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自動食器洗い乾燥機(食洗機)を購入して以来、その便利さと生活の変わりっぷりに驚いています。いやマジでこれ最高。
食洗機は現代の必需品だ!洗濯板で洗濯するかのようなストレスからはもう開放される時代自力で分岐水栓を取り付け設置するのはそこそこ苦労しましたが、それも報われて毎日おつりが来続ける状態。
パナソニック食洗機設置のため、分岐水栓CB-SMD6を自力で取り付けたレポート設置場所がない、買うお金がない人以外のすべての人におすすめしたいほどなのですが、一方で騒音、汚れ落ち、設置の手間など購入する上で気になることもたくさんあると思います。私もそうでした。
そういった方のために、今回は私が食洗機を使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめてみました。
「音に耐えられない」「手洗いにこだわりがある」そういう人も中にはいるでしょうが、やっぱり洗濯板で洗濯し続けるような労力を多くの日本人が未だにやっているのは不思議だなあと食洗機を手に入れた今では思うのです。(数日前まで私もそうだったわけですが。。。)
メリットだけでなくデメリットもきちんと書いたつもりなので、参考になれば幸いです!
食洗機を使ってみてわかったメリット
まずは、食洗機を使ってみて感じたメリットから。
① 食器洗いのストレスから解放される
当たり前ですが、何と言ってもこれですよね。
ご飯を作ったり食べたりしているときは楽しかったりするのですが、食べ終わってからの食器洗いはとにかく面倒で憂鬱。
家庭によっては誰が食器洗いをするかの火種になったり、一人暮らしだとたまに面倒さが限界を超えて流しに放置してしまうことも。そう、私です。
食洗機がある今は、食べ終わったらそのまま食洗機にセットしてスイッチオンするだけ。鍋など入り切らないときもありますが、1つ2つくらいなら別に洗うのはそう手間ではありませんし、なんなら2回に分ければいいこと。
乾燥が終わっても多少水気が残っていたりはしますが、扉を開けて水を切って放置しておけばすぐに乾きます。
結果、流し台や水切りカゴに食器が溜まっているという状態がほとんどなくなりました。
② 自炊に積極的になる
食器洗いのストレスから解放された結果、より積極的に自炊をするようになりました。
というのも、自宅でご飯を食べるときに面倒なことの半分以上は食器洗いなんですよね。人によるかもしれませんが、個人的に料理すること自体は試行錯誤したり、自分好みの味に仕上げたりするのが楽しいですから。
皿や箸、スプーン等を多少多めに使っても全然気にしない。食洗機が全部洗ってくれますからね。
③ ちゃんと置けば手洗いより綺麗になる
購入前ネット上でレビューをチェックしていると「お皿が完全に綺麗にならない」といった声もあり心配していたのですが、実際に使ってみると手洗いよりもずっと綺麗になるので驚きました。
【BEFORE】
【AFTER】
汚れが落ちないのは食器の重ねすぎか、焦げ付きこびりつきといった食洗機の苦手な汚れがついている場合のみ。
それ以外なら、きちんと放水が当たるように配置しさえすれば皿だろうがフライパンだろうが向かうところ敵なし。
プラスチック容器もヌルヌルが残らず、洗った後に触るとキュッキュッと「明らかに綺麗になりました」な音を出してくれます。
④ 手が荒れない。冬でも冷たい水に触れなくていい
食器洗いの大変なところの1つが、食器用洗剤による手荒れ。私はゴム手袋をするのでそこは大丈夫ですが、汚れが取れているか感触で測ることができなかったり、蒸れるのが不快だったりはします。
冬は冷たい水に触れるのも手がかじかんで大変です(これに関してはお湯を使えばいい話ではありますが)。
言わずもがな、食洗機を使えばこういった悩みは解決です。
⑤ 手洗いではまず不可能な高温洗浄ができる
食洗機では、手洗いではまず無理な水温で高温洗浄します。
例えば私が購入したNP-TCM4-Wの場合は標準コースで70℃、スピーディコースで50℃。
6人用の機種であるNP-TR9、NP-TM9では80℃ですすぐ機能もあるらしい。
この高温洗浄により、油汚れをきれいに落とすほか除菌効果も期待できます。
※赤ちゃん用の哺乳瓶等の消毒はメーカーから推奨されていません。別途行ってください
食洗機を利用する上でのデメリット
次に、食洗機のデメリットをまとめます。
① かなりうるさい
購入前のレビューチェックでも気になっていた騒音ですが、個人的に思っていたよりもうるさいです。
キッチンで小型洗濯機が回っていると考えると、ある程度想像できるのではないでしょうか。
キッチンは大抵リビングとつながっているので、運転中にリビングで映画やドラマを見たり、読書したりするのは相当な集中力がないと厳しい。
例えば外出前にスタートボタンを押す、洗浄中はバラエティ番組を見る、別の家事をする、子供と遊ぶ、別の部屋に行くなど騒音が気にならない行動パターンを考える必要はありそうです。
ちなみに洗浄中は確かにかなりうるさいですが、乾燥中は温風の音なのでそれほど気にならない程度です。
② 時間がかかる。「手洗いより遅い」のが不満な人には向かない
洗浄〜乾燥まですると標準コースで約90分、スピーディコースで約60分ほどかかります。洗浄のみだとこの半分くらい。決して速いとは言えません。
これを「手で洗ったほうが速いじゃないか!」と不満に思ってしまう人には食洗機は向かないと思います。
さっさと洗って拭いて片付けたいなら手洗いの方が確かに速いでしょう。
速くはなくても「食器洗い自体をしなくていい」のがそれを補って余りあるメリットだ、と割り切れる人向けの製品だと言えます。
③ でかい。存在感がありすぎる
メーカーのページでは「水切りカゴサイズ」などと謳っていたりしますが、とんでもない。縦横はもちろん高さもそれなりにあるので、キッチンでかなりの存在感を放ちます。
【BEFORE】
【AFTER】
一人暮らしの部屋だと、そもそも置くスペースがないところが大半でしょう。
それなりに大きい家でも、電子レンジかそれより一回り大きいくらいの電化製品が流し台の横あたりにドカンと置かれるわけですから、邪魔っちゃ邪魔です。
④ 分岐水栓の取り付けは場合によっては苦労する。工具もいるし
食洗機を利用するために絶対必要なのが、キッチンの蛇口から水を引いてくる分岐水栓。
どの分岐水栓が必要かをメーカーに調べてもらい、自ら取り付けることも可能ではありますが、あまり家庭に置いていないような工具が必要だったりしてまあまあ大変です。私が実際に分岐水栓と食洗機を取り付ける様子のレポートは以下の記事を参照ください。
パナソニック食洗機設置のため、分岐水栓CB-SMD6を自力で取り付けたレポート自信がないならプロに取り付けを依頼すれば済む話ですが、その場合は分岐水栓の購入代金プラス約1万円くらいの工賃を覚悟すべきでしょう。
⑤ 大きな皿や鍋は入らなかったりする。深い皿もたくさんは洗えない
図体のわりに内部はそれほど大きくないので、私の持っている3人用のプチ食洗だと24cmのフライパンが押し込んでやっと入るくらい。それにフライパンを入れてしまうと食器を入れられる量がかなり制限されます。
それより大きなものは入りませんし、深い皿を並べるとすぐにいっぱいになってしまいます。3人用という触れ込みですが、使ってみた感じだとせいぜい2人用といった感じ。
入りきれないものは2回に分けて洗う、大きな鍋などは別に洗うなどといった割り切りが必要になってきます。
⑥ 乾燥が完全ではない
乾燥機能を使えば普通の陶器の皿は乾きますが、プラスチックのものはまだ若干水滴がついていたり、逆さにしたコップの底の皿部分に水が溜まっていたりして完全には乾きません。庫内にも水滴ついてるし。
ただし食器はかなり高温になっているので、溜まった水を切り扉を開けてしばらく放置しておけば乾きます。
これで個人的には問題ないのですが、乾燥が終わった段階で100%乾ききってはいないことが気になる方もいるかもしれません。
⑦ 非対応の食器もある(漆器、クリスタルグラスなど)
食洗機では専用の洗剤が入った高温の水を吹き付けるため、一部洗えないものがあります。
例えば漆器、クリスタルグラス、木製の食器など。
また、耐熱性に問題のないものであっても、プラスチック製の軽いタッパー等は中で水流に押されて吹っ飛び、うまく洗えないことがあります。
専用の小物かごを使うか、動かないようにうまく配置する必要があります。
いくら洗えないものがあるといっても食洗機の便利さにはかなわないので、徐々に非対応の食器は使わないようになりそう…。
食洗機のメリット・デメリットまとめ
- 食器洗いのストレスから解放され、自由な時間が増える
- 自炊に積極的になる
- 配置さえ間違えなければ手洗い以上に綺麗になる
- 手が荒れない。冬でも冷たい水に触れなくていい
- 手洗いではまず不可能な高温洗浄ができるる
- 洗浄中はテレビの音が聞こえないくらいうるさい
- 時間がかかる。「手洗いより遅い」のが不満な人には向かない
- かなり大きく、場所を取る
- 分岐水栓の取り付けは場合によっては苦労するし、工具も必要。業者に依頼すればその分の工賃がかかる
- 皿や鍋のサイズによっては入らない。深い皿もたくさんは洗えない
- 乾燥が完全ではない
- 非対応の食器もある(漆器、クリスタルグラスなど)
【パナソニック食洗機の比較表(簡略版)】
食器点数 | 乾燥 | 予約 | エコナビ バイオパワー除菌 | スピーディコース | Amazon価格 ※2017/7/4現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|
NP-TR9 | 45点 (6人用) | ○ | ○ | ○ | ○ | 62,800円 |
NP-TM9 | 40点 (6人用) | ○ | ○ | × | ○ | 51,700円 |
プチ食洗 NP-TCR4 | 18点 (3人用) | ○ | × | ○ | ○ | 48,400円 |
プチ食洗 NP-TCM4 | 18点 (3人用) | ○ | × | × | ○ | 36,978円 |
プチ食洗 NP-TCB4-W | 18点 (3人用) | × | × | × | × | 28,300円 |
(出典:仕様一覧 | 食器洗い機/食器乾燥器 | Panasonic)
私が実際に購入・利用してみたレポート↓
あとがき
以上、食洗機のメリット・デメリットのまとめでした。
総合的に言えば、個人的には設置スペースがあって購入代金が用意できるなら、全国民が今すぐ買うべき製品だと思います。洗濯機くらい普及していいはず。要するに食器用全自動洗濯機だし、食洗機があるだけで日本全国の家事の生産性がかなり上がる(ストレスは下がる)んじゃなかろうか…。
お盆の帰省時には、実家にも食洗機を買って設置するつもりです。
これから購入を検討している方は、ぜひ参考にどうぞ!