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近年、日本でもシェアを伸ばしている中国の家電メーカー・ハイセンス(Hisense)。
『中国の家電メーカーってどうなの?』と正直思っていたんですが、きっかけがあり試しにハイセンス製エアコンを買ってみたところ非常にコスパが高い。
他メーカーよりかなり安く購入でき、性能も使い勝手も十分でした。
エアコンが無事に稼働して安心していたところで、今度はテレビ(東芝レグザ)が音のみで映像が映らなくなる事態に。
(購入して7年ほどでの故障でした。悪くはないけど、もう少しもってほしかったな。。。)
なるべくコストパフォーマンスの高いテレビを……とさがしていたところ目に入ったのが、ハイセンスのテレビでした。
一昔前なら選択肢に入れなかったと思うんですが、エアコンも問題ないしテレビも評判よさそうだから大丈夫では?と。
まだ使い始めたばかりなので耐久性についてはわかりませんが、映像や使い勝手に関しては申し分なし。
もし「家電はやっぱり日本メーカーじゃなきゃ」と考えているなら、いやいやハイセンスのテレビもやるもんだよとお伝えしたい!
「レグザ」の東芝を買収し、技術を取り込んだハイセンス(Hisense)
ハイセンス(Hisense)は、2018年にレグザ(REGZA)を擁する東芝のテレビ部門、東芝映像ソリューションを買収。
東芝のもつテレビ技術や開発者を手に入れました。
ハイセンスは日本テレビメーカーの雄であった東芝映像ソリューション(現・TVS REGZA)の株式95%を取得し、子会社化
(中略)
ハイセンスが、その看板自体に信頼と集客力のあった『REGZA』の名前を残したことは英断でした。基本的に開発スタッフなども東芝時代と大きく変えていません。
中国ハイセンスが日本発REGZAを買収→テレビ市場シェア1位になった巧妙戦略 | ビジネスジャーナル
その後は、REGZAブランドはそのまま残しつつ、ハイセンスとしてもテレビを販売しているようです。
価格帯はREGZAが日本メーカーと同じかややリーズナブルで、ハイセンスはさらに安いくらいの様子。(機種や時期にもよる)
私が買ったのはハイセンスブランドのテレビですが、番組表や番組予約の画面などはこれまで使っていた旧東芝レグザと同じでした。
やはりREGZAだけでなく、ハイセンスのテレビにも東芝の技術リソースを取り入れているようです。
私の買いたい条件に当てはまる各社のテレビを比較
私が今回、購入するテレビの条件として挙げていたポイントは以下の通り。
- 55インチの4K対応テレビ(これまでも55インチで不満がなかったので)
- 倍速パネル搭載(ゲームやスポーツの映像がよりスムーズに)
- YouTube、Amazonプライム、Netflixくらいはテレビのみで視聴したい。TVerやABEMA、NHKプラスあたりもあるとなお良い
この条件に当てはまるテレビは、たとえば以下の5製品。
ハイセンスやレグザのほか、韓国LG、日本のソニーとシャープ。どれを買ってもまず間違いはなさそうな有名メーカーばかり。
ハイセンス 55E7H。
Amazonにて約95,000円。
レグザ 55Z570K。
こちらはAmazonにて約12万円。
LG OLED55A2PJA。ここで挙げた中では唯一の有機ELディスプレイ。
約12万円。
ソニー ブラビア KJ-55X85K。
価格は約14万円ほど。
シャープ AQUOS 4T-C55EN1。
約12万5千円。
価格を見てもらえればわかる通りで、ハイセンス 55E7Hが頭ひとつ抜けて安いんですよね。
細かく見れば機能の違いも多少はあるのかもですが、私が挙げた条件「4K対応55インチ倍速パネル」「YouTube等の動画が見られる」はちゃんと満たしている。
ネットの口コミをチェックした限りでは評判も上々だったので、ハイセンス 55E7Hの購入に至りました。
ハイセンス 55E7Hの第一印象と、3ヶ月ほど使った感想
ハイセンス 55E7Hに映像が映るのをみたときの第一印象は「めちゃくちゃクリアで滑らか」。
それまで使っていた(旧)東芝REGZA 55G20X(2015年発売)との比較になるので当たり前かもしれませんが、映像が思っていた以上に綺麗に映るので驚きました。
滑らかに見えるのは、やはりコマとコマの間にあたらしいコマを自動生成するという倍速パネルの力なのでしょう。
番組表や予約録画など多くの画面はREGZAと同じで、画質も東芝映像ソリューションの買収以降大きく向上しているとのこと。
元々はハイセンスもテレビを作っていたはずですが、2023年現在はベースのかなりの部分が東芝REGZAのものになっているようです。
(細かく見ると違う部分もあるかもしれないので、参考までに)
YouTubeやAmazonプライムなどもボタン1つで起動可能。
TVerなどリモコンにないアプリも、アプリ一覧からすぐに起動できます。
購入して3ヶ月以上経ちますが、まったく不満なし。
他社製品に比べるとかなり安かったし、いい買い物でした。
ハイセンス 55E7Hのおもな特徴
今回購入したハイセンス 55E7Hのおもな特徴を紹介しておきます。
- 4K画質の液晶テレビ、120Hz倍速パネル搭載
- TVS REGZAと共同開発の映像エンジン「NEOエンジンPro」搭載
- 映像のノイズリダクション、美肌リアリティーProなどAIによる高画質処理
- HDR10、HLG、Dolby Visionなどのフォーマットに対応
- 低遅延や可変リフレッシュレートが特徴の「ゲームモードPro」
- Bluetooth対応リモコン、Bluetoothイヤホン接続可
- VIDAAボイスで音声操作
- Apple Airplayに対応し、スマホの画面がテレビで見られる
- Netflix、YouTube、Amazonプライムビデオなどに対応したダイレクトボタン
(参考:E7H | ハイセンスジャパン株式会社)
ハイセンス 55E7Hに対する唯一の不満「30秒送り・10秒戻しがない」
ハイセンス 55E7Hを使っていて唯一の不満が、以前使っていたレグザにはあった30秒送り・10秒戻し機能がないこと。
ちょっとセリフを聞き逃したり、提供を飛ばすなどのときに便利でよく使ってたんですが、この機能がないのは少々不便です。
録画時間の20分の1だけスキップする『1/20スキップ』という誰得かわからない謎機能はありますが、コンテンツによって1/20の長さが異なるしほぼ使えない。
早送りや早戻しは、時間かかるし送りすぎ・戻しすぎもあったりで面倒なんですよね。。。
購入したことを後悔するほどではなくおおむね満足はしていますが、「30秒送り・10秒戻し」がないのはそれなりに大きな残念ポイント。
(あと、1/20スキップの存在意義がわからない)
かなり使い勝手のいい機能なので、今後の機種にはぜひ搭載してもらいたいものです。
ハイセンステレビのコスパが抜群 まとめ
映像にも音にも不満なく、ほぼ同じ機能をもった他社製品よりも安い。
ハイセンス 55E7Hは、価格に対する満足感がかなり高い。
(30秒送り・10秒戻しがあればほとんど完璧だったのになあ。。。)
日本メーカーにこだわりがなく、コストパフォーマンスの高い製品を求めているなら十分におすすめできる製品です!