【厳選】一生モノの『買ってよかった』リスト

富山「相倉合掌造り集落(五箇山)」は泊まれる世界遺産。江戸時代の風景や暮らしが楽しめる

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

富山「相倉合掌造り集落(五箇山)」は泊まれる世界遺産

先日、北陸3県(福井・石川・富山)を回る計画を立てている時のこと。

各県でそれぞれ行っておきたいところはどこか……と調べていてヒットしたのが、相倉合掌集落というところ。


なんでも、世界遺産の「白川郷・五箇山の合掌造り集落」に含まれる集落の1つとのこと。

白川郷はかなり有名になっていますし私も知っていたのですが、それ以外にも合掌造りの村があったとは。しかも、見るだけでなく泊まれるだと!これは行くしかない!


海外からの観光客にも人気とのことでかなり予約が埋まっていたのですが、何とか日程調整して合掌造りの家に宿泊成功。

たくさんの写真つきでレポートしていきます!

世界遺産の合掌造り集落「相倉合掌集落」へバスで向かう

かなり観光地化され交通の便も良くなっている白川郷に比べると、相倉合掌集落はかなり行きづらい。

車、、もしくは1時間に1本程度しかない「世界遺産バス」を利用する他ありません。


私の場合、名古屋からきときとライナーで五箇山合掌の里まで行き、そこから世界遺産バスで相倉まで向かうことに。


こちらが世界遺産バス。こういった観光バスもあれば路線バスっぽいのもありました。

世界遺産バス

途中、1時間ほど寄り道した「上梨」バス停。「ゲゲゲの鬼太郎」に出てきそう。

この近くには宿や土産屋、飲食店、温泉施設、そして指定史跡の村上家住宅があります。

Ainokura gassho shuraku 2

そこからまたバスに乗り直し、「相倉口」バス停で下車。

Ainokura gassho shuraku 54

ここから相倉合掌集落までは徒歩5分とのこと。看板に沿って歩いて行きましょう。

Ainokura gassho shuraku 4

「徒歩5分はサバ読んでるやろ!」と言いたくなる意外と長い道のり。信じて歩きます。

Ainokura gassho shuraku 5

ついたー!この雰囲気、周囲はとてものどかなのにテンションはめっちゃ上がります。

Ainokura gassho shuraku 6

ちなみに場所はここ。


まずは相倉合掌集落を散歩。江戸時代の村の風景を楽しむ

ちょっとした茶屋も合掌造り。

Ainokura gassho shuraku 7

トイレはなぜか石垣に埋め込まれていました。

Ainokura gassho shuraku 8

さて、どう回ろうか…と考えていると目に入った、「全景撮影スポット」の文字。
よし、とりあえずこれ行ってみようか。

Ainokura gassho shuraku 9

ちょっとした山道を上っていくこと5分ほど。

Ainokura gassho shuraku 10

ここがそのスポットです!……あれ、思ったほど綺麗に全景が見える感じじゃないな笑

Ainokura gassho shuraku 11

でもズームインしてみると、山あいに並ぶ合掌造りの家々がよくわかります。

Ainokura gassho shuraku 12


降りてきて、今度は集落内を散歩してみることに。
普通に生活されている方がいるので、それも考慮に入れつつ節度を守って見ていきましょう。

Ainokura gassho shuraku 14

私の実家はそれほど田舎というわけでもないので「懐かしい」と言うのはおかしいんですが、やっぱりなんだか懐かしいというか、郷愁を感じる風景。

Ainokura gassho shuraku 15

茅葺き屋根のアップ。素朴な疑問ですがこれって水が染み込んだりしないんかなあ。

Ainokura gassho shuraku 13

江戸や明治時代に作られたであろう家屋と、その前に並ぶ近代的な車のコントラストが面白い。

Ainokura gassho shuraku 16

日没前までは大型バスなども来ており、観光客がそれなりにいました。
それ以降は住民と宿泊客だけになります。

Ainokura gassho shuraku 17

いい雰囲気の茶店。

Ainokura gassho shuraku 18

屋根部分だけのような建物も見えます。これは倉庫か何かでしょうか。

Ainokura gassho shuraku 19

地主神社なる神社もあったので、ひとまずお参り。

Ainokura gassho shuraku 20


合掌造りの家で囲炉裏をかこむ貴重な体験

私が今回お世話になったのは、五ヨ門(ごよもん)という宿。

JTBで五ヨ門の宿泊を予約する

るるぶトラベルで五ヨ門の宿泊を予約する

Booking.comで民宿五ヨ門をチェックする


まさか合掌造りの宿に泊まれる日が来るとは…わくわく。

Ainokura gassho shuraku 21

おじゃましまーす!

Ainokura gassho shuraku 22

気さくな感じのおかみさんが出てきて、部屋に案内してくれました。
この日は7人の団体と私1人の計8人で、団体は畳の部屋で私は板の間。囲炉裏のなごりが残っています。

Ainokura gassho shuraku 23

荷物を置くと、囲炉裏の部屋に案内してもらいました。ああ、いいなーこの感じ。

Ainokura gassho shuraku 25

お茶とお茶菓子。

Ainokura gassho shuraku 24

目の前には、夕飯になるであろう岩魚がじっくりじわじわと焼き上げられていました。

Ainokura gassho shuraku 26

別の団体さんが泊まる畳の部屋はこんな感じ。

Ainokura gassho shuraku 27

家の中には時代を感じさせるものもちらほら。

Ainokura gassho shuraku 28

ということは、風呂は五右衛門風呂だったりするのだろうか……!と思っていたのですが、普通にめっちゃ綺麗なお風呂でした笑

Ainokura gassho shuraku 29


夕飯は鯉のあらいを始め、素朴で品数多く美味。地元の文化も体験できた

お風呂の後は、夕食の時間。その日泊まっている客みんなで囲炉裏を囲みます。

Ainokura gassho shuraku 30

7人の団体さんは、4人の日本人家族が3人のオーストラリア人家族を案内してきているようでした。
日本人ですらなかなか味わえないこの空間、海外から来た方には本当に興味深いだろうなあ。

Ainokura gassho shuraku 31

食事の合間には、おかみさんから五箇山の伝統民謡「こきりこ節」のレクチャーも。「ささら」と呼ばれる竹の板を束ねたような楽器を、手首のスナップをきかせて鳴らします。意外と難しい!

Ainokura gassho shuraku 32

こきりこ節がわからない方も多いと思うので、動画置いておきますね。

子供たちも挑戦。

Ainokura gassho shuraku 33

最後の方にはオーストラリア家族の娘さん、かなり上達してました。
いやー、これは素晴らしい国際交流ですわ。

Ainokura gassho shuraku 34


夜、静かな集落をちょっと散歩。水の音と虫の声しか聞こえません。

Ainokura gassho shuraku 36

本当に静か。

Ainokura gassho shuraku 37

防災送水管の説明してる横で、なぜかこきりこ踊ってる奴がいました。いくら伝統芸能とはいえTPO考えなさい。

Ainokura gassho shuraku 35

なお、この日は10月初旬でしたが密閉性が低くすきま風が入ってくるのもあり、夜はなかなか冷え込みました。

もちろんストーブもあるので問題ないんですが、都市部よりはかなり冷え込むと考えて来た方が良さそうです。


朝日に照らされる合掌造り集落も目に焼き付ける

翌朝。朝ごはんも、品数が多くておいしい!おかずもさることながらご飯が美味しいんですよねえ。

Ainokura gassho shuraku 38

団体さんとは時間がずれたようで、1人でいただく。一人旅には慣れてるけどさすがにこの状況は寂しいぜ!

Ainokura gassho shuraku 39

朝食を食べ終え、散歩に出てみる。朝日に照らされる合掌造りの家もいいねえ。

Ainokura gassho shuraku 40

宿の裏では、屋根が張り替え中のところもありました。

Ainokura gassho shuraku 41

この家なんてグッとくるじゃあないですか。木漏れ日が眩しい。

Ainokura gassho shuraku 42

外からの観光客もまだ来ない時間で、ほとんど人がいません。

Ainokura gassho shuraku 43

Ainokura gassho shuraku 45

Ainokura gassho shuraku 48

Ainokura gassho shuraku 47

昨日の全景撮影スポットにも、もう1度上ってみる。

Ainokura gassho shuraku 46

屋根部分に注目したりもしてみる。あの窓みたいな部分はなんだろう。

Ainokura gassho shuraku 44

こちら側にも窓らしきものが。

Ainokura gassho shuraku 49

散歩を終えて戻る途中に見つけた監視カメラ。もちろん世界に誇る日本のブランド製です。おそらく。

Ainokura gassho shuraku 50


宿泊代(ビール代を入れて9,000円ちょい)を払い、相倉集落を後にします。なんというか、心が浄化されるような空間でした。

Ainokura gassho shuraku 51

宿を出る10時前ごろには、バスに乗った観光客がたくさんやって来ていました。
ですが、おそらく白川郷に比べたらそれでもずっと静かでのどかな場所だと思います。

Ainokura gassho shuraku 52

また来るよ―。ありがとう。

Ainokura gassho shuraku 53


人生で一度は泊まりたい世界遺産「相倉合掌造り集落」

雪の季節に来たらまた全然違った表情が見られそうですし、また来たいなー。

きっとこれまでにない体験ができる貴重な場所だと思います。ぜひ一度訪れてみては。

【2024年】国内旅行に安く行くために調べるべきオススメ予約サイトまとめ 【2024年】旅行用ガジェット・便利グッズのおすすめ24選!国内でも海外でも大活躍のアイテムを厳選

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA