この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
普段使いの口座に余剰資金が貯まってきていたので、普通預金に眠らせていてももったいないしどこかに投資するか預金しようと思っていました。
それ以外の資産はほぼ全て株式や投資信託になっているので、元本割れリスクのない定期預金はどうかなと考え調査開始。
ちなみに預ける額は100万円程度、近いうちに使う可能性もあるので期間は1年以内で探してみることに。
そもそも日本は低金利なので定期預金にしたところで利息はたかが知れているのですが、それでも調べてみると銀行によってかなりの金利差がありました。
今回はその調査結果と、実際にどこに預けたかについて紹介します!
都市銀行(メガバンク)、地方銀行の定期預金金利
三菱UFJ、三井住友、みずほ銀行の定期預金金利は?
まず基準として調べたのは、3大メガバンク(三菱UFJ、三井住友、みずほ)。
2023年5月時点での三菱UFJ、三井住友、みずほ銀行の金利は以下の通り。
- 三菱UFJ銀行:年0.002%(1ヶ月〜10年ものまで共通、以下同様)
- 三井住友銀行:年0.002%
- みずほ銀行:年0.002%
今回に限らず何度か調べたことがあるんですが、いつ見てもこの三大都市銀行(メガバンク)の金利は横並び。
少なくともこれらの銀行に、金利で競争する概念は存在しないようです。
金利で競わなくても顧客は来るから問題ない、ということなんでしょうか。
年0.002%という金利を具体的な金額で考えてみると、100万円を1年預けてもらえる利息が20円です。
ATMの時間外手数料(110円)1回分を利息でまかなおうと思っても、100万円を5年間預けてまだ足りない計算。
あまりにも低すぎる。。。
ちなみに、この記事を最初にアップした当初の2014年は年0.025〜0.03%程度だったんですが、2023年現在はそこからさらに1/10以下に下がっています。
ハッキリ言って定期預金する意味なし。
地方銀行も基本低金利だが、独自の高金利な定期預金あり
次に、地方銀行の金利について調べてみました。
私の住む福岡の最大手・福岡銀行の場合、定期預金の利率はメガバンクと全く変わらない0.002%。
抽選でフラワーギフト券がもらえる「バースデー定期」、同じく抽選でQUOカードがもらえる「年金定期」のようなプランはあるものの、適用利率はほかの定期と変わりません。はっきり言って預ける価値は全くないですね。
ただ、各地域の地銀では比較的金利の高い特殊な定期預金を運営しているところもあるようです。
例えば、愛媛銀行四国八十八ヶ所支店の「100万円限定だんだん定期預金」。
100万円を一口限定ではありますが、金利は年0.22%と都市銀行の100倍以上。
香川銀行セルフうどん支店の「超金利トッピング定期預金」も、同じく一口100万円を限度として年0.22%の高金利となっています。
この2つの銀行支店では、通常の定期預金も金利が年0.2%程度と高め。
地銀によってこういった高金利の定期預金を運営している場合があるので、チェックして見る価値はあります。
地方銀行といっても、ネットバンキングをメインで利用する限りは日本全国どこからでも基本的に関係なし。北海道在住の人が上記の四国にある銀行に口座開設したって、何の問題もありません。
ネット銀行の定期預金金利
住信SBIネット銀行
次に、代表的ネット銀行のひとつである住信SBIネット銀行。
私も普段使いの銀行として、10年以上ずっと使っています。
かんたんな条件をクリアすれば、ATMの引き出し手数料がゼロ円になるのがいいんですよね。
定期預金を使う使わないに関わらず、手数料が得な銀行としてオススメ。
住信SBIネット銀行がメインバンクにおすすめな理由を解説。ATM・振込手数料も無料にできる!
預金金利をチェックしてみると、2023年5月現在では以下の通りでした。
1ヶ月〜5年:年0.02%
(金利のご案内 – 円預金|住信SBIネット銀行より)
1ヶ月〜5年いずれの預入期間でも、利率は年0.02%。
例えば100万円を1年預ける場合だと、都市銀行0.002%に対し住信SBIは0.02%なので、10倍の利息がもらえます。
全体的に住信SBIネット銀行をはじめとするネット銀行の方が、都市銀行に比べて手数料が安いだけでなく金利も高い。
やはり多くの店舗を抱える都市銀行や地方銀行は金利を上げにくい面があるんでしょうか。。。
2023年5月時点では他のネット銀行に比べそれほど金利は高くありませんが、不定期で金利の上がるキャンペーンを開催しているのでチェックしてみる価値ありです。
オリックス銀行
球団名として有名なオリックスですが、実は金融をメインとした会社なのをご存知でしょうか。
個人向けにも、オリックス銀行を運営しています。
インターネット専用の「eダイレクト定期預金」は、安定して高金利を保っており要チェック。
スーパー定期300は、預け入れ期間によって6ヶ月が年0.10%、・1〜2年が年0.15%、3年が0.22%、5年が0.30%、7年が0.35%と上がっていきます。
長く預けるつもりなら、日本の銀行の中ではトップクラスの高金利。
(金利は2023年5月現在)
しばらく手を付けないお金を元本保証で少しでも増やしたいなら、オリックス銀行はかなり有力な選択肢です。
あおぞら銀行 BANK支店
あおぞら銀行BANK支店のでは、普通預金がなんと0.2%の高金利。
私ももちろん口座持ってます。
解約してしまうと利息がほぼもらえない定期預金と違って、普通預金なので自由に引き出しが可能。
柔軟性と金利のバランスで言うと、現時点で日本最強クラスと言っていいでしょう。
投資に使わない資金をプールしておくなら、あおぞら銀行BANK支店の普通預金が最善です。
さらに、定期預金のBANK The 定期であれば最大5年の預入期間で年0.25%の高金利。
しばらく使わないことがわかっている資金なら、こちらを選ぶのもありですね。
預金以外で、より金利が高く安全な方法はないか?
定期預金以外で、元本保証で高い金利を得る方法はないんでしょうか。
会社員の方であれば、定期預金に預ける前に財形貯蓄制度がないか調べてみるのがおすすめ。
会社によってはかなり金利を上乗せしてくれるので、その場合は定期預金など目じゃないくらいの利率を享受できます。
給料から自動引き落としなので強制的に貯まっていくのもいいところ。
だいぶ話は外れてしまいますが、個人事業主(フリーランス)や中小企業の経営者の方は、小規模企業共済に加入しておくと節税効果が半端ありません。
20年以内に解約した場合元本割れとなってしまうリスクはあるものの、節税効果を鑑みると年利が30%超えなどというとんでもない率に。
資格に問題がなければ、絶対に検討しておくべき選択肢です。
よく話題に挙がるiDeCo(イデコ)も、投資しつつその金額が全額所得控除になるという非常にお得な制度。
投資先は手数料が安く分散度の高い「eMAXIS Slim 全世界株式」や「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」あたりにしておくといいでしょう。
ただし最大のネックは、原則として60歳になるまで引き出しができないこと。
お得とはいえiDeCoに入れたお金はしばらく使えなくなってしまうので、それで良いのかどうかよく考えてから決めるといいでしょう。
定期預金はどこに預ければいい? まとめ
2023年5月現在だと、「あおぞら銀行BANK支店」の普通預金(年0.2%)に預けておくのがおすすめ。
大手都市銀行の定期預金の100倍、ほとんどのネット銀行の定期預金すらしのぐ高金利でありながら、自由に預け入れ・引き出しできる便利さは間違いなく現状No.1と言っていいでしょう。
定期預金の高金利を追い求めるなら、オリックス銀行の7年もの(年0.35%)がより高金利。
ただし7年間預けないと0.35%分の金利はもらえないので、その間はお金が動かせない上に金利が上昇しても預け替えができないリスクがあります。
ただし、金利は世界経済の状況に応じて刻々と変わるので、常に状況をウォッチしておく必要あり。
日本円で貯金をしていると、もし通貨が円安に振れた場合に持っているだけで価値が低下するリスクも。
その辺は、外貨建の投資信託等でリスクヘッジしていきたいところ。
資産の1つの形として定期預金を検討している方は、本記事も参考に選んでみてください!
言うまでもないことですが、金利等は随時変動しますので必ずご自分で現在の状態を調べてくださいね。