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多くのユーザーが最も日常的にキャッシュレス決済を利用する、コンビニエンスストア。
モバイルSuicaやQUICPayなどのタッチ決済、PayPayなどのコード決済、クレジットカードなど、その種類は多岐にわたります。
試しにセブンイレブンのサイトで確認してみると、数多くのキャッシュレスが利用可能なことがわかります。その数、20種類以上。
還元率を最も重視する私としては、各陣営(特に最近はコード決済界隈)での還元率のアップダウンに目を光らせつつ、日々のコンビニ支払いで何を使うべきか考えています。
では、ポイントやキャッシュバック等の還元率を重視した場合、今現在コンビニではどのキャッシュレス決済を利用すべきか?
この記事で整理・比較して紹介します。
【還元率5.5〜15%】三菱UFJカード
セブン-イレブンやローソンで5.5〜15%と高還元率のポイントが獲得できる、三菱UFJカード。
対象のお店なら5.5%ポイントが無条件でもらえるほか、以下の条件を満たせばさらに最大で+9.5%。最大で合計15%となります。
三菱UFJカード公式サイトより引用
「楽Pay・分割払い・カードローン」の条件は利息の支払いが必要になるので、なるべく他の4条件を達成したいところ。
ポイント高還元にはスマホタッチ決済が必要な三井住友カード(後述)と違い、三菱UFJカードはカード利用でも高いポイント還元率が変わらないのが特徴。
スマホのタッチ決済設定がうまくいかない、苦手という方にも向いています。
最大15%ポイント還元の対象となる店は、ほかにもオーケーストア、くら寿司など多数。
- セブン-イレブン
- ローソン
- オーケーストア
- くら寿司
- スシロー
- ヤマナカ
- コカ・コーラ(自販機)
- ピザハット
- 松屋
年会費は永年無料、かつ日本の最大手である三菱UFJ銀行が発行しているカードなので安心感があるのもメリット。
コンビニ払いで高還元率を狙うなら、チェックしておくべきカードです。
【還元率7%〜】三井住友カードやOliveでタッチ決済
スマートフォンに登録してタッチ決済するだけで、7%以上のポイントが返ってくるのが三井住友カードとOlive(オリーブ)。
Oliveは三井住友銀行の金融サービスで使えるカードなので、どちらも三井住友系列ですね。
このカードの特徴は、セブン-イレブンやローソン、セイコーマート、ポプラ、ミニストップなど対象のコンビニや一部飲食チェーンでの非常に高い還元率。
スマホに登録してタッチ決済をするだけで、7%ポイント還元。
さらに家族カードをつくったり、アプリにログインすることで還元率をアップさせられます。
ポイント7%以上還元の対象となる店舗は以下の通り。
- セブン-イレブン
- ローソン
- セイコーマート
- ポプラ
- ミニストップ
- マクドナルド
- モスバーガー
- すき家
- サイゼリヤ
- ガスト
- バーミヤン
- しゃぶ葉
- ジョナサン
- 夢庵
- はま寿司
- ココス
- ドトール コーヒーショップ
- エクセルシオール カフェ
- かっぱ寿司
三井住友カードNL(ナンバーレス)やOliveフレキシブルペイなど年会費が永年無料のカードもあるので、とりあえず持っておいてセブン・ローソン・マクドナルドに来たら忘れず使うのがオススメ。
ちなみに、Oliveには紹介者・紹介された人の両方が得する紹介プログラムがあります。もし身近にユーザーがいないなら、私のコードをご利用ください。
以下の手順で進めれば、1,000ポイントがもらえます。
- コード「FF81338-2126005」を入力して以下のボタンよりエントリー
- 三井住友銀行アプリからOlive口座を開設し、翌月末までに残高10,000円以上になるよう入金
三井住友カードNLは持たなきゃ損!タッチ決済でコンビニ・マクドナルド払いが5%の超高還元率、しかも年会費無料
【還元率2%】セゾンパール・アメックスでQUICPay決済
他の電子マネーに比べて還元率が高い決済方法が、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(セゾンパール・アメックス)でQUICPay決済すること。
還元率は2%で、通常0.5〜1%程度のクレジットカードや電子マネーに比べるとかなり高い。
2%還元は年間30万円(月平均2.5万円)利用分までなので注意が必要ですが、コンビニ利用だけでなかなかこの金額までは到達しないでしょう。
コンビニはもちろん、ドラッグストアやファミレス、家電量販店などQUICPayが使えるところではこのカードを連携させたスマートフォンで決済すると断然お得。
年会費は初年度無料、2年目以降も前年1度でも決済があれば無料となるので、使い続ける限り払う必要はありません。
カードをそのまま使っても還元率は1%なので、iPhoneやAndroidスマートフォンでQUICPayの設定をお忘れなく。
設定方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
セゾンパール・アメリカン・ エキスプレス・カードの還元率はQUICPay決済で2%、しかも年会費無料セゾンパールアメックスには紹介プログラムがあり、以下のリンクから申し込んで翌々月末までに5万円以上利用するとAmazonギフトカード8,000円分がもらえます。
よろしければご利用ください!
交通系電子マネー(Suicaなど)
各地方に数多くの交通系電子マネーがありますが、その中でも高い還元率を得られるのはやはりSuica(モバイルSuicaを含む)。
JR東日本のクレジットカードであるビューカードでチャージすることで、そのカード利用のポイントをゲットできます。
還元率は、基本的に1.5%。その一覧が下の表です。
申込条件 | 年会費 (税込) | 定期券 | 還元率 (Suicaチャージ時) | 還元率 (通常利用) | |
---|---|---|---|---|---|
ビュー・スイカ | 18歳以上 | 524円 | ○ | 1.50% | 0.50% |
JRE CARD | 18歳以上 | 524円 初年度年会費無料 | ○ | 0.50% | |
ビュー・スイカリボ | 18歳以上 | 無料 | ○ | 0.50% | |
ビューゴールドプラス | 20歳以上 安定収入 | 11,000円 | ○ | 0.5〜1.0% | |
大人の休日倶楽部ジパング | 男性65歳以上 女性60歳以上 | 4,364円 | × | 0.50% | |
大人の休日倶楽部ミドル | 男性50〜64歳 女性50〜59歳 | 2,624円 初年度年会費無料 | × | 0.50% | |
ルミネカード | 18歳以上 | 1,048円 初年度年会費無料 | ○ | 0.50% | |
JALカードSuica | 18歳以上 | 2,200円 初年度年会費無料 | × | 0.50% | |
ビックカメラSuicaカード | 18歳以上 | 524円 初年度年会費無料 2年目以降も利用があれば無料 | × | 1.00% |
Suicaチャージ時の還元率はいずれも1.5%ですが、私がすすめるのはビックカメラSuicaカード。
初年度年会費無料かつ2年目以降も利用があれば無料、通常時の還元率が1.0%と他のカードより高いのが主な特長です。
ビックカメラ・コジマ・ソフマップにてこのカードでチャージしたSuica決済をすれば、現金と同様の10%ビックポイントがもらえるのもメリット。
ただ、ビックカメラSuicaカードは定期券としては使えないので、カードを定期券としても利用したい場合はビュー・スイカカードを選ぶことになりそう。
ビックカメラSuicaカードについて詳しくは、以下の記事をどうぞ。
「ビックカメラSuicaカード」iPhoneのApple PayでモバイルSuicaにオートチャージ設定するならベストな選択QRコード決済
乱立しているQRコード決済サービスですが、還元率の観点で言えば注目すべきポイントはクレジットカードによるチャージの可否。
クレカによるチャージが可能な場合、クレカのポイントとコード決済によるポイントの両方が得られる可能性が出てくることとなり、結果的にトータルの還元率が大きくなる可能性が高い。
それを踏まえた上で、各コード決済サービスの還元率をチェックしてみましょう。
PayPay
【還元率】
0.5%
※PayPay残高、ヤフーカードでのチャージのみ対象。その他のクレジットカードだと0%
※月50回以上利用で+0.5%、10万以上利用で+0.5%
【クレジットカードによるチャージ】
PayPayカードのみ
【総評】
コード決済の中でも圧倒的な普及率で世の中に浸透したPayPay。
ただ、PayPay単体での還元率は0.5%と低めで、還元率アップの条件も月10万以上と厳しい。
基本的にPayPayカードでしかチャージができず、その場合の還元率は合計1.0〜1.5%。(ただし1.5%にアップする条件はやはり厳しい)
例外として「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」を利用することで、好きなクレジットカードでのチャージができます。
その場合はPayPay(0.5%〜)+クレジットカードのポイントも貯まるので、そこそこ還元率を挙げることが可能。
「ワイモバイルまとめて支払い」でPayPayチャージする設定方法。好きなクレカでチャージできるが、手数料に注意au PAY
【還元率】
0.5%(200円ごとに1ポイント)
※auスマートパスプレミアム会員なら1.5%
【クレジットカードによるチャージ】
可
ただし、Kyashを含むかなりのカードが利用不可
【総評】
au PAYはクレジットカードによるチャージが可能ですが、登録できるカードはかなり絞り込まれてるのが難点。
Kyashによるチャージもできないので、高還元率を狙う上ではかなり致命的といえます。
さらに1点補足すると、アプリの完成度はここで紹介しているコード決済アプリの中で一番低い。正直かなり使いづらいです。
CMにばかりお金をかけずにアプリをもう少し良くしたらと思うんですけどね。。。
2020年3月現在開催中の20%還元キャンペーンが終わったら、もう使うことはないでしょう。
非公開: au PAY(WALLET)アプリの設定方法と使い方を解説。毎週10億・20%還元キャンペーンは2/10から!
楽天ペイ
【還元率】
1%
【クレジットカードによるチャージ】
可
ただし、3Dセキュア対応必須のためKyash等のカードが非対応
【総評】
以前は、Kyashが登録できてコード決済の中ではトータル高還元率を達成できる有力候補だった楽天ペイ。
2019年9月より登録するクレジットカードは3Dセキュア認証が必須となり、Kyashは登録できなくなってしまいました。
ただ、それでも還元率1%かつ多くのクレジットカードが登録可なので、他のコード決済アプリよりは高い還元率を得られそう。
メルペイ
【還元率】
0%
【クレジットカードによるチャージ】
不可
【総評】
メルペイは還元率ゼロなので、メルカリの売上を利用したい場合などを除きあえて普段遣いする理由はありません。
時折20%、50%と非常に還元率の高いキャンペーンを開催しているので、その期間中のみスポットで利用するのがいいですね。
メルカリの売上金が使える支払いアプリ・メルペイの使い方まとめ。カード追加、銀行口座設定、Suicaチャージなど
クレジット・デビット・プリペイドカード
使っている人は意外と少ないようですが、コンビニではクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードも利用可能。
サイン不要なので、手間も電子マネー等と大して変わりません。
楽天カード
特別還元率が高いというわけではありませんが、年会費無料かつ最も有名で一般的なカードということで楽天カードも紹介しておきましょう。
還元率
1.0%
年会費
無料
還元されるポイント・マイルの特徴
・楽天スーパーポイントで還元
・楽天の各サービスで利用可
・有効期限は1年間
総評
年会費無料、1%還元とスタンダードで使いやすい楽天カード。
Kyashに自動チャージすればトータル還元率は2%となり、キャンペーン時を除けばコード決済アプリを使うよりも多くのポイントが得られます。
年会費無料の楽天カード、そのメリットと注意点まとめ。楽天でよく買い物するなら持っておいて損なし!
結局、なにを使えばいいの?
現時点で一番還元率が高いのは、三井住友カード ナンバーレスでVisaタッチ・Mastercardコンタクトレス決済をすること。
ローソンとセブン-イレブン(およびマクドナルド)でしか5%還元にはなりませんが、この高還元率は現時点で圧倒的トップ。
三井住友カードよりはかなり落ちますが、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードでiPhoneのApple Pay、あるいはAndroidスマートフォンのQUICPayを設定し、決済するのも2.0%とかなり還元率が高い。
いつまで続けてくれるのかわかりませんが、こちらも使える限りは使い倒すべきでしょう。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの公式ページへ
三井住友カードおよびセゾンパール・アメリカン・ エキスプレス・カードでのQUICPay決済を除くと、以下の方法が有力な選択肢かと思います。
・クレジットカードと連携させたKyashを利用(1%+クレジットカードのポイント)
・クレジットカードと連携させた楽天ペイ(1%+クレジットカードのポイント)
今回は触れませんでしたが、ローソンならもちろんPontaカードやアプリを提示することでさらに+1%もらえます。
利便性で選ぶなら、ビックカメラSuicaカードでチャージしたモバイルSuica(還元率1.5%)も悪くない。
今はまだキャッシュレス決済戦国時代で各社高還元率のキャンペーンも実施しているので、アンテナ高く情報をキャッチしつつ渡り歩くのが一番得かなとは思います。ちょっと面倒ですけどね。
あとがき
こうやって全部を網羅しようとすると大変ですが、利用するサービスを決めたらあとはそれをコンビニで利用するだけなので全然ラク。
この記事自体もなるべく最新情報に沿うようアップデートしていくので、どのカードやアプリを使うかの参考になれば幸いです!