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先日、いつものように自宅のiMacで作業をしていたところ、頻繁にフリーズする症状が発生。
正確に言うと、マウスやキーボードの入力を約10秒ほど全く受け付けなくなり、その後復活することを繰り返すというもの。その間Bluetooth接続しているヘッドホンからの音楽は途切れないのでMac自体がフリーズしているわけじゃないし、Bluetoothの問題でも
なさそう。
再起動すると直るが、しばらくするとまた同じ症状が現れる。原因や条件は不明。
どうにも解決できなかったので、Apple電話サポートをお願いすることに。
ある程度の症状ヒアリングがあった後、操作を教えてもらい実施したのが「SMCリセット」「PRAM(NVRAM)リセット」「セーフブート」の3つ。
この3つはユーザー側でできる作業であり、Macソフトウェアで起こっている問題の一部が解決できる可能性があります。
それぞれどんな意味があり、具体的にどういった操作をすればよいのか?まとめました。
SMCリセットとは
まずは、「SMCリセット」について。
SMC(システム管理コントローラ)は、ローレベルの機能を制御するもの。ローレベルと言われても詳しい人でもなければピンときませんが、具体的には以下のような機能を制御しているとのこと。
・電源ボタンを押したときの反応
・Mac ノートブックのディスプレイの蓋を開いたり閉じたりしたときの反応
・バッテリー管理
・熱管理
・SMS (緊急モーションセンサー)
・環境光センサー機能
・キーボードのバックライト機能
・ステータスランプ (SIL) 管理
・バッテリー残量のインジケータランプ
・特定の iMac のディスプレイに対して (内蔵ではなく) 外部のビデオソースを選択
つまり、これらの機能にまつわるトラブルであれば改善する可能性がある、ということになりますね。
症状の例としては、
「コンピュータへの負荷が高くなく、正しく通気されているにもかかわらず、コンピュータのファンが高速で回転する」
「キーボードのバックライトが正しく機能しない」
「Mac が電源ボタンを押しても反応しない」
「Mac ノートブックが蓋を開閉したときに正しく反応しない」
といったものが挙げられています。
T2セキュリティチップ搭載機種の場合
Apple T2セキュリティチップを搭載している、以下の機種の場合です。
iMac Pro
Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)
Mac mini (2018 年に発売されたモデル)
MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル)
MacBook Pro (2018 年以降に発売されたモデル)
Apple T2 セキュリティチップについて – Apple サポート
【MacBookなどノートブック型の場合】
MacBook AirやProなどノートブック型の場合、まずは以下を試します。
それでも問題が解決しない場合は、以下の手順でSMCをリセットします。
左controlキー
左option(Alt)キー
右shiftキー
※Macの電源が入る場合があるが、押し続けているとそのうち切れるはず
【iMacなどデスクトップ型の場合】
iMacなどデスクトップ型の場合の手順は以下の通り。
※サポートでは「1分待ってください」との指示でした。ともかく、しばらく待ちましょう。
T2セキュリティチップを搭載していない機種の場合
【MacBookなどノートブックの場合】
左controlキー
左option(Alt)キー
左shiftキー
※以上はバッテリーの取り外しができない機種の場合。バッテリーの取り外しが可能な場合はこちら
【iMacなどデスクトップの場合】
※サポートでは「1分待ってください」との指示でした。ともかく、しばらく待ちましょう。
PRAMリセット(クリア)とは
次に、PRAMリセットについて。
PRAM(パラメータRAM)は、Macがすばやくアクセスできるように設定情報が記憶されているメモリです。
Macの種類によってはPRAMではなくNVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)が搭載されていますが、役割は同じ。
PRAMには音量、画面解像度、起動ディスク、カーネルパニックの情報などが記憶されており、これらに関係するトラブルの場合はPRAMリセットで解決できる可能性があります。
PRAM(NVRAM)リセットの方法
(この間、Macは再起動のような動作をします)
セーフブートとは
最後に、セーフブート(セーフモード)について。
セーフブートを行うと起動時にチェックを行い、一部のソフトウェアが自動で読み込みや起動されるのを防止します。
たとえば、以下のような処理が行われるとのこと。
・起動ディスクを検証して、必要に応じてディレクトリの問題の修復を試みる
・必要なカーネル機能拡張だけを読み込む
・起動項目とログイン項目が自動的に開かないように阻止する
・ユーザがインストールしたフォントを無効にする
・フォントキャッシュ、カーネルキャッシュ、その他のシステムキャッシュファイルを削除する
セーフブート(セーフモード)で起動・終了する方法
あとがき
私の場合、SMC・PRAMリセット、セーフブートを行うことで一旦症状は収まった模様。このまま様子を見たいと思います。
Appleサポートに聞くことができればもちろんベストですが、様々な状況でそれができないときもあるでしょう。
そんなときは、この操作を試してみてください。
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ありがとうございます!
治りました!
原因はワイヤレスマウスの電池残量の低下でした。
マウスポインタが動く程度の電池残量はあるのに、なぜだかクリックボタンを押した時に反応するだけの電池残量は無かったみたいです。
まさか電池が原因とは思いもしませんでした!
なんと、そんなパターンもあるんですね。。。確かに、クリックだけが利かないとなるとMac側に何か原因があるのかと疑ってしまいますよね。
なんにせよ、無事に解決してよかったです!