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Photo by ぱくたそ
たとえば旅先などで、星空を見に行きたいときがあるかと思います。
先日南十字星が見える島・波照間島へ行き、天気が良ければ綺麗な星空が見えるかなと期待していました。
結果として残念ながらあまり見えなかったのですが、その理由は天候不良だけではありませんでした。もう1つの理由は「月の明るさ(月齢)」。
考えてみれば当たり前の話なのですが、私のように全然考慮に入れていない方もいると思うので簡単に説明したいと思います。
月が明るいと、星は見えない。
月が明るいと、その光にかき消されて星は見えなくなってしまいます。残るのは金星など強い光を放つ(反射する)星のみ。
月が明るいとは、要するに満月に近い状態ということ。
満月にどれほど近いかは、月齢という値で表されます。
「月齢」は、月の満ち欠けの状態を知るための目安になる数字で、新月から何日経過したかを表しています。新月を0として、翌日が1、翌々日が2、・・・と、1日に1ずつ数を増やしていきます。月齢の数値を見ることによって、月齢が7前後であれば上弦、15前後であれば満月、22前後であれば下弦、30に近い数字であれば次の新月が近い、ということを知ることができます。
(質問2-4)「月齢」ってなに?なぜ小数がつくの? | 国立天文台(NAOJ)より)
月齢が15前後だと満月で、0や30に近づくほど新月つまり光が弱い(=星空観測に適している)ということのようです。
月齢を知りたい場合には、掲載しているサイトを確認したり、
月齢を表示できるアプリを使うとよいでしょう。
せっかく波照間島に行ったのに、星空が見えない悲劇。。。
波照間島に到着した日の夜、さっそく星を見ようと観測ツアーに参加。
こちらが、波照間島星空観測タワー。民宿からバスが出ています。
この日は雲が多く星が隠れがちだったのもあったのですが、例え雲がなくても月が明るいので見える星は限られる、と星空の解説をしてくれる方の言葉。そ、そうだったのか。。。
ちなみに、この日の月齢は10.5でした。月の2/3くらいが見えておりかなり明るい。
次に来る時は、天気や季節だけでなく月齢もちゃんとチェックしてリベンジしたいと思います。
こんな星空が見られるといいなあ。
なお、当然のことですが季節によっても見られる星が変わってくるので、特に見たい星や星座がある場合にはそれも考慮に入れておく必要があります。
南十字星が見られるのはだいたい1月〜6月上旬で、太陽との兼ね合いなどの条件も考え合わせると5月〜6月上旬がオススメとのこと。
沖縄本島以南で西表島の影に隠れてしまう鳩間島以外でなら見られますが、やはり波照間島が一番南にあるため条件が良いそうです。
あとがき
星空を見たいのであれば、「灯りが少ない」「天候が良い」だけでなく「月齢が新月に近い」かどうかもチェックしておきましょう!
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