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(画像:ジョジョ第53巻表紙より)
どうも。ブログタイトルをジョジョネタにしたことがあるほどのジョジョ好き、@ushigyuです。
最近(というわけではないのかもですが)、マンガやアニメから仕事術を学ぼうという本がいろいろと出版されているようです。
ですが、まだ「ジョジョに学ぶ仕事術」は出ていない模様。
(著者の荒木さんの意向か、ただそういう企画がないだけなのかはわかりませんが)
それならブログで書いてみればいいじゃあないか!
というわけで、今回はジョジョの中でも「組織」が出てきて名言満載の「第5部 黄金の風」から5つほどピックアップして、そこから仕事を学んでみようと思います。
※なお、以下ジョジョ第5部のネタバレを含む場合がありますので、ご注意ください。
① 口に出す前にすぐ行動。スピードが大事
オレたちチームはな! そこら辺のナンパ道路や、仲よしクラブで、
「ブッ殺す」「ブッ殺す」って、大口叩いて仲間と心をなぐさめあってるような負け犬どもとはわけが違うんだからな。「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!
その時スデに行動は終わっているんだッ!
(by プロシュート兄貴、第53巻)
ジョジョ第5部は、ギャングの世界。
大口を叩いたり決断を迷ったりして行動をしないことが、すぐに命取りになってしまいます。
ビジネスの世界でもそれは同様。
口だけで行動しない人は誰も信用しませんし、例えば何か不満があるからといって同僚と愚痴り合っていても何も解決しません。
ライバルにも置いて行かれてしまうでしょう。
必要なのは「行動」。
それも、思い浮かんだら即実行、というくらいのスピード感です。
『心の中で思ったら既に行動は終わっている』
…というのはさすがに難しいですが、思い浮かんだら後回しにせずすぐ行動する、くらいは明日からでもできるはずです。
② 上司として部下に見せるべき姿勢
『任務は遂行する』『部下も守る』
「両方」やらなくっちゃあならないってのが、「幹部」のつらいところだな。
覚悟はいいか?オレはできてる。
(by ブチャラティ、第53巻)
この言葉は、上司として取るべき姿勢を如実に表していると思います。
『任務の遂行』は、例えば売上目標だったり、期日までの納品だったり仕事によって様々。
これは大抵の人が認識していることでしょう。
上司として重要なのはもう一つの『部下も守る』こと。
個人プレーヤーとしてある程度の成果を残して上司になった人は、この『部下を守る』ことができるかで運命が分かれると個人的には思います。
「おれはちゃんとやってるのに、部下ができないヤツだから困る」
ではなく、
「部下も大事なチームの一員。失敗したら責任は自分がとる」
と考え、態度や行動で示す。
そういう姿勢を見せることができれば、ブチャラティのチームのように自ずとメンバーはついてくるはずです。
③ 組織に残るべきか、出るべきか
「情」に流され、血迷った事をするなんて……
あんたに恩はあるが、ついて行く事とは別だ…あんたは現実を見ていない…理想だけでこの世界を生き抜く者はいない。
この組織なくして、ぼくらは生きられないんだ…。
(by フーゴ、第56巻)
会社員であれ個人であれ、充実した仕事をしていればどちらでも良い、と個人的には思っています。
ですが、このフーゴのセリフのように「組織がなかったら生きられない、だから残る」という選択はどうでしょうか?
理想だけでは生きられない、それはそうです。
だからといって何もせずに後悔はしないでしょうか?
ブチャラティ一行のように、ある程度の犠牲を覚悟しても理想を現実にするための行動を起こすか。
フーゴのように、生きていくために現状に甘んじる選択をするか。
どちらが最終的に幸せか、一度考えてみるのも良いかもしれません。
④ 「結果」だけを求めるか、自分の中での「真実」を求めるか
わたしは「結果」だけを求めてはいない。
「結果」だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ………
近道をした時、真実を見失うかもしれない。
やる気もしだいに失せていく。大切なのは、『真実に向かおうとする意志』だと思っている。
向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、
いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな。
…………違うかい?
(by アバッキオの先輩警官、第59巻)
私自身も「結果」だけを求めて近道をしたがるタイプなので、この言葉は身に染みます。
もちろん、近道をすることそれ自体は悪いことではありません。
愚直に歩いていくこと、努力することだけが正しいとも思いません。近道を探すこと(=工夫してよりよい方法を探すこと)も重要です。
ただ、その過程で本当に大事なもの、「真実」を見失ってしまうことになるとしたら・・・?
たとえ「結果」に向かうには遠回りでも、「真実」を見失わずに向かっていくことが大事。
この言葉を、私はそのように理解しています。
『「結果」だけを求め真実を見失った』といわれて、思い出したのが以下の記事。
(「真実」ってじゃあ何よ、という話はありますが。。。)
GREEが正しいとか間違っているとか言うつもりはありませんが、確かに「結果(=売上、利益)」最優先で、ユーザーに与える影響や当初掲げていた理念などは二の次になっている気はします。
いずれにしろ、『真実に向かおうとする意志』をもって頑張ってほしいと願うのみですね。
⑤ 過去の自分に比べて、少しでも成長しているか
これは「試練」だ。
過去に打ち勝てという「試練」と、オレは受けとった。人の成長は…………未熟な過去に打ち勝つことだとな…
(by ディアボロ、第61巻)
最後は、ジョジョ第5部のラスボスであるディアボロのセリフ。
ジョジョの他の部に比べても「ザ・悪役」という感じの発言が多いディアボロですが、このセリフはディ・モールト ベネ(とても良い)。
未熟な過去に打ち勝ち、去年よりも良い今年、昨日よりも良い今日にしてこその「成長」です。
昔は良かった、あの頃に戻りたいなどと言う人もいるかもしれませんが、タイムマシンがあるわけでもないのにそんなことを言ってどうするんでしょうか?
いつだって「オレは今なんだよ!」なのです。
あとがき
最終的に仕事術ではなくなってきた気もしますが、それはご愛嬌ということで…。
こうやって書いていくと、仕事をする上で、生きていく上で重要なことのうちいくつかはマンガから学んだような気がします。
オレは『正しい』と思ったからやったんだ。後悔はない…こんな世界とはいえ、オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!
(by ブチャラティ、第56巻)
そんな気持ちで日々進んでいきたいと思います。
他にも名言や名場面が満載で、何より読んで面白いジョジョ第5部。
もし読んだことがない方がいれば、ぜひ!