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福岡を代表するグルメの1つである豚骨ラーメンが生まれた地、福岡県久留米市。
発祥の店・南京千両をはじめ清陽軒、沖食堂、大砲ラーメンなど有名店がひしめく中で、それらと並び称される有名老舗店が「ひろせ食堂」です。
老舗ならではの店構え、じんわりと染み渡るラーメン、久留米ラーメン店の裏名物・焼めしと、どれも味わい深い。
パンチのあるタイプではないですが、そういったインパクト勝負をしないところが逆に長く愛されてきた名店たる所以なのかも。
久留米に行くならぜひ訪れてみてほしいラーメン店の1つです。
久留米で愛される老舗ラーメン店「ひろせ食堂」
最寄りの西鉄花畑駅から徒歩8分ほど。住宅街を抜けた先の国道沿いにひろせ食堂の看板を発見。
この昭和感ある看板が早くも良い味わいだ…!
着いたのは土曜日の14時頃でしたが、店の前は車で一杯。
店内も含め10人ほどの行列ができていました。久留米でこの時間でも並ぶのか、すごい。
皆観光客な感じはなく、おそらく地元や近隣の方々。
超のつく人手不足とのことで、待つのもしゃあないね。
店内に入れば案内されるまでもう少し。
厨房に面したカウンター席と、
入口側にはテーブル席もあります。
その真ん中には、何やらいろいろ乗った席なしのテーブル。これは何だろう?
よく見てみると「人手不足の為 セルフサービスでお願いします」の文字。
そう、ひろせ食堂の焼きめしが食べきれない人のために、わざわざ持ち帰り用のアルミホイルやビニール袋が用意してあるんです。これが久留米流なのか(?)。
奥ゆかしい豚骨スープ、海苔香るやさしい味のラーメン
普段ならラーメンのみでいくところですが、やはりここは名物の焼めし(チャーハン)もいただいておかねば。
持ち帰れる安心感も手伝って、食べきれない覚悟でラーメン・焼めしセット(1,100円)を注文。
厨房ではご主人がラーメンをつくり、奥さんが接客をし、その母らしきおばあちゃんが焼きめしの鍋を振るっています。パワフル〜。
雰囲気もとても良い。
注文してからはそれほど待つことなく、まずはラーメンがやって来ました。この大量のネギ、ねぎ好きの私には嬉しい。
チャーシューのほか、よくみるとゆで卵も中に。さらに奥にはノリも隠れています。
スープを一口。おお、これは意外にもあっさり。
久留米の豚骨ラーメンといえば骨まで溶かし込んだようなドロッと濃厚なイメージですが、それとは真逆と言ってもいいくらいスッキリとした味わい。
インパクトという意味ではやや弱いですが、ゴクゴクといくらでも飲めそうなスープです。飲むほどにじんわりうまい。
中細麺がこのスープによく合います。マイルドな豚骨の風味とノリの香り。
パンチはそれほどないが、終盤にかけても飽きずに食べ続けられるタイプ。
久留米ラーメン店名物・焼めしは外せない!
そして、何といっても外せないのがこの焼めし。これ、大盛りじゃないですよ?普通でこのボリューム。
+210円で大焼めしセットにできるようなのですが、どんだけの量やって来るんや。。。
普通の店で注文するチャーハンのざっと2倍といった感じでしょうか。
スーパー炭水化物タイム!
こちらの焼めしも、過度に調味料を使わない素朴で飽きのこない味わい。おいしい。
…飽きは来ないんですが、どうにも普通の成人男性の胃の容量ではラーメンと共に全部食べ切れる量ではない。やはり無謀だったか。
途中で焼めしとラーメンスープを一緒に食べるのも乙なもの。
この使い込んだ器も歴史を感じさせてくれて良いですよね。
半分ほど残した焼きめしは、店内のアルミホイルで包んでビニール袋へ。
家で改めておいしくいただきました。ごちそうさまでした!
あとがき
豚骨ラーメン好きだと濃厚な味を好む人が多いので、そういった人がここに来ると肩透かしを食らうかもしれません。
観光客がザ・豚骨を求めて来るというより、地元民が普段使いでしょっちゅう通うのが似合う、そんな店が「ひろせ食堂」。
久留米でラーメン店を巡るなら、外せませんよ!
店名 | ひろせ食堂 |
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電話番号 | 0942-32-8967 |
住所 | 福岡県久留米市梅満町1112-4 |
営業時間 | 10:30~18:00 |
定休日 | 月、第2・4・5日曜 |
Web | Retty:ひろせ食堂(久留米/ラーメン) – Retty |