この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
コストパフォーマンスがよく、カメラ性能が高いPixelシリーズをメイン機種として使っている私。
あたらしいPixelを購入したときには、旧Pixelから新Pixelへデータの移行(コピー)が必要になります。
Pixel 7以前ならケーブルを直接接続して、Pixel 8以降であればワイヤレスでかんたんにデータの引き継ぎが可能。
ただ、LINEとモバイルSuicaについては別途引き継ぎが必要。
今回は、Google製スマートフォンのPixelシリーズ同士でデータやアプリ、LINE、モバイルSuicaの移行をする手順を紹介します!
Pixel内のデータ、アプリを移行する方法
初期設定時に移行し忘れた場合は、一旦リセット
Pixel 4含むPixelシリーズでのデータを移行は、初期セットアップ時の「アプリとデータのコピー」時にする必要があります。
データ移行せずに初期設定を終えてしまった場合は、一旦Pixelをリセットしましょう。もちろん必要なデータがある場合はバックアップを忘れずに。
設定の「システム」→「リセットオプション」へと進みます。
「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」を選び、実行。
これでPixelがリセットされ、再度「アプリとデータのコピー」が可能となります。
【Pixel 8以降】ワイヤレスでデータを移行(コピー)する
移行先の機種がPixel 8シリーズ以降の場合は、ワイヤレスでデータの移行(コピー)が可能。
初期セットアップを進め、「別のデバイスを使ったセットアップ」のところで「Google PixelまたはAndroidデバイス」をタップ。
すると、新しい方のPixelの画面にQRコードが表示されます。
近くに移行元の(これまで使っていた)Pixelが置いてあれば、以下のように「Pixel ◯(新機種名)のセットアップ」と表示されているはず。設定ボタンを押してQRコードを読み取りましょう。
もし表示されていない場合は、カメラアプリを開いて読み取ればOK。
「Androidデバイスからデータをコピーする」と表示されるので、次へ。
コピーする項目を選択。
多くのユーザーは写真・動画の容量が大きいと思うので、Googleフォトにバックアップがされていてコピーする必要がない場合にはチェックを外すのもあり。お好みでどうぞ。
あとは、データのコピーが終わるまで待つだけです。
コピーが完了したら、2台のPixelを離しても問題ありません。
以上で写真や動画、データはコピー完了。
アプリはインターネット経由でダウンロードするので、もうしばらく時間がかかります。Wi-Fi環境で作業するのがいいでしょう。
【Pixel 7以前】ケーブルで新旧Pixelを接続し、データを移行(コピー)する
Pixel 7シリーズ以前の場合は、付属のUSB-Cケーブルで新旧のPixelスマートフォンを接続してデータを移行します。
初期設定がはじまったら、「アプリとデータのコピー」まで進めます。
Pixelに付属のUSB-Cケーブルで、データ移行元(今回はPixel 3a)と移行先(今回はPixel 4)を接続。
移行元のPixelで「新しいスマートフォンにデータをコピーしますか?」と聞かれるので、コピーを選択。
移行先でGoogleアカウントのパスワードを入力し、ログイン。
コピーする項目を選択。ほとんどの場合はいじらなくて良いと思いますが、除外したいアプリやデータがあるならここでチェックを外しておきましょう。
あとはしばらく待つだけでコピーが進んでいきます。
私の場合、約9GBのデータを7分ほどでコピー完了!ここまで来ればケーブルを外してOK。
セットアップ最後の仕上げ。
日付と時刻の設定(自動で同期するはずだけど、これ必要なのかな?)、利用するGoogleサービスの選択。
画面ロック解除のためのPINを設定し、顔認証の設定。
「セットアップを続行しますか?」と聞かれるので、GoogleアシスタントやGoogle Pay等の設定を行いたい場合は続行、そうでないなら中断。
移行元にない追加するアプリについてはお好みで。
以上でセットアップは完了!最後の調整とやらで少しだけ待つ。
移行元と同じアプリをインターネット上から自動的にダウンロードします。かなりデータを消費するのでWi-Fi環境推奨。
この通り、ホーム画面がバッチリ再現されました!
※壁紙は毎日変わる設定にしているため異なる
ざっと使ってみたところ、各アプリの移行・ログイン状況は以下の通り。
・Gmail等ほとんどのGoogle製アプリ:ログイン済みでそのまま使える
・Google Pay:別途移行や設定が必要
・LINE:別途アカウント引き継ぎが必要
・Kindle、Nintendo Switch Onlineアプリ:なぜかログイン無しに普通に使えた
・Twitter・FacebookなどのSNS、Dropboxやゲーム等その他のアプリ:ログインが必要
Pixel(Android)機種同士でのLINEの引き継ぎ手順
Pixelシリーズ同士でLINEをトーク履歴ごと引き継ぐ方法を紹介します。おそらくPixelに限らずAndroid同士であれば全く同じ手順でいけるはず。
LINEトークのバックアップ
まずは引き継ぎ元のLINEで設定を開き、「トークのバックアップ・復元」を選択。
「トーク履歴のバックアップ・復元」から「今すぐバックアップ」を選び、この時点でのトーク履歴を保存します。
「前回のバックアップ」が現在の日時になっていればOK。
また、「アカウント」からメールアドレスとパスワードが登録されているかも確認しておきましょう。未登録ならここで登録が必要。
【パターンA】QRコードを使ったLINE移行
2022年9月より、QRコードを使ってよりかんたんにLINEアカウントの引き継ぎ(移行)ができるようになりました。
移行元・移行先のPixelが両方手元にあるなら、こちらの方がラクでおすすめ。
トークのバックアップができたら、移行元(これまで使っていた方)のPixelで「かんたん引き継ぎQRコード」をタップ。
すると、アカウント引き継ぎのQRコードが表示されるので、そのままにしておきましょう。
次に新しい方のPixelでLINEアプリを開き、「QRコードでログイン」を選択。
するとカメラが開くので、さきほど移行元Pixelに表示させておいたQRコードを読み取ります。
読み取られた方のPixelでは「新しい端末でこのQRでコードをスキャンしましたか?」と確認ダイアログが出てくるので、「はい、スキャンしました」を選択。
以上で、新しい方のLINEでログインが可能に。
ログインボタンを押した時点で古い方のLINEは使えなくなります。
手順どおり直前にバックアップをきちんとしておけば、トーク履歴もばっちり移行できます。
もしバックアップを取らずにQRコード移行した場合、直近14日分の履歴しか残らないので注意。
【パターンB】QRコードを使わない場合
QRコードを使わない場合、設定の「アカウント引き継ぎ」から「アカウントを引き継ぐ」をオンに。
これでLINE引き継ぎ元での設定は完了。36時間以内に引き継ぎ先での設定を済ませましょう。
LINEアカウントやトーク履歴を移行させる先(今回はPixel 4)のLINEを開き、電話番号を入力。
SIMカードを挿入していれば、自動で電話番号が入力されているはずです。
SMSで届く認証番号を入力。Pixel 4の場合はSMSが届いた時点で自動的に認証が通りました。
LINEアカウントのパスワードを入力。
ここでOKを押すと引き継ぎ元のPixelでLINEは使えなくなってしまい、元には戻れません。
最後に友だち追加の設定をし、さきほどバックアップしたトーク履歴を復元。
必要に応じて年齢確認をすれば引き継ぎ完了です。
この通り、引き継ぎ先であるPixel 4でもトーク履歴や友だちなどが完璧に再現されました。よきよき。
なお、iPhoneとAndroid間でLINEを引き継ぐ場合はトーク履歴を残すことができません。ですが実はiPadやパソコンのLINEに残しておくことが可能。
詳しくは、以下の記事をどうぞ。
LINEをiPhoneからAndroidに引き継ぐ手順。スマホに残せないトーク履歴は、PC版・iPad版なら残せるぞ
Suica残高やGoogle認証システムの移行も忘れずに
手動での移行作業が必要となるのが、モバイルSuica残高の引き継ぎ。
移行元のスマートフォンで残高を預け、移行先で受け取るだけのかんたん作業ですが、忘れるとチャージ済みの金額がなくなってしまいます。
忘れずにやっておきましょう。
意外と盲点なのが、Google Authenticator(認証システム)の移行。
やっておかないと利用しているサービスの認証方法変更などいろいろ面倒なので、こちらも忘れずに。
Google Authenticator(認証システム)を移行する方法。機種変更のときは忘れずに!あとがき
iPhone同士でのデータ・アプリ引き継ぎが簡単にできることは知っていましたが、Pixel同士でもサクッと移行ができるんですね。素晴らしい。