この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
「竜」と「虎」といえば実力が伯仲したライバル同士を表す言葉。
(なぜ架空の生き物・竜と実在する虎がそのように描かれてるんでしょうか…。由来は不明)
(「竜」と「龍」の使い分けがわからない)
昔から多くの絵画などに一緒に描かれていますし、「竜虎相搏つ」(強い実力を持つ者同士が争うことのたとえ)ということわざもあります。
日本だと例えば武田信玄と上杉謙信が竜虎に例えられますし、タイガー&ドラゴンというドラマもありましたね。
先日訪れた台湾第2の都市・高雄の観光地「蓮池潭」には、その竜虎をモチーフにした「龍虎塔」というツインタワーがあります。
正しい手順で通ることにより福が来ると信じられているパワースポットでもあるらしい。
高雄有数の観光地にして、見た目のインパクトも抜群。
ここまで来たなら行くべき場所のひとつです!
蓮池潭へのアクセス:生態園區站からバスやタクシーで
龍虎塔のある蓮池潭へのアクセスは、KRT(地下鉄)に乗って生態園區站(Ecological District)で下車。
2番出口の目の前にある停留所からバスに乗ります。
3系統あるうち、紅51か紅35に乗れば蓮池潭に行けますよ。
日本と違い、「バスは手を挙げて止める」などローカルルールがあります。
詳しくは以下の記事をどうぞ。
アナウンスは中国語で全然わからないので、Googleマップ等で現在地を追うか車内前方の電光掲示をじっと見ておきましょう。
でないと、私のように間違えて手前で降りる羽目になりますよ…。(「蓮池潭」で降りるべきところ「蓮池會館(2つほど手前のバス停)」で降りてしまった)
せっかくなので周囲の風景でも見ながら現地まで歩くことにします。湖に着いたら、だいぶ向こうに龍虎塔らしきものが見えてきました。
4月とはいえ高雄は日本で言う真夏の気温。大量の汗をかきつつ、なんとか到着しました。
私は結構滞在中歩きましたが、なるべく歩き移動は避けることをおすすめします。
入口の手前には花輪が。オープンしたばかりというわけでもないから、幸運を願う意味が込められた飾りなのでしょう。
難易度高めのバスだけでなく、もちろんタクシーでも来ることができますよ。
「蓮池潭」は市内からは少し距離があるものの、高鉄「左営」駅からなら、タクシーで約10分、150元程度です。しかし、高鉄出口(2、3、4、5)側からタクシーに乗ると、ぐるーっと回らなければならないため、料金が高くなり、200元以上になることも。
(中略)
高鉄を降りたら真ん中の通路を通って台鉄のホーム(西)側に回り、1階に降りてからタクシーに乗りましょう。こうすると150元程度におさまるはずです。
蓮池潭(高雄市) | 台湾観光-台北ナビ
湖畔にそびえるツインタワー・龍虎塔。龍から入って虎から出よ!
奥に見えるのが龍虎塔。六重の塔が2つと、龍・虎が見えますね!
ここ龍虎塔は、蓮池潭という湖の周りにあるスポットの1つ。
龍虎塔だけでなく、さまざまな特徴ある建物が蓮池潭の周辺には点在しています。
蓮池潭という名前の通り、池には多くの蓮が浮かんでいます。
龍と虎が大きく口を開けて待つ、龍虎塔の入口。
これはインパクトあるわー。
「龍の口から入って虎の口から出てください」という看板。
なんでも台湾では最も縁起の良い動物は龍、悪い動物は虎だとされており、龍の口から入り虎の口から出ることで災いが消え福が来ると信じられているらしい。
郷に入っては郷に従え。龍の口から中へ入ってみましょう。
横には虎の御姿。こちらから見るとなかなかかわいい表情しとるやないの。
中に入り、入口側をパシャリ。
龍内部の通路(というとRPGのダンジョンっぽい)は、台湾の神々だか偉人だかがびっしりと立体的に描き込まれています。
尻尾側の出口には募金箱と係員のおじいさん。
入れる義務はありませんが、維持にもお金がかかるでしょうから多少でも入れておくといいでしょう。
すぐに虎側にも渡れますが、
せっかくなので塔を上ってみましょう。2重の螺旋階段を上へ。
エレベーター?そんなものはない。
塔の屋根には小さめのトゲトゲしい龍の像。
上れる一番上の5階まで来ると、蓮池潭や来た道など上から見渡せます。
ここまで来たかいはあったかな。(超暑いけど)
隣の塔。よく見ると屋根にはミニ6重の塔が立ってたりして芸が細かい。
上って来た階段を降ります。結構急なので気をつけて。
虎側に渡ります。龍虎のケツを眺めながら。
虎の子かわええ。
一通り堪能したら、虎の穴から出ます。
台湾の伝説上の登場人物か何かでしょうか。
出口!龍よりも歯が多い。
ちゃんと龍から入って虎から出てきたので、きっと福が訪れるはず。
それにしても君はいい顔しとるな。
隣にはさっきの龍。目ん玉飛び出してるのにここで始めて気付きました。
蓮池潭には他にも注目スポットがいっぱい
龍虎塔を出てからふと右側を見ると、別の龍や像が目に入りました。
歩いてもそんなに無さそうだし、せっかくだから行ってみるか。
龍虎塔とはここでお別れ。福をたのむぜ。
蓮池潭沿いの道を歩く。季節や天候によりますが基本的にとにかく暑いので、水分と日焼け止めは欠かせません。
龍の背に人が乗っている様子を見るとなんだか日本昔ばなしを思い出すけど、ここは台湾。
到着!ここは「春秋閣」というところらしい。
さっきの龍とはまた違い、髭がかなり太くて長い。表情も全然違いますね。
こちらにも、お坊さんや動物の絵などが刻まれています。
中にはちょっと怖い感じのものも。これ、どういう状況やねん。。。
こわい、こわいって
ちょいちょい恐ろしい絵に驚きながらも、神々(?)に導かれながら尻尾側の出口へ。
その奥、長い橋の先に五里亭という建物も。
行きたかったけど暑さと体力の関係上今回はやめておきました。
春秋閣から道路を挟んで向かいにあるのが、啓明堂。
めちゃくちゃ立派な建物です。
装飾もとても細かくて豪華。かっこいい!
日本だと比較的シンプルな中に侘び寂びを見出すみたいなところが多いですが、それとは180度といっていいくらい違って面白い。
中心に祀られているのは、三国志でも有名な関羽(関聖帝君)。
台湾で関羽は文武の神として信仰されており、各地に関羽を祀る関帝廟があるとのこと。ここもその1つですね。
他にも蓮池潭には見どころがたくさんあるようなのですが、暑さでもう限界だったのでこの辺で終了。
帰りもバス利用。適当に駅っぽい行き先表示のやつに乗ったらどうにかなりました。
(もちろん、Googleマップ等で調べてから乗る方が確実です)
あとがき
高雄有数の観光スポット、蓮池潭。中でも龍虎塔は外せない場所の1つに間違いありません。
災いを排し福を掴むため、台湾ならではの風景を見るためにぜひおいでください!