この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
楽天カードマンCMなどの宣伝効果もあり、おそらく日本で最も有名であろうクレジットカード「楽天カード」。
ざっくりとした特徴としては
- 年会費無料
- 還元率1%で楽天ポイント還元
- 海外旅行保険(利用付帯)
- 楽天Edy機能つき
といったところが挙げられます。
これだけだと年会費がかからないのはいいが、還元率は普通だし保険も利用付帯なのでもっと還元率のいいカードが手に入るならそっちにしようかな、という感じ。
正直なところ、私も楽天カードは持っていたけど他のより還元率のよいカードに乗り換えたクチです。
ですが改めて調べてみると、SPU(スーパーポイントアッププログラム)とポン!カン!キャンペーンを活用することでかなりの還元率を叩き出せることが判明。
SPUの方は、私が一旦楽天カードを手放したときには無かったはず。。。こんなサービスができていたとは。
今回の記事では楽天カードの基本情報およびSPUの内容を改めて確認するとともに、どのようなシチュエーションで使えば得になるのか、その運用方法について解説していきたいと思います。
年会費無料で使いやすい「楽天カード」
楽天カードの大きな特徴の1つが、年会費無料であること。とりあえず申し込んで所持しておいても、それだけでお金がかかることはありません。
クレジットカード全般に言えることですが、一部例外はあるもののほとんどの店でカード払いによる手数料はゼロ。支払いを後払いにできる上にポイントまでつくので、現金払いよりも確実に得する決済手段であることは間違いありません。
コンビニだろうがデパートだろうが、現金払いしている人はカードや電子マネー払いよりもその分損していることは認識しておいた方がよいかと。
(カード払いだと金銭感覚が狂って使いすぎる、という方だけは別ですが。。。)
楽天カードのブランドはVISA、MasterCard、JCBの3種類。
世界的に普及している順に並べるとVISA>MasterCard>JCBなので、なるべく多くの店で使えるものを選ぶならVISAが無難。
ですが、JCBにしかないサービスもあったりするのが悩みどころ。
例えばハワイでのワイキキ・トロリー乗車賃無料サービス、加盟店での優待など。
メインカードとしてどこでも使いたいならVISA、シチュエーションに応じて他のカードと使い分けたいなら用途に応じて選ぶ、という感じで良いのではないでしょうか。
海外旅行保険は利用付帯なので注意
楽天カードには、最大3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しています。
ただし、この保険は利用付帯であり、ツアーにしか適用されないことに注意が必要。
保険が有効となるには、日本を出国する以前に 『募集型企画旅行の料金』 に該当する代金を 利用条件のある楽天カード で支払っていることが条件になります。航空券のみのご購入は含まれません。
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険|楽天カード
つまり持っているだけではダメなのはもちろん、以下のようなケースも保険適用外ということに。
- 航空券を自分で予約
- 渡航前の国内ホテルや、海外で宿泊するホテルを自分で予約
つまり楽天カードの海外旅行保険は、『旅行代理店で予約した海外パックツアー料金』にしか適用されません。かなり条件が厳しい。
メインカードとして使うならどれかは楽天カードで払うことになるとは思いますが、持っているだけでカード払いをしなくても適用される保険自動付帯のカードも他にいろいろありますので、そちらの方が使い勝手が良いでしょう。
よって、旅行保険目当てで楽天カードを入手する必要はあまりないかなというのが私の考え。
基本的な還元率は1%だが…?
楽天カードの基本的な還元率は1%で、楽天スーパーポイントが利用100円につき1ポイントずつ貯まっていきます。
世の中にある大体のクレジットカードの還元率は0.5〜1%なので、中〜中の上程度といったところ。
有名どころだと例えばクレジット機能つきTカードの還元率は0.5%、JCB一般カードや三井住友VISAも基本は0.5%です。
ただ、還元率1%以上のクレジットカードも探せばそれなりにあるのも事実。
高還元率にこだわる私のクレジットカード使い分けじゃあもっと高還元のカード使った方がいいじゃないかという話なのですが、楽天カードが真価を発揮するのは楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルなどといった楽天グループでの支払いのときなのです。
普通に使うだけで2%、簡単な条件を満たせばもう2%(合計4%)、条件次第でさらにアップしていきます。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)
楽天カードを使うメリットは何と言ってもSPU(スーパーポイントアッププログラム)。
楽天市場やブックス、楽天市場アプリなどのサービスを毎月利用することでポイント付与の倍率がどんどん上がっていくという内容です。
プレミアムカードやゴールドカード利用、楽天モバイル利用などわざわざ利用するにはハードルの高いものもありますが、楽天カードを利用するだけで買い物ポイント1%と通常ポイント1%に加えて+1%の期間限定ポイントがつき、さらにアプリで月1回、楽天ブックスで月1回(1,000円以上)購入すればさらに+2%。このくらいであれば毎月達成もそう難しくありません。
以下に、SPUによるポイントアップの内容をまとめました。
① 楽天市場での楽天カード利用でポイント2倍
楽天市場での決済に楽天カードを使うと、普通に買い物して得られる1%、楽天カード利用の1%に加え、翌月末日を期限とする期間限定ポイントが+1%されます。
※2018/3/1より還元率が1%下がりました
例えば他の還元率1%カードなら、期間限定ポイントを除く合計2%のみ。
期間限定ポイント1%分、楽天カードを使った方が得ということになりますね。
② 楽天ブックスで月1回1,000円以上の買い物で+1倍
楽天ブックスで、税込み1,000円以上の買い物を月1回以上すると、その月に得られるポイントがさらに+1%になります。
付与されるポイントは翌月末までの期間限定ポイント。
③ 楽天市場アプリで月1回以上の買い物で+1倍
楽天市場のアプリで月1回以上の買い物をすると、その月に得られるポイントがさらに+1%となります。
1度でもアプリで買い物をしておけば、アプリでの購入だけでなくその月のすべての買い物が対象。
付与されるポイントは翌月末までの期間限定ポイント。
④ 楽天ゴールドカードorプレミアムカードを使うと+2倍
楽天カードで+1%されるのは①の通りですが、楽天ゴールドカードやプレミアムカードを使うとさらに+2%(合計+3%)されます。
こちらも翌月末までの期間限定ポイント。
※2018/3/1より倍率が+1%アップ
ただしゴールドカードは年会費2,200円(税込み)、プレミアムカードは年会費11,000円(税込)が必要となるので、わざわざ申し込んでまで+1%を狙いにいくのはかなりのヘビーユーザーでないとトータルで損になるかもしれません。ご注意を。
⑤ 楽天モバイル音声SIM利用で+2倍
楽天モバイルの音声通話SIMを利用している間、楽天での買い物がさらにポイント+2%されます。
データ専用SIMは対象外となるので注意。
こちらも翌月末までの期間限定ポイント。
※2018/3/1より、倍率が+1倍され通常ポイントから期間限定ポイントとなりました。
楽天モバイルSIM単体では現在(2017/11)のところ通信速度の点であまりオススメとは言えませんが、料金は他社同様安く済むし楽天でよく買い物するユーザーであれば検討してみてもいいかもしれません。
⑥ 楽天ブランドアベニュー利用で+1倍
2018/3/1より加わった特典。楽天ブランドアベニューおよび、楽天ブランドアベニューFLAGSHIP STOREで月1回でも買い物をすれば、ポイントが+1%に。
付与されるのは期間限定ポイント。
楽天で服を買うのか?月1回のペースで?と考えると、この条件に関してはなかなか達成は難しいと言わざるを得ません。
⑦ Rakuten TVにてRakuten NBA Specialに加入/契約更新で+1倍
こちらも2018/3/1より追加。Rakuten TVにてRakuten NBA Specialに加入/契約更新をすることで、ポイントが+1倍となります。期間限定ポイント。
よほどのバスケ好きNBA好き、しかもそれをRakuten TVで視聴する人…となると、ぶっちゃけほぼいないのでは?
ほとんどのユーザーには関係ないと考えていいでしょう。
以上の内容を表にまとめましたので、参考にどうぞ。
条件 | ポイント種類 | 付与日 | 期限 | 月あたり上限 | 倍率 | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
楽天で買い物 | 通常 | 翌日 | 最終利用から1年 | なし | 1% | – |
楽天カード利用 | 通常 | 翌月15日頃 | 最終利用から1年 | なし | 1% | 易 |
期間限定 | 翌月15日頃 | 付与翌月末 | 5,000 | 1% | 易 | |
楽天ブックス | 期間限定 | 翌月15日頃 | 付与翌月末 | D:15,000 P:12,000 G:9,000 S:7,000 その他:5,000 | 1% | 中 |
楽天市場アプリ | 期間限定 | 翌月15日頃 | 付与翌月末 | D:15,000 P:12,000 G:9,000 S:7,000 その他:5,000 | 1% | 中 |
楽天ゴールドカード利用 楽天プレミアムカード利用 | 期間限定 | 翌月15日頃 | 付与翌月末 | ゴールド:5,000 プレミアム:15,000 | 2% | 難 |
楽天モバイル 音声SIM利用 | 期間限定 | 翌月15日頃 | 付与翌月末 | 5,000 | 2% | 難 |
楽天ブランド アベニュー利用 | 期間限定 | 翌月15日頃 | 付与翌月末 | D:15,000 P:12,000 G:9,000 S:7,000 その他:5,000 | 1% | 極難 |
Rakuten TV NBA Special利用 | 通常 | 翌月15日頃 | 付与翌月末 | D:15,000 P:12,000 G:9,000 S:7,000 その他:5,000 | 1% | 無理 |
※D:ダイヤモンド会員、P:プラチナ会員、G:ゴールド会員、S:シルバー会員
【2018/2終了】ポン!カン!キャンペーン
楽天カード利用者のみが参加できる、ポン!カン!キャンペーンなるものが毎月開催されています。
これは、楽天サービスの利用状況に応じてポイントが2〜4倍となるしくみ。
対象サービスは楽天市場、トラベル、ブックス、スマホアプリ、GORA(ゴルフ場予約)、kobo(電子書籍)の6種類。
このうち3サービス利用でポイント2倍、4サービスで3倍、5〜6サービス利用で4倍となります。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)と重複適用されるので、楽天カードユーザーは併せて狙っていきましょう。
付与されるのは期間限定ポイントですが、約半年間とその期限は長め。2017年11月分であれば、2018年4月30日まで使用可能です。
ゴルフ場予約と電子書籍はちょっとこのキャンペーンのために利用するのは難しそうだし、トラベルも毎月利用とはいかないと思いますが、楽天市場、ブックス、アプリ利用はSPUともかぶっているし毎月達成するのも簡単そうですね。
なお、SPUは自動適用されるのに対してこのポンカンキャンペーンはエントリーが必要。
毎月忘れずにエントリーしておきましょう。
不定期の入会キャンペーンで多くのポイントがもらえる
入会時にある程度のポイントがもらえる楽天カードですが、たまに利用者増加施策としてそのポイントを大きく増やすことがあります。
例えば現在(2018/10/12)、新規入会&利用で5,000ポイント還元するキャンペーンを実施中。
今後変更となる可能性もあるので、もし入会を考えている方はお早めに。
こんなことを言うのもアレですが、年会費がかからないカードなのでとりあえず申し込んでおいて2,000ポイント、1度だけでも使ってもう3,000ポイントだけゲットしておくのも手。あとは眠らせておいても費用はかかりませんからね。
期間限定ポイントに注意
楽天のサービスや楽天カードを使って得られるポイントには、期間限定ポイントと呼ばれるものがあります。こいつがクセモノ。
例えば楽天カードを使って楽天市場で買い物した場合、通常ポイント1%、カード利用ポイント1%の計2%は普通のポイント。
ですが、プラスアルファの2%は期間限定ポイントとなります。
また、前述の楽天モバイルSIM利用によるボーナスポイントは通常ポイント(最終利用より1年間有効)ですが、楽天市場アプリと楽天ブックス月1回利用によるポイントは翌月末日までの期間限定ポイント。
合計で○倍もらえるといっても失効してしまっては意味がないので、期限には注意。
日用品や食料品などの消耗品、本、金券など常時あればほしいものに替えておくといいでしょう。
楽天証券での投信積立に月50,000円まで使える。毎月500ポイントゲット!
2018年10月28日より、楽天証券にて投資信託の積み立てに楽天カードが使えるようになりました。
これはかなり大きな変化。
資産形成に投信積立による分散投資が有効なのはよく知られたところで、多くの方がさまざまな証券会社で積み立てを行っていることと思います。
この積み立てが毎月5万円分まで楽天カードで購入できて、ポイントもしっかり付く。
他の証券会社で積み立てている場合、楽天カードを作って楽天証券に乗り換えるだけで積み立て内容は変わらずに毎月500ポイントがもらえるということですね。素晴らしい。
以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
楽天カード決済での投資信託積立がスタート!毎月最大500ポイントがゲットできて乗り換えない手はないおトクさ楽天Edyを使える
コンビニ等で使える「楽天Edy」が楽天カードにはあらかじめ搭載されています。
オートチャージも可能で、設定しておくとローソンやファミリーマート等対応店舗での支払いで残高不足のとき、自動的にチャージしてくれます。便利。
(セブンイレブンはEdy支払いは可能だが、オートチャージは非対応)
ただし、コンビニで使うなら前述の高還元率クレジットカードや、ビューカードでチャージしたSuicaなど楽天Edyよりもポイントが多くつく使い方もいろいろあります。
私の場合は、ファミマ以外のほとんどのコンビニで5%ポイント還元の三井住友カードNLをおもに利用中。
三井住友カードNLは持たなきゃ損!タッチ決済でコンビニ・マクドナルド払いが5%の超高還元率、しかも年会費無料楽天カード付帯のEdyでももちろん現金支払いに比べればずっと便利だしお得ですが、他の高還元率カードや電子マネーを持っているならあえて楽天を利用する必要はないかと思います。
マイルなどに交換して利用することもできる
ゲットした楽天スーパーポイントは楽天市場やブックス、トラベル等どこでも使えるため、基本的には無駄になることはないはず。
電化製品、日用品、衣類、本、旅行の宿泊やレンタカーなど日常のほとんどの買い物に対応しているので、どこかしら使い道はあるでしょう。
もし楽天では使い道がない場合には、他のポイント等に交換することも可能。
基本的には1:1の等価交換で、交換先は他クレジットカードのポイントから公共系、ネットサービスなど多岐に渡ります。
ANAマイルへの交換も可能。この場合は楽天スーパーポイント2ポイントに対しANA1マイルの比率となります。
ただし期間限定ポイントは交換できず、上限は20,000ポイント/月となっているので注意。
楽天ポイント交換ページ ⇒ 【楽天PointClub】:楽天ポイントに換える
あとがき
通常の還元率や保険などの付帯機能はそれほど飛び抜けたものはありませんが、楽天市場やブックス等、楽天グループのサービスをよく使うなら持っておいて損はないのが楽天カード。
年会費無料なので、とりあえず持っておいて楽天で買い物するときだけ使う、という使い方が良いかと思います。
忘れずにおきたいのは2点。
① ポン!カン!キャンペーンに毎月エントリーする
② せっかくの期間限定ポイントを使い切る
期間限定ポイントだけだと中途半端な金額にしかならない場合もあると思うので、例えばSPUやポンカンキャンペーンの達成も兼ねて毎月1冊楽天ブックスで本を買う、などといった運用などアリかもしれませんね。
「ビックカメラSuicaカード」iPhoneのApple PayでモバイルSuicaにオートチャージ設定するならベストな選択