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家計簿をつけていたり、経費にするのでもなければすぐ捨ててしまいがちなレシート。
ですが、台湾ではもったいないので捨てずに取っておいた方がいいんです。
なぜなら、台湾ではレシートが宝くじになっているから。
8桁の数字が全て一致すると特別賞となり、その賞金額は1,000万元。日本円にしてなんと約3,000万円!
宝くじは基本的に期待値の低いギャンブルなのですが、買いに行かなくてもレシートを取っておくだけで当たる可能性があるなら、それに越したことはないですよね。
そもそも何故、レシートが宝くじになってるんだろうか?
台湾のコンビニ等のレシートに注目。8桁数字があればそれは宝くじ
台湾で買い物をしたら、レシートに注目してみてください。
月とアルファベット2文字+数字8桁の番号が印刷されていれば、それは宝くじ(台湾では「統一發票」)です。
台湾では2ヶ月に1度抽選が行われるので、上のレシートで言えば「105年03-04月」の「09082154」が抽選番号となります。
この番号が印刷されているのはもちろんコンビニだけではありません。手持ちのもので言えば空港で買った中華電信SIM(参考→「台湾桃園空港に着いたら最初にやっておきたい、両替と通信手段の確保(SIMカード入手)」)、三越での買い物、モスバーガーのレシートもこの番号が印刷されていました。
宝くじレシートを発行しているのは特定の業種のみに限った話ではないようです。
当選発表と答え合わせ、換金のやり方
日本からでも台湾の当選発表ページを確認することで、当選番号の照合ができます。
オレンジ色の枠内の期間とレシートの期間が合っていることを確認し、番号を照合していきましょう。
書いてある内容は以下の通り。
賞別 | 内容 | 賞金 |
---|---|---|
特別賞 | 8桁完全一致 | 1,000万元 |
特賞 | 8桁完全一致 | 200万元 |
頭賞 | 8桁完全一致 | 20万元 |
二賞 | 頭賞の下7桁一致 | 4万元 |
三賞 | 頭賞の下6桁一致 | 1万元 |
四賞 | 頭賞の下5桁一致 | 4千元 |
五賞 | 頭賞の下4桁一致 | 1千元 |
六賞 | 頭賞の下3桁一致 | 200元 |
増開六賞 | 下3桁一致 | 200元 |
台湾元は約3倍すれば日本円に換算できます。つまり特別賞の賞金は約3,000万円!
なお上記ページによれば、3〜4月のくじを換金できるのは6/6〜9/5までとのこと。
QRコードを読み込むことで当選番号と照合できるアプリもあるようです。
換金については、さすがに日本国内ではできません。
台湾の郵便局に当選レシートと、外国人の場合はパスポートを持参すればOK。
なぜレシートが宝くじに?
なぜレシートを宝くじにしているのかと言うと、1951年から台湾政府が行っている脱税対策がそのまま続いているということのようです。
そもそも、なぜレシートに「宝くじ」を付ける、という発想が生まれたのでしょうか。その答えが「脱税防止」だということはけっこう知られているのですが、どうしてでしょう?
お店やレストランが脱税をするのに最も手っ取り早い方法は、売上げをちょろまかすこと。簡単に言えば、実際に売れた金額をカウントしなければ、そのぶん帳簿上の売上金額が減り、課税率が下がるので、結果的に税金の支払を逃れられるというわけです。
では、このちょろまかしを防ぐためにはどうすればよいか。つまり、お客さんが物を買ったり、レストランで支払いをした際に「必ずレシートを欲しがる仕組み」を作ればよいというわけです。レシートに「宝くじ」の番号が付いているおかげで、たとえ10元の新聞の購入でも、お客さんは必ずレシートを要求します。これによって、売上は自ずと漏れなくレジに打ち込まれることになるというわけです。
統一レシート管理も簡単に : 日本李登輝友の会 台北事務所
あとがき
今回レシートが10枚ほどあったのですが、残念ながら当たりはなし。
当たったら当たったで、自国に戻っている私のような旅行者にとっては換金がハードル高いですけどね。。。
「普通に使うものに当たり番号がついている」という意味で言えば、日本だと年賀はがきみたいなイメージでしょうか?
低い確率ながら高額な賞金をもらえるかもしれないので、ぜひ台湾のレシートは取っておいて当選発表を待ちましょう!
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