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Google Pixelスマートフォンの中でも、コストパフォーマンスの高いPixel 8a。
iPhoneでいうとSEにあたる、機能を絞ってその分安く買える機種です。
現在販売されているiPhone SE 第3世代のベースがiPhone 8（2017年発売）とかなり古いのに対し、Pixel 8aは2023年発売のPixel 8ベース。
iPhone SEの128GBが69,800円に対し、Pixel 8a（128GB）は72,600円。
差額2,800円で最新機種に迫る機能をもつスマホが手に入ると考えれば、少なくとも2024年の現時点ではPixel 8aのほうがコスパが良いといっていいかと。
この記事では、コスパに優れたスマートフォン・Pixel 8aをくわしくレビューしていきます。
Pixel 8aの見た目（デザイン）を写真でチェック
今回選んだのは、Pixel 8aの象徴的なカラーとなっているAloe（アロエ）。
他にBay（水色）、Porcelain（白）、Obsidian（黒）の全4色があります。
中身はPixel 8a Aloe本体のほかにUSB-C to USB-Cケーブル、USB-AからUSB-Cへの変換ケーブルも付属。
Pixel 8と見た目（デザイン）はほとんど同じ。
カメラバーには広角と超広角カメラの2つを内蔵しているのもPixel 8と同様。
廉価版モデルでありながらデュアルカメラを搭載しているのは、iPhone SEにはない特徴のひとつ。
ディスプレイは6.1インチで、iPhone 15や15 Pro、iPhone 16と同じサイズ。
Pixel 8（6.2インチ）やPixel 9（6.3インチ）よりは少しだけ小さい。
※写真右がPixel 8a、左はiPhone 15 Pro
外観デザインで、それ以外に特段変わったところはありません。
Pixel 8aのカメラ性能は？広角・超広角のデュアルカメラ
Pixel 8aには、64メガピクセルと高画質の広角カメラを搭載。
明るい場所での撮影なら、Pixel 9 Proにも引けを取りません。
ズームアウト0.5×の超広角撮影もこなせる。ただしマクロ撮影はできません。
望遠レンズは搭載していないものの、Pixelシリーズの強みのひとつである「超解像ズーム」でかなり頑張っています。
2倍ズーム。
光学ズームと言われても信じてしまいそうなくらいしっかり描写できている印象。
8倍ズーム（Pixel 8aで撮影できるズームイン最大値）。
さすがにややボヤけていますが、文字は十分読めるし悪くない。
Pixel 8aの主なスペックを表で確認
Pixel 8aの性能・機能を、Pixel 9やPixel 8と表で比較してみましょう。
| Pixel 8a | Pixel 9 | Pixel 8 | |
|---|---|---|---|
| 画像 |
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容量と 価格 （税込） | 128GB:72,600円 |
128GB:112,900円 256GB:122,900円 |
128GB:112,900円 256GB:122,900円 ※2023年当時 |
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ディス プレイ |
6.1インチ Actua 1080×2400 120Hz対応 Gorilla Glass 3 |
6.3インチ Actua 1080×2424 60〜120Hz Gorilla Glass Victus |
6.2インチ Actua 1080×2400 60〜120Hz Gorilla Glass Victus |
| チップ | Google Tensor G3 | Google Tensor G4 | Google Tensor G3 |
| サイズ |
152.1 ×72.7 ×8.9mm |
152.8 ×72 ×8.5mm |
150.5 ×70.8 ×8.9mm |
| 重量 | 189g | 187g | 187g |
| メモリ | 8GB | 12GB | 8GB |
| カメラ |
デュアルカメラ 64MP広角：f/1.89 13MP超広角：f/2.2 （画角120°） |
デュアルカメラ 50MP広角：f/1.68 48MP超広角：f/1.7 （画角123°） |
デュアルカメラ 50MP広角：f/1.68 12MP超広角：f/2.2 （画角125.8°） |
| ズーム |
超解像8倍ズーム ズームアウト0.5倍 |
超解像8倍ズーム ズームアウト0.5倍 |
超解像8倍ズーム ズームアウト0.5倍 |
| 動画撮影 |
4K・1080p撮影 （30・60fps） 最大5倍の 動画デジタルズーム |
4K・1080p撮影 （24・30・60fps） 最大7倍の 動画デジタルズーム |
4K・1080p撮影 （24・30・60fps） 最大7倍の 動画デジタルズーム |
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おもな 撮影モード |
夜景モード ポートレート シネマティック撮影 ベストテイク 編集マジック |
夜景モード ポートレート モーションモード シネマティック撮影 シネマティックぼかし マクロ撮影 一緒に写る ベストテイク 音声消しゴムマジック 編集マジック |
夜景モード ポートレート モーションモード シネマティック撮影 シネマティックぼかし マクロ撮影 ベストテイク 音声消しゴムマジック 編集マジック |
|
フロント カメラ |
13MP f/2.2 固定フォーカス 画角96.5° |
10.5MP f/2.2 オートフォーカス 画角95° |
10.5MP f/2.2 固定フォーカス 画角95° |
| バッテリー |
4,492mAh 24時間以上 |
4,700mAh 24時間以上 |
4,575mAh 24時間以上 |
| 認証 |
指紋認証 （光学式） 顔認証 |
指紋認証 （超音波式） 顔認証 |
指紋認証 （光学式） 顔認証 |
| カラー |
Aloe Obsidian Porcelain Bay |
Peony Wintergreen Porcelain Obsidian |
Obsidian Hazel Rose Mint |
| 発売日 | 2024/5/14 | 2024/8/22 | 2023/10/12 |
Pixel 8aは、容量128GBのみで価格は72,600円。Pixel 9よりも40,300円安い。
カメラはPixel 9のほうがやや明るく写るものの、Pixel 8aのほうも十分高性能といっていい。それなり以上に明るいシチュエーションならまず違いを感じることはないでしょう。
ディスプレイは0.2インチしか変わらず、解像度もほぼ同じ。サイズも重量もほぼ同じ。
全体的な性能はPixel 8aよりもPixel 9や8の方が高いですが、約4万の価格差を考えるとPixel 8aの方がはるかにコストパフォーマンスが高いように思います。
Pixel 8aのメリット：最新スマホが7万ちょいで買える圧倒的コスパ
Pixel 8aの優れているポイントは、Google Pixelの最新機種に準じた性能をもつスマートフォンが7万ちょいで買えるコストパフォーマンスの良さ。
Pixelシリーズはどんどん高価になり今やiPhoneと変わらない価格帯になってしまいましたが、Pixel 8aを含む『aシリーズ』だけは高いコストパフォーマンスを保っています。
10万超えのPixel 8や9とそう大きくは変わらない性能、ディスプレイ、カメラ。
顔認証だけでなく指紋認証も使える。超広角カメラもついている。
これで7万ちょいの価格は、かなり安いといっていいと思います。
数年に1度、しかもかなり昔のモデルをベースにつくられるiPhone SEと違い、Pixelのaシリーズは新機種をベースに毎年リリースされるのも大きな違い。
ちなみに現在Appleで販売されているiPhone SE 第3世代は12メガピクセルの広角カメラ1つで、もちろん超広角カメラは無し。
iPhone SE 第3世代
Pixel 8aの広角カメラは64メガピクセルで、超広角カメラもついたデュアルカメラ。
その差は歴然です。
Pixel 8aのデメリット：最新機能の一部が使えない。ゲームには向かない
コスパに優れたPixel 8aですが、やはり廉価版ということでPixel最新機能の一部が使えないことに注意が必要。
たとえば、Pixel 8や9シリーズに搭載された以下の機能はPixel 8aでは使えません。
- モーションモード
- シネマティックぼかし
- マクロ撮影
- 音声消しゴムマジック
また、Pixel 8aに限らずPixelシリーズは演算性能があまり高くないため、高い性能を求められるゲームには不向き。
普段遣いの範囲で性能の低さを感じることはほぼありませんが、ゴリゴリにスマホゲームで遊びたい人には物足りないかもしれません。
コスパで選ぶならPixel 8aのオススメ度は高い
カメラを含めて最新スマホにひけをとらない性能を持ちながら、7万ちょいで買えるPixel 8a。
私がいま「iPhoneじゃなくていいからコスパの良いスマホない？」と聞かれたら、このPixel 8aをすすめます。
安くて使えるスマホをさがしているなら、かなりオススメ！
Pixel 8aの保護フィルムはシンプリズムがおすすめ。「貼るピタULTRA」で簡単きれいに貼れて保護性能も高い
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