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先日、相撲好きの友人に誘われ、大相撲十一月場所(九州場所)を見に行ってきました。
始めての相撲観戦だったのですが、テレビで見るのとは迫力がまっっったく違う。
間近で見る力士の存在感はすごいですし、その力士同士が立合いでぶつかりあったり、土俵際で粘ったり逆転の投げを打ったりするたびに「おおっ」「ああっ」とか声が出てしまう感じ。
比較的高齢な方がファン層の中心ですが、最近は相撲人気が復活してきており若い人たちもちらほら見受けられました。
日本人なら(外国人でも)、ぜひ見に行ってみてほしい!
始めての大相撲会場に潜入。ゆったりマス席でビール飲みながら楽しめる!
毎年11月に行われる、十一月場所(九州場所)。
会場は福岡市内にある福岡国際センターです。
カラフルなのぼりがたくさん!
大相撲といえばこの毛筆体ですよね。
入口に櫓のようなものが立っているのが見えます。
中に入ったのは13:40頃。まだ幕下の取組中だし平日なのもあり、会場は空いていました。
ちなみにこの幕下と一つ上の十両で待遇がガラリと変わります。
しかし、始めて生で見る土俵はやっぱり神々しいというか何というか、特別な気持ちにさせてくれます。力士の迫力もすごい。
とりあえず乾杯。世界よ、これが日本の贅沢だ!
土俵に一番近い席(砂かぶり)以外であれば飲食も自由なのです。
しかも、野球やサッカーではなかなかない、ゆったりとしたスペース。今回は「らくらくマス席」という席だったので、ここに2人でリラックスしながら観戦できます。
お客さんも、寝っ転がったりなんだりと自由。
運良く正面の席(テレビで見るアングルと同じ)だったので、後ろにはNHKの解説やカメラが。
会場内には相撲ならではの光景がたくさん
せっかくなので、会場を一回りしてきました。
こちらは優勝力士に手渡される賜杯ですね。でかい。
会場のあちこちには、横綱や大関の等身大(?)パネルが置いてあります。
女子トイレを守る琴奨菊関。
もちろん、各種お土産ものや食べ物・飲み物もたくさん販売されています。
こちらはLINE登録でクリアファイルがもらえるというコーナー。相撲協会はLINEやTwitter(@sumokyokai)など、他のスポーツでもそうそうないくらいネットを活用しているのです。
また、こういったコーナーやチケットもぎりで若手の親方が接客してたりするのも特徴的。
(プロ野球の球場入口で元プロ野球選手がチケット切ってたら驚きますよね…w)
こちらは力士が入場する花道。こういうところに入れるのがまた楽しい。
普通に力士とすれ違えます。奥は砂かぶり席。
招待されたのか、幼稚園児くらいの子たちもいました。
「優勝力士100人」なんていう展示も
(ちなみに、これを見てるときに人気力士の遠藤関が横を通りました)
柱には「テッポウ厳禁」の文字。
※テッポウ:柱に向かって突っ張りの練習をすること
行司は数取り組みごとに何度も何度も入れ替わるため、こんな感じで出番を待ってる方もいました。
人生初の「出待ち(入り待ち)」は相撲で体験
私はこれまでの人生で出待ち(入り待ち)というものをしたことがなかったのですが、今回始めて会場に入ってくる力士の待ちをしてみました。
ちなみにだいたい15:00前後らしい。
上から横綱・日馬富士!
鶴竜!
そして平成の大横綱・白鵬!
3横綱すべて見られたので満足、満足。
土俵入り、立合い、横綱の強さ。テレビでは伝わらない迫力
そうこうしているうちに、幕内の土俵入りが始まっていました。
これだけ相撲取りが並ぶと壮観やなあ。。。
化粧まわしも動物の刺繍からキン肉マンまでバラエティに富んでいて面白い。
遠い席の場合は双眼鏡があると便利です。
そして横綱土俵入り!
横綱は場所中毎日この土俵入りをすることが義務付けられ、負けが混んでも降格が許されない特別な地位なのです。角界を背負う最高位のプレッシャー半端ないだろうなあ。
ビールを買いに行くついでにもう一度花道に行ってみたら、ちょうど大関・豪栄道の入場に立ち会えました。これだけ選手の近くに比較的簡単に寄れる競技も珍しい。
全身から緊張感を漂わせていて、さすが大関のオーラでした。
各取組には企業から懸賞がかけられている場合があり、上位や人気力士の取り組み前にはこのように懸賞旗がぐるりと一周します。
一口15日分(一場所)で93万円、ひとつの企業で複数の懸賞をかけることもできます。
その場合、アナウンスで例えば「お茶漬け海苔の、永谷園」「さけ茶漬けの、永谷園」「梅茶漬けの、永谷園」などと何度も読み上げられたりして面白い。
財宝×5!!
幕内の取組も終盤になってくると、かなり観客も増えてきました。
一時は八百長問題などで揺れに揺れた相撲界ですが、最近では人気が回復してきており土日には満員御礼になるそう。
結びの一番が終わると、最後は弓取式。
「結びの一番の勝者に代わり作法を心得た力士が土俵上で弓を受け、勝者の舞を演ずる」ということらしい。(弓取式 – Wikipediaより)
土俵にはカバーがかけられ、次の日の準備のため観客も早々に退場します。
神聖な土俵にどさくさに紛れて上がろうとする人がいないように、警備がけっこう厳重。
この後、一緒に行ったメンバーで相撲茶屋でちゃんこ鍋食べて締めました。ごっつあんです!
あとがき
この日見ていて個人的に一番盛り上がったのが、白鵬の一番。立合いから土俵際まで一気に追い込まれ番狂わせかと思ったのですが、動じることなく踏ん張り投げ一閃。これが…横綱……!強い強すぎる。
身近に相撲好きでもいないとなかなか機会がないかもしれませんが、ぜひ一度見に行ってみることをおすすめします。
テレビでは全然伝わってこない迫力、力士の存在感、会場の楽しさを感じることができますよ!