のPixelまでのようです。
米Googleは11月11日(現地時間)に来年6月1日から「Googleフォト」の高品質コンテンツのアップロードを容量にカウントすると発表した際、Pixel端末からのアップロードは例外だとしたが、将来的にはこの特別扱いはなくなると認めた。
Googleフォト容量無制限のPixelシリーズ特別扱い、将来はなくなる──Googleが報道認める – ITmedia NEWS
Pixel 3aからPixelシリーズを愛用している私としては、この特別扱いがずっと続いてほしい気持ちがありましたが。。。残念。
現在のメイン機種であるPixel 4aは無料・無制限の対象なので、しばらく大丈夫そうではありますが。
【Pixel 4aレビュー】安い、軽い、使いやすい。3拍子揃ったコスパ最強スマホ【税込42,900円】
ソフトバンクオンラインショップでPixel 4aをチェックする
容量のチェックや確保に、見積もり機能やストレージ管理ツールが利用可
無料の保存容量である15GBにいつ頃到達するかを見積もる機能が、Googleフォトより提供されています。
あくまで目安ではありますが、今のペースでアップロードされるとどのくらいで15GBに達するのかが以下のページで確認できます。
また、Googleからのメールによると、2021年6月1日より不要なコンテンツ(暗い写真や、不鮮明な写真など)を簡単に見つけて削除できるツールが公開されるとのこと。
Googleフォトに課金する?他のサービスで代替する?
私を含むGoogleフォトに依存してきたユーザーは、2021年6月以降どのサービスを使えばよいのか悩ましいところ。
無駄な容量を削ったり課金してGoogleフォトを使い続けるのか、他のサービスに乗り換えるのか。
継続してGoogleフォトを使った場合と、他のサービスに乗り換えた場合いくらかかるのか?どのような特徴があるのか?調べてみました。
Google One
Googleフォトをそのまま使い続ける場合、容量を増やしたいならGoogle Oneへの加入が必要。
15GBまで無料、月額250円(年2,500円)で100GB、380円(年3,800円)で200GB、1,300円(年13,000円)で2TBが利用可。
また、Google Oneはストレージ以外にもGoogleからの特別サポート、ファミリーとのプラン共有といったサービスも含んでいます。
Google One – クラウド ストレージ、スマートフォンの自動バックアップ、各種特典
Amazon Photos
Amazon Photosは、Amazonプライムに加入していれば使えるフォトストレージ。
Amazonプライム会員ができることや料金、解約方法までくわしく解説!無料体験30日間&1,000ポイント紹介特典も
写真は無制限でアップロードできるものの、動画はAmazonドライブの容量を消費してしまうため、無料だと5GBまでしか保存できないのがネック。
アプリやWebの使い勝手も、Googleフォトに比べるといま一歩といったところ。
また、Googleと同様にいつまで(写真の)無料・無制限サービスが続くかも気になります。
動画を含めて5GB以上アップロードしたい場合は、Amazonドライブの課金が必要。
料金は月額250円(年2,490円)で容量100GB、1,300円(年13,800円)で1TB、さらに追加の1TBごとに1,300円(年13,800円)ずつ増加して最大30TBまで利用できます。
Dropbox
クラウドストレージサービスのトップブランド、Dropbox。
写真や動画を含めたさまざまなファイルを、クラウド上に保存することが可能。
無料で2GBまで利用でき、2TBまで使えるプランが1,500円/月(14,400円/年)となっています。
iCloud
Appleが提供しているストレージサービス、iCloud。
Androidスマートフォンでは利用できませんが、iPhone・iPadやパソコンからであればもちろん利用可能。
5GBまでは無料で、有料プランは130円/月で50GB、400円/月で200GB、1,300円/月で2TB。
Microsoft OneDrive
OneDriveは、Microsoftが運営するサービス。
無料で5GB、224円/月で100GB利用可能。
また、ExcelやWordといったMicrosoft Officeの利用権も含むMicrosoft 365 Personalは、12,984円/年で1TBのストレージがついてきます。
各サービスの容量と料金の一覧表
Google One |
Amazon Photos ※写真は無制限 ※動画のみストレージ使用 | Dropbox | iCloud | OneDrive | |
---|---|---|---|---|---|
2GB | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
5GB | 無料 | 無料 | – | 無料 | 無料 |
15GB | 無料 | – | – | – | – |
50GB | – | – | – | 130円/月 | – |
100GB |
250円/月 (2,500円/年) |
250円/月 (2,490円/年) | – | – | 2,244円/年 |
200GB |
380円/月 (3,800円/年) | – | – | 400円/月 | – |
1TB | – |
1,300円/月 (13,800円/年) | – | – |
12,984円/年 ※Office利用権も含む |
2TB |
1,300円/月 (13,000円/年) |
2,600円/月 (27,600円/年) |
1,500円/月 (14,400円/年) | 1,300円/月 | – |
5TB | 3,250円/月 | 69,000円/年 |
1,800円/月 (18,000円/年) | – | – |
10TB | 6,500円/月 | 138,000円/年 | – | – | – |
20TB | 13,000円/月 | 276,000円/年 | – | – | – |
30TB | 19,500円/月 | 414,000円/年 | – | – | – |
※2022年11月現在
自分でストレージを購入する
いっそのことクラウドストレージをあきらめ、自分でストレージを購入して保存する方法もなくはありません。
ただし、以下の点に注意が必要。
- スマートフォンから自動アップロードできないため、自分でストレージに保存する必要がある
- メインの写真保存場所(パソコンなど)が壊れたり、災害等にあっても大丈夫な場所であることが望ましい
- 保存はできても、Googleフォトのように好きなときに閲覧したり、キーワードで検索するといった機能はまず望めない
ストレージ自体はどんどん安くなってきており、写真・動画に限らず必要なファイル保存用に1つ購入しておくのはおすすめの選択肢。
私自身も、以下のポータブルSSDを購入してデータのバックアップ用に使っています。
(持ち運ぶ必要のないバックアップ用なら、ポータブルでなくてもよかったという話もありますが。。。)
SSDに比べ転送速度は遅いものの、HDDであればさらに容量当たりの価格が安く済みます。
あとがき
私はPixel 4aをメイン機種にしているのでしばらくは大丈夫そうですが、今後新しい機種に乗り換えるときには間違いなく写真・動画保存容量の問題に直面するはず。
自宅でのバックアップは既に取っているんですが、やはり視認性の高いクラウドサービスにも保存はしておきたい。
とりあえずGoogleドライブの容量を空けて対応しつつ、容量が逼迫してきたらGoogle Oneを契約するしかないかなあと考えています。
【追記】2022年11月現在のメイン機種はPixel 7 Pro。結局Google Oneに課金しています。。。
保存場所としてはもちろん、写真に写っているものをキーワードで検索できるので他サービスに比べて断然便利なんですよね。
Googleにまんまとやられている感じで釈然としない部分はありますが、仕方ない。