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新潟県の燕市・三条市付近で愛されているご当地グルメのひとつ、燕三条背脂ラーメン。
東京などでもよく見かける”背脂チャッチャ系”の源流ともいわれる、歴史あるご当地ラーメンです。
新潟を訪れる機会があったので、この燕三条背脂ラーメンはなんとしても食べておきたい。
元祖とされる杭州飯店は臨時休業だったため、今回は代表的な人気店のひとつ「大むら食堂」を訪れました。
発祥の地で食べる背脂ラーメンは、見た目のインパクトからは意外なほどすっきり。
背脂の甘みを感じながら、もたれることなく美味しくいただけました。
「大むら食堂」燕三条背脂ラーメンの人気店
こちらが「大むら食堂」の外観。
沖縄っぽさもあるオレンジ色の屋根瓦に、「中華そば 餃子 大むら」の看板。
パッと見だと町中華のようで、とても背脂ラーメンを出す店には見えません。
平日のみのランチセットが1,000円でおトク。
「中華そば」が燕三条背脂ラーメンのことなのですが、普通盛りでも一般的なラーメンの倍くらいボリュームがあるので注意。
「半中華」でも通常の1人前くらいあります。
店内は1階がカウンターとテーブル席、2階には広めの座敷席があります。子連れでも入りやすく、お店の方も親切で居心地良し。
こういった”町の食堂”的な店では意外な、タブレットからの注文が可能。
注文時にわかりやすいよう、中華そばの背脂や麺の量の説明あり。
デフォルトの太麺だと1人前で約300gあるらしい(通常は110〜200g程度)。
背脂の乗った中華そば以外にうどんやそば、丼物やカレーなど食堂らしいメニューも。
卓上にはしょうゆ、ラーメンダレ、酢、こしょうなどスタンダードな調味料。
私たちは1,000円のCセット(半中華、餃子2個、サラダ、杏仁豆腐)を2つ注文。
※価格は2024年6月当時
半中華の片方は少し固麺+多油、もう片方は普通麺+普通油にしました。
すっきりスープに、ほのかな甘みの背脂がマッチした中華そば。ガツンとくる系ではない
こちらがCセットの半中華、餃子2個、サラダ、杏仁豆腐。バランスのとれた構成ですね。
半中華といえども、やはりどう見ても一人前のボリュームはある。
背脂は「普通」にしましたが、それでもなかなかの量がかかっています。
スープは煮干しの風味をしっかり感じる、意外にもすっきりとした味。
中華そばの王道といえるスープで、ガッツリ・ギトギト感はほとんどありません。
”背脂”と聞くとラーメン全体にガツンと脂の旨味を増やすイメージがあったんですが、「大むら食堂」の背脂はあくまで具のひとつという感覚。
もちろん脂の旨味・甘みはあるんですが、背脂を口に入れたときに若干感じる程度。
全体的に脂っこくないのでスルスルいけるのは良さでもありますが、ガッツリ感を求める人にはもしかすると物足りないかも。
お店おすすめの太麺は、ワシワシと歯ごたえ食べごたえがある。
言うほどガッツリ系ではないので、細麺は細麺で合うと思います。
漬け込まれた大きめのチャーシュー。
細かく刻んだタマネギが、シャクシャクとした食感+さっぱりとしていいアクセント。
多油(背脂多め)の中華そばは、表面がほとんど真っ白になるほどのインパクトある見た目。
これだけの背脂がかかっているのに、脂っこすぎず胃もたれもしないのは不思議。
スープをすするたびにふわふわでほのかな甘みのある背脂が口に入ってきて、新感覚のおいしさ。
一口に背脂といっても、ガツンとくるものもあれば優しい甘さのものもあるんですね。
もしかすると他の店はまた違った感じの背脂ラーメンかもしれないので、また他の店とも食べ比べてみたいものです。
「大むら食堂」アクセス・基本情報
ものづくりで全国的に知られる燕市にある「大むら食堂」。
公共交通機関だと、燕三条駅から燕市循環バスに乗り「小高」バス停で降りて徒歩4分。
ただ、バスの便数が少なく時間もかかるので、可能なら車でアクセスするのが良いでしょう。
【大むら食堂の基本情報】
店名 | 大むら食堂 |
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電話番号 | 0256-62-4746 |
住所 | 新潟県燕市小高810-4 |
営業時間 | 11:00〜15:00(※火曜のみ11:00〜14:00)、17:00〜20:00 |
定休日 | 水曜 |
Web | なし |
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