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まさに楽園という言葉がふさわしい、海も星も美しい日本最南端の島・波照間島(はてるまじま)。
日本本土からは遠い上に沖縄離島の中でもやや行く難易度の高い島ですが(下記記事参照)、それだけの価値はある場所です。
2014年に一度行こうとして船の欠航で行けなかったので、2015年にリベンジ。
そのときの様子を多くの写真とともにレポートしていきます!
石垣島から船で波照間島へ。民宿「うりずん家」に宿泊
石垣島からフェリーで波照間島へ。めちゃめちゃ欠航が多い路線なので、こちらの記事を参考に貨物船が運行している曜日を選ぶのがベター。
なお、以前は飛行機もあったようなのですが、は運行していないらしい。
(2015年秋に運航再開との話もあったが、延びている模様。2016年3月現在)
酔い止めを飲んで船に文字通り揺られること2時間半、波照間島に到着!
この美しい波照間ブルーですよ。
事前に連絡をしておけば、宿のお迎えが来ているはず。
私が泊まったのは「うりずん家」という民宿です。
民家っちゃあ民家なのですが、この素朴さがいいところ。洗濯機やシャワーももちろんいつでも使えます。
なんか謎の鳥もいるぞ!
とりあえず部屋に荷物を置いて、
もらった地図を見ながら、さっそく海へ!
いくつか浜はあるのですが、波照間島でビーチといえばやっぱりニシ浜(北浜)でしょう。
※沖縄の一部では、北のことを「ニシ」と呼ぶのです。まぎらわしい
関係ないけど、扇風機の風量「ベビー」ってかわいいな。
波照間島の美しいビーチ「ニシ浜」鮮やかで透き通ったブルーに感動
宿で自転車を借り、のどかな風景を見ながらニシ浜へ。
ビーチへ降りる坂道。視線の先に限りなく青い海が見えてきて、めちゃくちゃテンション上がる!
徐々に視界に広がる波照間ブルーに「うおー!」と謎の叫び声を上げながら自転車で駆け下りる。
日本一とも言われるビーチですが、それもうなずける美しさ。
青い空と海。いくらハイシーズンでも島に来れる・泊まれる人数が限られているので、そんなに混むことはまずありません。
この日は私以外に一人いるかいないか。
ただ海と波を見ながらぼーっとします。いいなあ。
ちょっとした東屋とトイレ、シャワーはありますが、売店などはないので必要なものは持ってきておきましょう。
シュノーケリングを一通り楽しみました。
足のつく範囲にはサンゴや魚は少ないのですが、もう少し沖に出ると一気に一面のサンゴと色とりどりの熱帯魚たちが出迎えてくれます。
一人で行くのはちょっと危ないので、宿で知り合った人や友人などと行くのが吉。
島には「日本最南端」がたくさん。幻の泡盛「泡波」の工場も
近くを散歩していた、お兄さんとかわいい首飾りをしたヤギ。
ビーチへ降りる坂道の途中には、ちょっとした食事ができるお店もあります。
日本地図が描かれた、日本最南端の交番です。「ハブより怖い飲酒運転」いい標語だ。
こちらは日本最南端の郵便局。ゆうちょと提携している住信SBIネット銀行でお金もちゃんと下ろせました。
本土どころか沖縄本島でさえなかなか手に入らない、幻の泡盛と言われる「泡波」の製造所。とても小さい工場で、そりゃレアにもなるわなと。
宿でご飯の後は、星空観測ツアーへ
一日目の夜は宿での食事。素朴ながらおいしい、島の家庭料理。
足元をうろちょろする謎の鳥。君たち2羽おったんか!
幻の泡盛・泡波も、島の宿でなら飲めますよ。他の泡盛に比べて飲みやすい気がする。
宿のおかみさんと宿泊客で1枚。相変わらず写真だと笑顔が不自然な私。
夜は、星空観測ツアーに参加。波照間島は街灯が少なく星がよく見える上に、緯度的にも日本でも数少ない南十字星が見える島なのです。
星空観測タワーに到着!
星空ガイドさんの説明を聞きながら、星を探します。
この日は残念ながら曇りの上に月もかなり明るく、あまり見えませんでした。。。次回は絶対にリベンジしたい。
日本最南端の地を制覇!
翌日。自転車を借りて島を一周してみます。
南の島だけあってさすがに暑い。そして集落から少し離れると畑・海・道路以外ほとんど何もない道が続きます。
思ったより続くのでかなりきつかった…島を回るなら必ず水と帽子くらいは持って行くのをおすすめします。
前日のツアーで行った星空観測タワーの近くには、野生なのか飼われているのかわからないヤギ達がいました。
その近くには、日本最南端の碑。
ちなみに日本の本当の最南端は2つの岩からなる沖ノ鳥島ですが、一般人が到達できる最南端はこの波照間島南端となります。
そのすぐ奥には、なにやら無数の石が積まれている場所が。
管轄が違うのか、またちょっと違う「最南端の碑」がここにも。
島の北にあるニシ浜と違い、こちらの南側はゴツゴツとした岩場になっており泳ぐことはできなさそう。
尖って固まったままのサンゴ礁がそのまま盛り上がってできた感じ。
ラフテー定食を食べ、再び海へ。シュノーケリングたのしい
昼食に「あやふふぁみ」という呼びづらい名前の食堂へ。
ちょっとおしゃれめな食堂、いい雰囲気。
この日まで約1週間ほど定期船の欠航が続いていたため(私が乗ったのは貨客船)、この店というか島自体に観光客がまばらでした。
しかしどれも美味しそうなメニューだ…。
私は一番人気という軟骨ソーキのラフテー定食を選びました。
泡盛と黒糖を使いつつしっかりと味付けされたやわらかいラフテーがご飯に合う!
皿に盛られている一品一品が丁寧な仕事でおいしいです。
その後は海へ。この日は島民総出で参加する運動会があったため、ビーチ近くのお店は13:30からの営業でした。いかにも島の生活という感じでいいですねー。
一日目はあまり遠くに行けず魚もあまり見られなかったのですが、この日は行きの船で知り合った方と一緒にもう少し沖に出て、素晴らしい体験ができました。
波照間に来るならおすすめしたいお店たち
一通り遊んだ後は、島内でも有名なかき氷屋さん「みんぴか」へ。
かき氷のほか飲み物やカレー、オリジナルグッズも販売されてます。
とりあえずビールで景気付けをしてから、
みんぴか名物、黒みつスペシャル!
山盛りのかき氷に、たっぷりの黒蜜ときな粉がかかった一品。
激甘かと思いきや、甘さはありつつもさっぱりとした口あたり。暑い中食べるのはさいこうやなあ。
前述の定期船の欠航もあり2日目は宿の客が私一人だったので、同じ貨客船で来る途中に仲良くなった方々と合流。宿で新鮮な刺身と味噌汁をごちそうになってしまった…おいしい。
(こちらの「ゲストハウスNAMI」もよい宿のようでした)
一杯ひっかけた後、島の居酒屋「あがん」へ。
沖縄本島ですらなかなかできない(と思われる)、泡波も含めた泡盛の飲み比べ!
これは何か珍しい肉の刺身だったんですが…なんだったっけ。ヤギ?
観光客も島の人達も集まる雰囲気のよい店でした。そして料理がうまい!
特に波照間の黒蜜を使ったチキンの照り焼きが絶品でした。行く機会があれば絶対食べるべき!
波照間滞在最後の日に食べたのは、フェリー乗り場内にある「海畑(イノー)」。
ご主人が強面で、欠航し続けるフェリー会社に対して電話でブチ切れまくっていたのでビクビクしていたのですが……
そばがかなりおいしかった!麺はどうってことないソフト麺なのですが、鰹でしっかりとダシをとった、あっさりしていながら濃厚なスープがとても私好み。
「これを入れるとおいしいよ」とご主人が島唐辛子をくれました。
相変わらず表情だけ見ると怖い感じなのですが、無骨だけど気のいい島人さんなんだなあ、きっと。
柔らかいラフテーもおいすぃー
コーレーグースー入れはやっぱり泡波!
フェリー乗り場には、ミニ泡波も売ってます。
幻の泡盛、お土産にどうぞ。
あとがき
よく「沖縄の時間はゆっくり流れる」と言いますが、離島ではさらにゆっくりした時の流れになります。
その中でも特に海や星が綺麗で、軒数は少ないながらもおいしいお店や幻の泡盛まである。
いかにもリゾートな南の島での休日もいいですが、こういった素朴な雰囲気を残す島で心の底からのんびり過ごすのもいいのではないでしょうか。
遠いし行きづらい場所ではありますが、一度訪れる価値はありますよ。