【厳選】一生モノの『買ってよかった』リスト

AI資産運用のウェルスナビ、THEO、楽ラップを比較!それぞれ毎月1万ずつ積立投資した結果は?

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余裕資金がある人は、資産運用をした方がいいとよく言われます。

ただ貯金するだけではお金はほとんど増えないし、投資して資産を増やした方がいい、と。


ですが、いざ資産運用と言われても素人にはなかなか難しい。

買うのは株?投資信託?FX?よくCMでやってるマンション経営?(やめとけ)

いつ、どのくらい買えばいいのか?


投資先の1つの候補として近年出てきているのが、ロボアドバイザー(AI)による投資サービス

加入時の質問に答えると、自動的にその人に合った投資先とその割合を算出。
積立設定をしておけば、毎月決まった日に買い付けてくれます。
途中で割合などの見直しも可能。

購入するのは一般的な投資信託や債券なので怪しいものではないし、手数料も1%程度とそれほど高くない。


「資産運用したいけどようわからん!」という人に取り得る選択肢の1つ、AI資産運用サービス。

今回は、その中でも大手の3社であるTHEO(テオ)Wealth Navi(ウェルスナビ)楽ラップについて紹介。

実際に私が月1万ずつ積み立てた結果についても随時公開しています!

ロボアドバイザー(AI)資産運用を利用するメリットとデメリット

まず、他の投資方法に比べてロボアドバイザーでの資産運用を使うメリットとデメリットは何なのか?確認しておきましょう。

メリット

  • 少額でかんたんに分散投資できる

THEOやWealth Naviは最低10万円から、楽ラップは最低1万円から利用可能で、毎月の積み立て額はいずれも1万円〜。

例えば10万円で投資をしようと思っても、普通に株を買おうとすれば単位あたりの額が安い一部の株あるいはミニ株程度しか買うことができません。当然その株の調子によって評価額も大きく上下することになります。

投資信託であればある程度分散できるし少額でも購入可能なものの、やはり株・債券・その他に分散させることは難しい。


AI資産運用サービスであれば、診断結果に応じて数多くの投資先から分散投資してくれるのがとても便利。わざわざ銘柄や割合やひとつひとつの積み立て設定をする手間も省けます。


  • 設定したらあとは放置すればよろしくやってくれる

AI資産運用サービスは、一度初期設定と積み立て設定をしてしまえばあとは放置しておけるのがメリットの1つ。
投資はもちろん、リバランス(価格の上下にあわせた再調整)なども自動でやってくれます。

金融のプロがつくったAIなので、素人のわれわれが一生懸命考えるよりもよっぽど良いバランスでよろしくやってくれる(はず)。

デメリット

  • 一部の手数料の安い投資信託に比べると、手数料が高め

AI資産運用の手数料は、だいたい1%程度。

これはグローバル・ソブリン(購入時1.65%+年1.375%)のような多くの有名投資信託に比べるとかなり安いですが、たとえば年0.12%程度〜と手数料最安値クラスのeMAXIS Slimシリーズに比べると高め。


例えばはてな匿名ダイアリーでバズっていた資産運用の中の人は、以下のようなコメントをしています。

投資信託の信託報酬が年0.1%を目指す勝負をしている事態に、1%を払うのはもったいないと思ってる。
※個人の感想です
簡単・初心者向けの資産形成 (長期投資)

eMAXIS Slim 全世界株式(年0.1144%)を積み立て購入しておけば株式のみの分散にはなりますし、手数料も安く済むのは事実。


AIアドバイザーは債券やREITなど他の金融商品も含めた分散投資を自動で行いますが、そこにもう少しの手数料を払う価値があるのかどうか?

それは結局のところ結果論でしか語れないので、自らの考えや資金などと相談して決めるといいでしょう。
ちなみに私は両方やってます。


大手3社の手数料・積み立て方法比較

ロボアドバイザー(AI)資産運用の大手3社について、かんたんに表で比較してみましょう。

手数料 預入最低金額 積み立て額 積み立て方法
THEO 年率0.65〜1%
(3,000万以上の部分は0.5%)
10万円 1万円以上
1,000円単位
毎月6日 or 12日 or 20日 or 26日
(ボーナス月設定あり)
ウェルスナビ 年率1%
(3,000万以上の部分は0.5%)
10万円 1万円以上
1円単位
毎月6日、12日、20日、26日、末日
月1〜5回を選択可能
楽ラップ 年率0.963%
or 0.853%+利益の5.5%
1万円 1万円以上
1円単位
毎月10日 or 25日

手数料だけで比較するなら、1万円以上預けていれば0.9%、50万以上なら0.8%……と安くなっていくTHEOに軍配が上がりそうです。

一方、積み立て方法の選択肢が多いのはウェルスナビ
月5回まで積み立てることが可能なので、より細かく分散投資したい人向き。


資産保護の取り組みも万全

始めて知った方の中には「ロボアドバイザーって大丈夫なの?」と心配する方もいるかもしれませんが、少なくとも怪しい投資サービスではなさそうです。

各社は法令に基づいたユーザー保護の取り組みを行っています。具体的に言うと、分別管理と投資者保護基金。

万が一会社が破綻したとしても、投資したユーザーの資産は保護されます。
仮に資産の返還が何らかの理由で円滑に行われない場合でも、一人あたり1,000万円まで補償される仕組み。


THEOの場合。

THEOでは、法令に基づきお客さまからお預かりした額と同額の現金を、常に国内の信託銀行の信託口座に預けています。
また、ETFについても米国の保管機関にて分別管理しています。
これらは、万が一当社が破綻した場合でも、すべての資産をお客さまに返還できるようにする分別管理という仕組みで、法令で厳しく義務付けられており遵守しています。

仮に、破綻時に何らかの事故が起きた場合や、分別管理義務違反等により、お客さまの資産の返還が円滑に行われない場合等に備えて二次的に発動する仕組みとして、投資者保護基金による補償制度があります。
この制度の下、一人当たり最大1,000万円までが補償されます。
安心への取り組み | THEO [テオ] by お金のデザイン


ウェルスナビの場合。

証券会社などの金融商品取引業者等においては、金融商品取引法により、お客様の財産と自己の固有財産を分別して管理することが義務付けられており、これを「分別管理」と言います。WealthNaviでも、お客様の財産と自己の固有財産を分別して管理しています。

日本投資者保護基金は、万が一、何らかの事情で証券会社が破綻し、分別管理の義務に違反したことによって、お客様の資産の返還が円滑に行われない場合には、返還できないお客様の資産について、日本投資者保護基金がお客様一人当たり上限1,000万円まで補償します。
WealthNaviの安心安全への取り組み – WealthNavi(ウェルスナビ)


楽天証券(楽ラップ)の場合。

お客様の保有する投資信託は「証券保管振替機構」に預託しており(一部個別管理が必要なものは除きます)、弊社自身の保有する投資信託受益証券と区別して管理がなされています。お客様個々のお預かり分は、帳簿によって直ちに判別できるよう管理しています。

証券会社の加入が義務付けられている「投資者保護基金」は、倒産した証券会社が法令に違反して分別管理をおこなっていなかった等の理由で、お客様への資産の返還に支障が生じる場合、お客様の資産を補償する等の業務をおこないます。投資者保護基金の補償額は、 2001年4月以後はお客様1人あたり1000万円が限度額となっています。楽天証券は日本投資者保護基金に加入しています。
分別管理 | 楽天証券について | 楽天証券


THEO(テオ)+docomoの概要

THEO(テオ)は、「お金のデザイン」という会社が運営しているAI資産運用サービス。

証券・投資会社や銀行などの金融関係から、グーグルやクックパッド等出身のメンバーまで多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが運営しているようです。

近年ドコモとの結びつきを強めているようで、THEO+docomoという名称でもサービスしている様子。


運用前に年齢や年収、資産額、希望などを診断して資産運用方針を決定。それに従って株や投資信託、国債などを購入します。
自分のタイミングで入金することもできますし、毎月積み立てることも可能。

リバランス(市況等による買い替え)もおまかせ。


手数料は預けている金額によって1.0〜0.65%まで変動します。毎月1万円以上積み立てていることが条件。

1.00%:条件なし
0.90%:1万円以上、50万円未満
0.80%:50万円以上、100万円未満
0.70%:100万円以上、1,000万円未満
0.65%:1,000万円以上


登録時の質問項目。これを元にざっくりと資産運用方針を決定します。

登録時の質問項目。これを元にざっくりと資産運用方針を決定

私の場合、配当・利息重視という結果が出ました。やや守備的というか、ローリスク・ローリターン寄りですね。

やや守備的というか、ローリスク・ローリターン寄り

株式中心の値上がり益重視にすることも可能。

リスク許容度を上げて、株式中心の値上がり益重視にすることも可能

実際にどのようなポートフォリオになっているかも確認できます。資産運用のシミュレーションも。

実際にどのようなポートフォリオになっているかも確認できます。資産運用のシミュレーションも

「THEOにおまかせ」を選んでおけば、リバランスや見直しも全ておまかせです。

「THEOにおまかせ」を選んでおけば、リバランスや見直しも全ておまかせ


Wealth Navi(ウェルスナビ)の概要

Wealth Navi(ウェルスナビ)は、 ウェルスナビ株式会社が運営する全自動資産運用サービス。
ロボアドバイザーによる資産運用では、現時点(2020/6/10)で最大手です。預かり金額は2,500億円以上。

「富裕層向けの資産運用をすべての人に」という思いで運営されているとのこと。

SBIグループをはじめ、多くの銀行や保険会社等とも提携。


5つの簡単な質問で大まかな投資方針を決定。

そこから希望に応じてリスク許容度を上下させることで、好みのバランスに変更することもできます。


手数料は、年率1%。(3,000万円を超える部分は0.5%)

長期割として、預け入れ額が50万円以上なら半年ごとに0.01%ずつ、200万円なら0.02%ずつ、最低で0.90%まで手数料が割引されます。


実際の運用診断はこんな感じ。年齢や年収、資産、運用目的などごくかんたんな質問のみ。

実際の運用診断はこんな感じ。年齢や年収、資産、運用目的などごくかんたんな質問のみ

実際の運用診断はこんな感じ。年齢や年収、資産、運用目的などごくかんたんな質問のみ2

実際の運用診断はこんな感じ。年齢や年収、資産、運用目的などごくかんたんな質問のみ3

リスク許容度は5と出ましたが、もっと低リスクでいきたい場合は下げることも可能。

300万円を30年運用した場合、70%の確率で799万円以上になるとのこと。
どういう計算かはわかりませんが、本当なら嬉しい。

300万円を30年運用した場合、70%の確率で799万円以上になるとのこと

運用シミュレーション。

シミュレーション

ポートフォリオ。リスク許容度が高めなので、株の割合が多くなっていますね。

ポートフォリオ


積立コースは、月1回定額・月5回定額・複数回定額・カスタムの4種類から選択可。

積立コースは、月1回定額・月5回定額・複数回定額・カスタムの4種類から選択可

任意でボーナス月の設定もできるなど、かなり柔軟な設定ができます。

任意でボーナス月の設定もできるなど、かなり柔軟な設定ができます



楽ラップの概要

楽ラップ」は楽天グループの楽天証券が運営するロボアドバイザー資産運用サービス。

THEOやウェルスナビと違い、株や投資信託など金融商品を広く取り扱う楽天証券内の1サービスです。

楽天証券の楽ラップ


他社より多めの20問ほどの質問から好みを割り出し、投資割合を決定します。

投資に直接関係のない、心理テストっぽい問題が多いのが特徴的。


手数料は、「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2種類があります。
・固定報酬型:0.963%
・成功報酬併用型:0.853%+運用益の5.5%


性別や年代、投資志向のような一般的な質問もあれば、

性別や収入のような一般的な質問もあれば

心理テストのような問題も。

心理テストのような問題

診断結果は、中立的なタイプとのことでした。

診断結果は、中立的なタイプとのことでした

診断結果は、中立的なタイプとのことでした2

申し込み金額は10万円以上、1円単位。積立は1万円以上1円単位で、毎月10日 or 25日からの選択です。手数料コースの選択もこちらの画面で。

申し込み金額と手数料コース


月1回ずつ一年半積み立てた結果。どこが一番高い?

2019年6月から毎月1万円ずつTHEO・ウェルスナビ・楽ラップに積み立て投資したので、その結果をここに掲載。


2019年6月4日のスタート地点。
THEOではもっと以前から投資していたことと、ちょうど15万円に調整していく過程でプラス・マイナスが表示されています。また、調整過程の価格上下で楽ラップのみ149,592円スタートとなってしまいましたが、ご了承あれ。

【THEO】

【ウェルスナビ】

【楽ラップ】


2020年1月31日。
投資額23万に対し、順調に資産が増えています。


株価が下がった2020年4月28日。
投資額26万に対し、資産額はさすがにマイナスへと落ち込んでしまいました。
積立投資をするなら、こんなときでも設定を変えずに淡々と毎月購入するが吉。見方を変えれば価格下落している期間はその分安く買えるわけですからね(と自分に言い聞かせる)。


2020年6月1日にはずいぶん持ち直し、投資額27万に近いところまで戻してきました。
ウェルスナビは早くもプラス圏内。

これを書いている6/12時点で、投資額28万に対しTHEOは285,434円(+5,434円)、ウェルスナビは294,728円(+14,728円)、楽ラップは284,046円(+4,454円)まで上がってきました。


回復基調にあるとはいえまだまだ以前の株価には戻していない中でこの状態なので、年末頃にはかなりプラスに転じているんじゃないかと期待しているところ。暴落したときには安く買えているわけですしね。


2020年12月末。
投資額34万に対し、THEOは365,629円(+25,629円)。

ウェルスナビは397,000円(+57,000円)と10%以上のプラスで推移。

楽ラップは368,820円(+29,228円)という結果でした。

あくまで私の場合かつ現在の市況での評価額ではありますが、ウェルスナビ他の2社に比べて倍近くの利益を出して大きくリードしています。


最終的に2021年8月まで積み立てて、投資額42万に対しての評価額は以下の通りでした。市況が良かったのでいずれも大きくプラスになりましたが、ウェルスナビとそれ以外の2つで大きく差がつく結果に。

  • ウェルスナビ:565,228円(+145,228円)
  • THEO:503,351円(+83,351円)
  • 楽ラップ:493,222円(+73,222円)

とりあえずこの時点で楽ラップを解約し、残りの2サービスは続けてみています。


なお、以上の結果は各ロボアドバイザー資産運用サービスの優劣を示すものではなく、あくまで私が診断されたとおりに積み立てた結果。

ユーザーによって投資先の割合、そしてもちろん投資した結果の資産増減も異なってきますので、その点ご留意ください。


あとがき

投資に絶対も正解もありません。よほど怪しい投資先なら別ですが、それ以外は個別株などでハイリスク・ハイリターンを狙うか、なるべく分散投資をしてリスクを減らしつつリターンを取りに行くのか、それはその人次第。

年1%の手数料がかかるとはいえ、AIロボアドバイザーによる資産運用はひとつの選択肢としてアリだと思います。
私も、お金がなくならない限りは引き続き少額ずつ積み立てて、この記事にもその結果を追記していく予定。

ロボアドバイザー投資の中で選ぶなら、私ならウェルスナビですね。楽天という企業を基本的に信用していないので。。。


なお、この記事を書くにあたってはなるべく丁寧にメリット・デメリット併記を心がけたものの、当然のことながら投資には何が起こるかわかりません。自己責任でお願いいたします。


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