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プラス(PLUS)といえば、国内でも大手の文具メーカー。
裁断機という意味でも、PK-513という機種で一世を風靡(?)しました。
現在では、自炊裁断機の名を冠するダーレー Durodex 200DXや安価で軽く取り回しやすいカール DC-210Nといった優れた製品が登場、当ブログでも再三おすすめしている通りこの2機種が現在の私のおすすめであり、売れ筋でもあります。
※自炊:本を裁断してスキャンし、PDFやJPGのデータにすること。詳しくは→本の自炊方法まとめ
そこへ、プラス社が書籍裁断という用途も見据えて先日発売したのが「PK-113」という裁断機。
『小さい』『軽い』『安全』が主な特長とのことなのですが、実際のところどうなのでしょうか。
実機をアンバサダーを務めさせていただいているPFUさんより送っていただきましたので、早速レビューしていきます!
「PK-113」文具メーカー・プラス(PLUS)の新コンパクト裁断機
こちらがコンパクト断裁機PK-113。
取り出してみました。裁断機というと何となく堅いイメージですが、こちらの機種は白とオレンジ基調でかなりポップな感じ。
上から見たところ。レバーがロックされ、コンパクトに納まっているのがわかります。
使用前に、カットライン表示のために単4電池2個(別売)を底面にセットしておきましょう。
トレーを下ろし、ロックを外してレバーを上げれば準備完了!
このレバー自体に刃はついていないので、手を切ったりする心配はもちろんありません。
カットラインを表示し、トレーにセット→裁断!
説明書 or PK-113本体にも記載されている手順の通り、裁断していきましょう。
こちらのトレーに裁断する紙を乗せます。A判・B判など規定の寸法に裁断したい場合は、矢印のところに合わせればいいのでとても簡単。
ガイドを逆向きにすれば、ハガキなど小さい判にも対応できます。
今回は、A4の紙をA5にしてみることに。
ガイドを合わせ、カットラインで確認。
斬!
当然ながら、この通り綺麗に切れました。
自炊裁断機としてはどうか?マンガを裁断してみた
では次に、自炊(本の電子化)用の裁断機としてはどうなのでしょうか?
実際に買ってきたマンガを裁断してみることにしました。
このPK-113、裁断能力は60枚(コピー用紙の場合)。
前述のダーレーDurodex 200DXは200枚、カールDC-210Nは40枚なのでその間(の後者寄り)ということになりますね。
少年コミックの大きさだと、半分がギリギリ入るか入らないかくらいでした。
(以下の写真は、目分量で半分に割いて入れようとしたら片方ギリで片方入らなかったの図)
もちろん3等分なら余裕。カールDC-210Nが4等分なら余裕といったところなので、まあだいたい仕様通りというところかと。
指が入る厚さではないので、安全性という意味では申し分ありません。
この裁断機PK-113の特筆すべき点は、裁断の軽さ。
これまでの裁断機で感じたことがないほどに、めちゃくちゃ軽く切れます。
力をほとんど入れなくても腕の重さだけで切れるんじゃないかというくらい。これは驚き!
上から押し付けるタイプだと裁断面がナナメになるのが普通ですが、そこも刃が均等に当たるよう工夫されているらしくほぼ気になりません。
収納がコンパクト、かつちょっとかっこいい
収納時はトレーを閉じてレバーをロックし、立ててコンパクトに収納できます。
横から見たところ。なんか立体機動装置みたいでかっこいいな…
重量は5.2kg。
軽くはないですが持って移動させるくらいなら全く支障のないレベル。
あとがき
自炊用として先行する2機種と比較すると、裁断能力も価格もその間であり、切り心地が軽くコンパクトなバランスのよい機種と言えるかと思います。
逆に言えば、本を一冊まるごといけるほど裁断能力が高いわけでもないのに価格はそこそこする、という「帯に短しタスキに長し」的な感も。
個人的には自炊よりも、場所を取らずデザインも良いのを活かし、オフィスなどに置いて紙を楽に目的のサイズに切り分ける用途に使う方がよいかなと。
当ブログでは自炊に使えそうな裁断機を3機種ともレビューしていますので、それを見比べつつ自分の用途に合わせて決めるのが良いかと思います!
あとの2機種とレビュー記事は以下からどうぞ。
ダーレ自炊裁断機 Durodex 200DXへのリンクとレビュー記事はこちら。
自炊用の裁断機ダーレDurodex 200DXで本を裁断。ほとんどの本が一発で切れて素晴らしいぞ!
カール裁断機DC-210Nへのリンクとレビュー記事はこちら。
自炊に最適!Carl(カール)の裁断機DC-210Nを使った本の裁断手順
自炊(本の電子データ化)について全てを知りたい方は、以下の記事にまとめてあります。
本の自炊方法まとめ。裁断、スキャンからタブレット・Kindleでの読書まで徹底解説!