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オロモウツ(Olomouc)は、チェコのモラヴィア地方の真ん中あたりに位置する、人口でいうとチェコ第5の都市。
ユネスコ世界遺産にも登録されている聖三位一体柱があるほか、正午に一度だけ動くからくり天文時計、さまざまな時代の建築様式が混じった市庁舎、そして独特の香りのあるトゥバルシュキーと呼ばれるチーズ。
加えて、お昼を食べたレストラン「Podkova(ポドゥコヴァ)」がめちゃめちゃ美味かった!個人的には今回のチェコ旅でNo.1。
オロモウツを訪れるなら絶対に行くべき。
人口約10万人のうち1/4が学生というアカデミックな都市であり、とても穏やかで落ち着いた街。
街のあちこちにそれぞれ工夫を凝らした造形の噴水や聖柱があったりもするので、美しい建築を眺めながら散歩するにもよいところです。
アリゴネホテル(Arigone Hotel)からオロモウツの街歩きスタート
リトミシュルを観光してから移動し、オロモウツへ到着したのは夜。
宿泊するアリゴネホテル(Arigone Hotel)は、オロモウツの街歩きにうってつけの市街地近くに建つホテル。
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この旅で泊まったホテルほとんどに言えることですが、年季は入っているものの建物や部屋や家具がきれいで味があるんですよね。日本のホテルではあまり感じたことのない感覚。
気になる水回りもばっちり。上階の角部屋だったからか壁が斜めになっており、窓がついていました。
翌朝。オロモウツの街を朝日が照らします。高い建物がない、視界を遮るものがないってのもいいですね。
思いの外シャレオツな会場で朝食。エネルギーを充填したら街歩きに出かけましょう。
噴水と市庁舎のある広場にそそり立つ、世界遺産の聖三位一体柱
ガイドさんからオロモウツについての説明を聞きながらツアーは進みます。一応プレスツアーなので、写真撮ったり話聴いたりメモしたり大変。
(普通の個人旅行でも同じようなことやっちゃいそうだけど)
チェコに来るまではテレビでしか見たことがなかった石畳の道も、ツアー4日目ともなるとすっかり慣れました。
街のあちこちにある像や街に溶け込んだカラフルな家々を眺めつつ、
アーチをくぐり細い道をゆく。
広場に出てきました。真ん中には柱が立ち、思い思いの方向を向いたベンチが何ともいえず面白い。
ここはドルニー広場というところで、奥にあるのがホルニー広場。2つ合わせて2つの柱、5つの噴水があるとのこと。かなり広い。
ドルニー広場で先っちょが見えていた建物は市庁舎。ゴシックやルネサンスなどの建築様式が混じった見どころある建築物だそうなのですが、あいにくと工事中でした。屋根にのぼって作業中の方々、お気をつけて。
2つの広場で最大の噴水の真ん中に鎮座するのは、勇ましいジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)の像。
一説によると、このシーザーがオロモウツの創始者と言われているそう。
お母さん方が子供を遊ばせている噴水の奥に見えるのは……
ひときわ大きな柱。あれがユネスコ世界遺産の聖三位一体柱か…!
日本語の上手なガイドさん曰く「サンミ イッタイノ ハシラ」
その横には、1830年に建てられたモラヴィア劇場。オロモウツの文化の中心といっても過言ではない場所です。
スウェーデンとの三十年戦争が集結した後、1716〜1754年に作られたといわれる高さ35mの聖三位一体柱。その大きさもさることながら、数々の聖人たちが精緻に彫り作られておりその存在感たるや圧倒的。
バロック様式としてはヨーロッパ最大の柱だそうです。
柱の内部にはマリア・テレジアも礼拝をしたという小さなチャペルがあるそうですが、一般公開はされていないそうで入れず。残念。
当時の石工は、どういう気持ちでこの柱を彫ったのでしょうか。
聖三位一体柱のすぐ横には、なにやら巨大な時計のようなものが。
これは15世紀に最初に作られ、1950年代に再建された天文時計。
つくられた当時は聖人や天使をかたどった人形や壁画だったそうですが、ソ連による共産主義支配下時代に労働者や科学者などに置き換えられてしまったとのこと。
広場にある都市のミニチュアで街の説明を聴いております。
路面電車の線路に沿って、次の目的地へ。
オロモウツ名産のチーズ「トゥバルシュキー」
オロモウツの名産品の1つが、独特の香りがあるチーズ「トゥバルシュキー」。それを食べさせてくれるということで、こちらの建物の奥へ。
内部は細長くこじゃれたカフェのようになっていました。
ケーキのようなものがずらりと並ぶショーケース。これ全部オロモウツチーズを使って作られているんです。
もちろん、チーズ自体も販売中。
香りが強く好みが分かれると聞いて身構えていたんですが、これが美味しい!塩分が強めでガーリックが効かせてあったりもするので、ケーキやパンとしてというよりはお酒と一緒に食べたい感じ。思わず「なぜここにビールがないんですか!」と声に出してしまいました笑
ふたたび街を歩きつつ、1日1回正午にだけ動く天文時計を鑑賞
さきほどの天文時計が1日に1回正午だけ動くということで、ホルニー広場へ戻ることに。
ところどころに遊び心や面白い芸術がちりばめられたオロモウツの街を眺めつつ。
広場へ戻ってくると、時計の動く様子を見ようと街中から観光客が集まっていました。
ちょっとだけ時間がありそうだったので、いい感じのアングルで市庁舎とジュリアス・シーザーをパシャリ。
そうこうしているうちに12時を迎え、鐘の音とともに時計のからくりが回りはじめました。5分くらいゆったりとのどかに動く天文時計をご覧ください。
そろそろもう昼食の時間。この日食事をとるレストラン「Podkova(ポドゥコヴァ)」へ向かいます。
途中で見かけた、オロモウツの学校の卒業記念に撮られたという写真。男女それぞれがパジャマっぽい格好で、ベッドの上でポーズをとってます。どういう状況やねん。けしからん…けしからんぞ……!
なんだかかわいい道路標識2連発。
路面電車や、車両基地のようなところも通りました。鉄道好きのメンバー大興奮。
この細い道を抜けるとレストランに到着です。
レストラン「Podkova」で絶品料理とビールを堪能
こちらの立派な門、蔦に覆われた味のある建物がレストランPodkova。
暖かい日には、緑を眺めながら中庭で食事するのも楽しそう。
ミステリー小説に出てきそうな部屋とロングテーブル。
そしてハート型のナプキン。
昼とはいえ、やっぱりチェコでの食事にはビールが欠かせません。泡もいい感じ。
なぜか私だけお誕生日席でカンパイ!
iPhoneではちょっと撮影しづらいライティングだったので伝わりにくいかもですが、ここの料理はマジで美味かった。
私が注文した鶏肉とベーコンと野菜の串焼き。焼き加減と塩加減ともに絶妙、途中途中のベーコンの風味がさらに旨味を増しており絶品。
他のメニューを頼んだメンバーも「これはうまい!」と口々に絶賛していました。オロモウツに来たら絶対外せませんよ、ここは。
↓レストランのTripAdvisorリンク
Restaurant Podkova (オロモウツ) の口コミ52件 – トリップアドバイザー
他の参加者のレポートは以下から。
あとがき
駆け足ではありましたが、オロモウツの街と食を満喫できました。チェコ旅に行くならぜひ訪れてみてほしい場所の1つです。
ただ執筆料はいただいておらず書く内容についての制約もないため、当ブログの方針によりPRタグはつけておりません。