この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
世界一ビールを飲んでいる国、というとどこを思い浮かべますか?
日本の一般人的にはビールのイメージが強いドイツ、ベルギーあたりを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。(私もそうでした)
実際に、キリンビールが調査したビール消費量に関する統計を見てみると……?
3. 国別一人当たりビール消費量
●チェコが23年連続で1位となりました。
「キリンビール大学」レポート 2015年 世界主要国のビール消費量|2016年|ニュースリリース|キリン
国あたりの総消費量だと人口の多い中国やアメリカがやはり上位ですが、一人あたりのビール消費量はチェコがダントツで1位。なんと23年連続1位という不動の王者なのです。
1年に1人あたり大びん(633ml)225本分のビールを飲むとのこと。ビールを飲まない人が少ないのか、飲む人がめちゃくちゃ飲むのか、その両方か。。。とにかく凄い。
水代わりにビールを飲んでいた時代すらあるとか。(今も…?)
チェコ政府観光局さんのスポンサードで行ってきた、先日のチェコ旅。
その旅の中でも当然ながら相当な量のビールを飲んだので、ここで振り返ってみたいと思います。
ビールに合う料理や、ビール以外にもおいしいお酒が飲めて最高でした!
世界一の1人あたり消費量を誇る、伝統あるチェコビール
こちら、旅の一番最初に飲んだビール。日本ではあまり見かけないずんぐりした形のジョッキですが、チェコではこれが一般的なようでほとんどの店でこのジョッキが使われていました。
最大手でありピルスナー・ビールの元祖でもある、ピルスナー・ウルケルがこのジョッキを提供しているからでしょうか。
ちなみにピルスナー・ウルケル(Pilsner Urquell)のロゴはこちら。
現在世界で流通しているビールのほとんどはピルスナーと呼ばれる種類で、例えば日本だとアサヒスーパードライも、キリン一番搾りも、サッポロ黒ラベルも、エビスビールも、全部ピルスナー。
その元祖がこのピルスナー・ウルケル(現地での呼び名はプラズドロイ)なのです。
こちらはコゼル(Kozel)の黒ビール。
私は普段黒ビールをあまり好んで飲まないのですが、このコゼルの黒は飲みやすく、独特の芳ばしい香りが心地よかった。
コゼルはこの山羊マークが目印。
プルゼニュ(プルゼニ、ピルゼンと表記されることも)にあるピルスナー・ウルケルの本社工場にも行きましたよ。
緑のビンでできたロゴがお出迎え。
こちらも緑のロゴに包まれたバスに乗り、工場から地下のビール貯蔵庫を巡ります。
ひんやりした地下貯蔵庫には、樽に入った生ビールが。コンビニで買えたりお店で飲める生ビールとはわけがちがいます。生の中の生。
この樽生ビールを、見るからにこの道ウン十年といった風情のおじさんが注いでくれます。
スッと口当たりは良く、ふわっと広がる香りとほのかな苦味。文章での表現は難しいですが、日本にはないタイプのビールなんですよねー。本当においしい。
ところ変わって、ここはチェコ西部のロケットという街。
チェコには200以上のブルワリーがあるそうですが、この小さな街にはブルワリーは1つだけ。フロリアン(FLORIAN)ビールという銘柄ですが、外にはほとんど流通していないんだとか。
手前左から燻製したビール、ピルスナー、カラメル風味(黒ビール)、スペシャルモルト。
どれもおいしいけど、燻製ビールが特に面白い味でした。これと一緒におつまみに燻製食べたい。
とあるレストランにて、ピルスナーウルケルが推奨する3種類のビールの注ぎ方を紹介するメニュー立て。
今、チェコでは一番右の「MLIKO(ミルコ)」という注ぎ方が流行っているらしい。
というわけで注文してみました。泡!めっちゃ泡!
クリーミーでおいしいし口当たりも楽しいんですが、放っておくとみるみる減っていくので早めに飲みましょう。
こちらはリトミシュルという街で行われていたフードイベントにて、「おお、君は日本人か?」と話しかけるやいなや「お金はいらないから!」となぜかタダでもらってしまったペルンシュテイン(Pernstejn)のセミダークビール。
(ちなみに他の人にも配っていたので、日本人だからもらえたというわけでは無さそう)
ホップとアロマの香りに、後味スッキリでこれもうまい。外れないなー。
このイベントのとあるブースでは、フック付きのカップでビールが売られていました。なにこれ…画期的!めちゃ便利!
立食パーティーなんかだと、片手がカップで塞がることで料理を取りづらかったり、いろいろ不便なんですよね。
これ、シンプルながら最高の解決策ではないだろうか。。。
約350のマイクロブルワリーがあるなどチェコビールには多くの種類がありますが、その中でもピルスナーの元祖であるピルスナー・ウルケルは別格。
ほとんどのお店に置いてあるので、旅の間中めちゃめちゃ飲みました。あまりに飲みすぎて愛着わいたので、このビールジョッキを工場見学時お土産に買いましたからね。
いつでもどこでも、ピルスナーウルケル。
これは違うビールだったかも。忘れましたすみません。
やわらかく香りが強かった印象。どれもおいしいんだわ。
こちらはチェコでの最後の晩餐のときに飲んだ、ドイツのビール。ビールに国境はないねんで。
帰りの空港に向かう列車内でも、やっぱりビール。これはバドワイザーです。といっても日本で見るあのアメリカのバドワイザーではなく、全く別のチェコのバドワイザー。
バドワイザーというと「今は」アメリカのビールですが、元々はチェコの地名から名付けられたチェコのビールの名前だったらしい。
それに対してアメリカで発売された全く別のメーカーがビール名産地にあやかって「バドワイザー」の名を付け、元々のチェコのバドワイザーと訴訟で今も争っているとのこと。
ヨーロッパでは現時点で米バドワイザーがその名を使うことができないので、「Bud(バド)」「Busch(ブッシュ)」という名称で販売しているそうです。
まあなんだかんだで、締めはやっぱりこれ!自分用お土産にも買って帰ったのですが、速攻で飲みきってしまいました。。。
もうしばらくあの味を飲めないのか……と思って探してみると、一応Amazonなどネットショップにもあった!
けどさすがに輸入品だけあってたっけぇなあ。たまーに買うくらいであとは現地で飲むしかないですね。
白ワインも、薬草酒ベヘロフカもおすすめ
ビール大国のチェコですが、道中に飲んだ白ワインもとてもおいしかった。
こちらはソンベルク(SONBERK)というワイナリーでの写真。
3種類のワインを試飲させていただきました。
どれも良かったけど、一番左の「モラビアマスカット」は特に、嗅いだことのないような華やかな香りがとても印象的。思わずお土産に一本購入(900円くらい)。
そらこんなおしゃれ写真も撮りたくなるってもんですわ。
ミクロフ(Mikulov)でランチと一緒に飲んだTANZBERGワインも、
リトミシュル城地下で貯蔵されているワインもどれも素晴らしい。ワインの味の表現ボキャブラリー乏しいのでうまく伝えられないのがもどかしいわ。。。
もう1つ、チェコの温泉街カルロヴィ・ヴァリの名産が薬草酒「ベヘロフカ」。薬草の独特な風味とリキュールが合わさった好き嫌いが分かれるのですが、飲んでいるうちになんだかクセになるんですよね。
お土産に持って帰った小ビン4本セット、ソーダ割りで飲んでたらものの2日で消えてなくなってしまいました。
ビールやお酒に合う料理もたくさん
もちろん、ビールやその他のお酒に合う料理も揃ってます。
こちらは日本ではあまり見かけない「ソーセージのピクルス」。これがえげつないくらいビールに合うんです。ビールジャンキーのチェコ人の知恵半端ない。
日本のお店でも作ったらいいと思うなあ。
私たちが訪れた5月はアスパラガスの旬とのことで、多くのレストランでアスパラ料理がいただけました。
アスパラのポタージュスープ。アスパラの濃厚な味がしますが、決して青臭くなくおいしい。
来た瞬間目を疑う、アスパラのアイス。これがまたミルク感とアスパラが妙に合うんですよね。不思議…。
ひいき目で言ってるんじゃないですよ、本当に合うんです。
肉料理も牛、豚、鶏それぞれ楽しめます。
今回のチェコ旅でもしかすると一番おいしかったかもしれない、チキンとベーコンと野菜のバーベキュー串。
絶妙な味付けでチキンが、野菜が、そしてカリッとしたベーコンが最高でした。
こちらは牛肉のタルタル。どうやって食べるのかというと、
バゲットにニンニクをこすりつけてしっかり風味を移したら、タルタル肉と玉ねぎを乗せて食べる。
ニンニクをこれでもかとゴシゴシやるのがコツです。うまー
ウサギのエスカロップ(要するにフライ)。脂の乗った鶏肉のような感じ。
オロモウツで食べたクセの強いチーズ。そのクセゆえにこちらも好き嫌いが分かれると聞いていたんですが、全然大丈夫でした。
絶対ビールに合うのにこの場にビールがなかったので、「絶対このチーズはビールと一緒に出すべきです!」とチェコ観光局の方に提案しておきました。笑
こちらはクライダ(Kulajda)というジャガイモのスープ。ポタージュのようなとろみとコクがありつつ、ビネガーが入っているのか軽く酸味がします。食べるスープという感じ。
多くのレストランで見られたチキンのスープ。しっかりとダシが効いておいしい。
フードイベントでみんなで買ってきた料理たち。どれもおいしいけど、個人的MVPは真ん中にある焼き魚。
チェコは内陸国なのでこれはたぶん川魚なのですが、何だったかな。
チェコに行きたくなったら
どこかに行きたくなったら、うだうだ考えるよりも値段やちょうどいい時期を調べてさっさと予約してしまうのが吉。「いつか行きたい」なんて言ってても、その”いつか”は永遠にやって来ませんからね。
もちろん、チェコについてもそうです。
私がよく使っている予約サイトから、チェコ旅行に関するページを貼っておきます。
海外航空券、ホテル、ツアー(航空券+ホテルのセット)すべてを取り扱っている世界最大級の旅行予約サイト、エクスペディア。
「AIR+割」エクスペディアで航空券予約すると、ホテル代が『発着地に関係無い宿泊も含めて』安くなる!日本のH.I.Sが運営している格安海外旅行予約サイト、Surprice(サプライス)。
⇒ 【取扱料金¥0!】プラハ 海外格安航空券(飛行機チケット)・東京発 プラハ 海外航空券+ホテルの検索・予約ならSurprice!【サプライス】
海外旅行予約サイトについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をどうぞ。
海外旅行に安く行く方法。オススメ予約サイトはこれ(ツアー・航空券・ホテル)チェコの現地ツアーを探してみる
公共交通機関の発達していないチェコで観光地を回るなら、ガイド付きの現地ツアーを利用するのが便利。
豊富なラインナップを揃えた「VELTRA」がおすすめです。
あとがき
美しいお城や街並みもいいですが、チェコはビール好きには特にたまらない国。
おいしいビールとビールに合う料理がほしいなら、全力でおすすめします!
ただ執筆料はいただいておらず書く内容についての制約もないため、当ブログの方針によりPRタグはつけておりません。