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英語教育がされているわりに、あまり英会話ができないと言われている日本人。
実際に私も3週間ほど海外に語学留学してみて、文法などのペーパーテストはそこそこ解けるものの、会話にはついていけないこともしばしばありました。
そんな典型的日本人にピッタリなのが、今回紹介する英語の本。
タイトルは「4コマ漫画で体感するから身につくほんとに使えるリアルな英語フレーズ」です。長い。
この本の著者は、カナダ・バンクーバーに長く住んでいる日本人、米田さん(@yonetaQ)。
おそらく「日本人は英会話が苦手」というのを十分わかっていて、この本を出版したのだと思います。
それだけに、わたしたち日本人にとってわかりやすい表現やシチュエーションが多くとっつきやすい。4コマ漫画ベースなのでなおさらです。
今まで文字ばかりの本で挫折してきた人でも、これなら手につきやすいかも。
英会話の初級〜中級者が、生きた英語表現を学ぶ教材としてうってつけです!
キャラクターの日常を描いた4コマを通して、生きた英語を学べる
この本「4コマ英語」は、3人の登場人物の会話で進んでいきます。
日本人ですがカナダに長く住み、ネイティブ並みの英語力を身につけている筆者の「Q」、カナダ人の「David」、そして日本からの留学生「シノ」。
この本を読む人は、「シノ」を自分に置き換えて英語フレーズを学んでいく感じになるでしょう。
例えばLesson1では、まず最初の自己紹介のフレーズを4コマ漫画で。
学校では「My name is 〜」と習った人が多いと思いますが、本書によるとカジュアルなシーンでは「I’m 〜」の方が自然とのこと。
右側のページには「なぜその表現を使うのか?」「どんなシチュエーションで?」「使う際のポイントは?」といったTipsも書かれていて、会話表現だけでなく関連語彙や知識も同時に得られます。
シノが留学している4月〜3月までの1年を一緒に進めていく構成なのですが、各月の最後にはおさらいプラスアルファのフレーズも。
さらにコラムも載っており、言葉だけではないコミュニケーションのことまで学べます。
筆者が「英語という言語」だけでなく「英語をベースにしたコミュニケーション」を身につけてほしいと考えているのがわかりますね。
音声は公式サイトから聴ける
本にはCDが付いていませんが、公式サイトから直接聴いたり、1トラックずつあるいは一括でダウンロードすることも可能。
いくら読んでおぼえても、耳から聞こえる英語が理解できない、発音できないのでは意味がありません。
必ず音声も込みで勉強するようにしましょう。
苦労して英語を覚えた日本人だからこそ書ける内容
英語なんてまったくできない状況で海外に放り込まれ、苦労して英語を覚えた筆者だからこそ、日本人にとってわかりやすく書けるのでしょう。
あとがきにはこうあります。
執筆中、一貫して必死に思い出して考えていたのは「自分が英語を話せるようになった過程」です。
初めて日本以外の場所に足を踏み入れた瞬間の興奮。
自分の名前すら、まともに言えなかった悔しさ。
初めて英語が通じて笑いかけてもらった感動など…そんなリアルな体験を皆さんに少しでも感じ取っ̅てもらいたかったから、そこから海外での生活はどういうものなのか、英語ってどういう風に使われているのか、どう話せばいいのかを少しでも疑似体験してもらいたかったから…執筆中に一貫して考え続けてきました。
筆者の英語を話せるようになった過程を、私もこの本で追って行ってみたいと思います。
あとがき
TOEICでちょっと高得点を取ったことはあるものの、会話はイマイチというザ・日本人な私。
ブランクも長く、昨年6月のアメリカ(アップルのイベントWWDC)や12月のホノルルマラソンで英会話力のなさを痛感してきました。
今年5月にまた海外に行く予定があるので、この本を起点にしてまた英語を鍛えなおさねば…と意気込んでいるところです。がんばるぞ!