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美しい海があり、星空もとても綺麗に見える、沖縄の波照間島(はてるまじま)。
民間人が行ける中では最南端の島でもあります。
(※日本最南端は沖ノ鳥島ですが一般人は上陸不可)
実はこの波照間島、フェリーが通じている他の離島に比べると行く難易度が高い島でもあります。
その理由は、フェリー欠航の多さ。
聞いた話によると以前おばあさんが船の揺れで腰の骨を折ったことがあり、それ以来船会社も出航にかなり慎重になっているとのこと。
そもそも波の高い海域でもあるので気持ちはわかるのですが、「これでも出さないの?」というくらいのときでも欠航するのでなかなか行きづらい。時期によっては何日も連続で行けなくなる・帰れなくなるのもザラです。
では、なるべく天候に左右されず波照間島往復するにはどうすればよいか?
その答えは、貨客船フェリーはてるまを使うこと。
実際にやってみたので、その手順&写真レポートをどうぞ。
定期船が欠航しそうなら、石垣島で貨客船チケットをゲットせよ
波照間島に行く方法は、石垣島からのフェリーのみ。
船には事前予約が可能な定期船と、当日にしか購入できない貨客船の2種類があるのですが、そのうち定期船はちょっと波が高いだけですぐに欠航してしまいます。
私が定期船を予約していた日も晴れてはいたのですが波がやや高く、欠航の可能性が高いとの情報が。
(事前に民宿での情報集めをしておくのもとても大事です)
そこで、当日の朝7時過ぎごろに行ったのが、安栄観光の貨客船のチケット売り場。
場所は↓です。離島ターミナルから多少離れているので注意。
着いたときには、波照間島に行きたい人が既にそこそこ並んでいました。
この定期船の代替手段となりうる「貨客カーフェリーはてるま」の特徴は、以下の通り。
- 予約は当日のみ、なので朝チケットを取りに行かなくてはいけない
- 運行は基本的に火・木・土曜日のみ
- 定期船の所要時間60〜80分に対し、倍程度の時間(約2時間)がかかる
- 定期船が片道4,070円かかるのに対し、貨客カーフェリーは2,490円とかなり安い
予約方法や料金など変更がある可能性もあるので、最新情報は安栄観光のホームページや電話等でご確認ください。
8時頃に予約がはじまり、私達も何とか買えそうな感じ。定員は52名らしい。
カーフェリー乗船券をゲット!
私が乗船した2015年当時、価格は片道1,540円で、定期船(3,090円)のほぼ半額でした。
※2022年現在はカーフェリーが片道2,490円、定期船は4,070円とそれぞれ約1,000円ほど値上げされているようです
とはいえ、波照間島に渡れることに安堵しつつ少し離れたフェリー乗り場へ。
波照間島へのフェリーは揺れるので覚悟を。酔い止めを準備しよう
めちゃくちゃ揺れるとの話を聞いていたので、同宿だった方から酔い止めをもらいました。ありがたい!
フェリーは下層が雑魚寝スペースになっており、
上層には座れるところもありました。
出航前、いかにも船乗りな感じのおっちゃんが乗客に「今日は揺れるぜ」的な説明を。
備えあれば憂いなし、わざわざエチケット袋まで配られます。そんなにヤバイのか。。。
ともかく、いざ出航!とりあえずよかった。
外洋に出ると、噂に違わぬ揺れが船を襲います。波しぶきで見える虹がきれい。
……とか言ってる余裕がある人はわずか。
酔い覚ましにデッキに出てもいいですが、たぶんあんまり覚めないし揺れでこけたりして結構危ないので注意。
ちなみに雑魚寝ゾーンでも何人か撃沈してましたが、もらうと良くないので見ないふり、見ないふり。
個人的には寝転がっている方が気分は良かったです。
船に揺られて2時間半、無事に波照間島到着!
ぐったりしてる乗客もちらほら……。おつかれさまでした。
美しい海と星が見られる波照間島、すばらしい
宿に事前に連絡しておけば、ターミナルに車で迎えにきてくれますよ。
私が泊まったのは「うりずん家」さん。※2022年現在は休業中らしい
宿で自転車を借り、早速波照間唯一のビーチ「ニシ浜ビーチ」へ。
緩い坂を下って見えてくるこの光景。めっちゃくちゃ綺麗な青!テンション上がりまくり。
美しいのもそうですし、少し沖の方に行くとカクレクマノミやら何やら熱帯魚もたくさんいる美しいサンゴ礁が見られますよ。
(ただあまり沖に出すぎるのは危ないので、行き過ぎないことと必ず複数人で行動するようにしましょう)
海だけでなく、星空もとても綺麗に見え……るはずです。
私が行ったときは雲が多く月も満月に近かったので、残念ながらほとんど見られず。。。
天候はしかたありませんが、可能であれば月齢は考慮して行くことをおすすめします。
- 星と月齢の関係について詳しくは ⇒ 綺麗な星空が見たければ、天気だけでなく月齢(月の明るさ)も気にしよう
帰りも定期船欠航なら、貨客フェリーの乗船券を手に入れよう
2泊して石垣島に戻る予定の日も、定期船は欠航。
これで1週間連続だったらしく、ターミナルで営業しているそば屋のオヤジが船会社に電話でブチ切れてました。めっちゃ怖かった。。。
ターミナルに行き、帰りも貨客船のチケットを買います。
石垣島のチケット販売所には「朝10時より販売」と書いてありましたが、なんでもその前に整理券を配るらしいとの情報を得て、この日来たのは7:30頃。
定期船が欠航しすぎて島に残っている観光客がそもそも少なかったようで、難なく整理券ゲット。
「AM10時から販売」と書いておきながら7:30に整理券を配るってのは、わかりにくいし二度手間で面倒なんですが…。
この整理券を持って再度10時にチケットと引き換えに来る必要がありますので注意。
なんやかんやありましたが、無事帰れることに。この日は揺れも少なく余裕でした。なぜ定期船欠航させたんやというくらい。
ポイントまとめ
なるべく確実に波照間島に行きたい、帰りたい人にとって重要なポイントをまとめます。
- 定期船はとりあえず予約しておく
(予約は安栄観光のHPから → 乗船券予約|安栄観光) - 行き帰りの日程を貨客船が出る曜日(火・木・土)にする
- 前日に石垣島入りし、いざとなれば朝並べる体勢を整える
- 宿泊する宿や安栄観光への電話などで定期船が出航するかどうか確認し、欠航の場合は朝7時すぎごろにチケットを買いに並ぶ
(※並ぶ時間は目安なので、状況によって前後する可能性があります) - 波照間島でも同様に、欠航情報を察知したら貨客船のチケットを手に入れる
- とはいえ天候等で予定が狂う可能性もあるので、波照間島旅行の前後の日程は余裕を持って
波照間島に、なるべく確実に行く方法 まとめ
以上、波照間島へなるべく確実に行く方法の実践レポートでした。
波照間島へ行くなら知っておいて損はない情報なので、いずれ…と思っている方は覚えておくといいですよ。
行き帰りが面倒ではありますが、島はとても美しく感動すること請け合いです!
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