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台湾の台北に旅行するなら、行ってみたいスポットはどこがありますか?
おそらく多くの人から名前が挙がるのが、九份(キュウフン)でしょう。
台湾の九份は、千と千尋のようなレトロな街並みに日本人が大挙押し寄せる観光地
スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも噂されたその景色は、他ではなかなか見られないもの。
この話は公式では出てきておらず、偶然似た景色だったというのが真相のようです。
ですが九份の景色が素晴らしいことに変わりはない。
湯屋「油屋」のモデルはどこか、という質問を映画の公開直後からたくさんいただきました。この件について、宮崎監督に直接質問したことがありますが、監督の答えは、「色々な温泉が入っていて特定のモデルはないけれど、道後温泉は確かに入っている」とのことでした
(中略)
映画の設定である「商店街の一角にそびえ立つ銭湯」について、大いにインスピレーションを与えたのは、「江戸東京たてもの園」の「子宝湯」(こだからゆ)です。ただし、子宝湯の建物自体は「油屋」のように巨大なものではなく、建物のイメージは幾分異なります。
2003年1月 – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
今回の台湾旅行で、九份と一緒に回るつもりだったのがランタン飛ばしで有名な十分(ジュウフン)という場所。
もし九份と十分を自力で回るとなったら、電車やバス、タクシーといった交通機関を駆使して乗り継いでいく必要があります。
そうなると混雑状況や乗り継ぎの時刻など不確定要素がいくつも出てくるし、時間もかかってしまう。もちろんガイドさんなどいないので現地の情報などは自分で調べるしかない。
そうやって現地の交通機関を使いながらトラブル含め楽しむのも1つのプランですが、今回は安定して効率良く観光スポットを回りたかったのでパッケージツアーを選びました。
九份・十分に加えて深坑老街という豆腐で有名な街まで回ることができる割に、料金もリーズナブル。
帰りは台北駅のほか士林夜市で降りてもよいので、そのままハシゴするのも便利。
日本語の話せるガイドさんは(よい意味で)おしゃべりな方で、訪れる場所に関して色々なことを教えてくれ記念写真まで撮ってくれる。
とても良いツアーでした。
実際に訪れた深坑老街、十分、九份はどうだったのか?
多くの写真を交えながら紹介していきます!
台北駅の國光客運バス乗り場から出発
今回申し込んだバスツアーの場合、集合場所は台北駅の北側にある「國光客運」というバス会社のターミナルになります。
ターミナル内にあるWILLERのマークが、集合場所の目印。日本語で書かれているので日本人にとっては安心感ありますね。
時間になると点呼が取られ、バスに乗り込んでいざ出発。
日本語のツアーガイドも配られるので、移動中に予習もばっちり。
ツアーのスケジュールや各スポットの簡単な説明のほか、指差し台湾語帳までついている優れものでした。
座席の目の前には充電用のUSB-Aポートまで。
ツアーならではの快適さラクさを感じつつ最初の目的地、深坑老街へ。
レトロな街並みと豆腐のまち「深坑老街」
台湾・新北市にある深坑老街は、そのレトロな街並みと豆腐で有名なところ。
台湾で豆腐料理と言えば、独特のニオイを放つ臭豆腐。
深坑老街にはもちろん臭豆腐の店も多く軒を連ねています。
以前九份で嗅いだ臭豆腐の強烈な臭いが頭から離れず気が進まなかったんですが、なんだかんだで今回チャレンジしてみることに。
「金大鼎串焼香豆腐」というお店。台湾の総統をつとめた馬英九も訪れたことがあるらしい。
串に刺した豆腐を、タレを塗りながら何度もひっくり返して焼いています。店先ではそれほど臭いはせず。
豆腐に切れ目をいれて泡菜(キムチっぽい漬物)とパクチーなどの具を乗せ、ピーナッツの粉をかけて出来上がり。
おそるおそる食べてみると……あれ、臭いが全然しない!?これ本当に臭豆腐なの?
タレ付きの焼き豆腐に、シャキシャキとした泡菜の食感としょっぱさが加わっておいしい。
ここは臭いが強くないタイプなのか、それとも臭豆腐とはこういうものなんでしょうか。
クセは強い食べ物だと聞くのでたぶん前者だとは思うんですが、ともかく普通においしい豆腐でした。
食べている途中に具がポロッと落ちたり豆腐が崩れたりしがちなので、落としたり服を汚したりしないようご注意を。
ここでの滞在は40分ほど。レンガ造りの街を眺めながら散歩します。
少し店に寄ったりしつつ、端くらいまで行って帰ってくればちょうどいいくらいの時間。
途中で入った、なんとも独特の雰囲気をもったお店「歐里人文咖啡」。コーヒーと豆腐のアイスクリームが名物らしい。
お店の方が英語・日本語苦手だったのもあり注文に苦労しましたが、お互いに頑張って伝えようとした結果無事に意思疎通が取れました(多分)。とてもいい人だった。
豆腐アイスは、まさに「豆腐のアイスです!」という味(語彙力)。おいしゅうございました。
しっかりと豆腐を堪能したところで、次の目的地・十分へ。
線路の上から願いを込めたランタンを飛ばす「十分」
十分では、やっぱり天燈(ランタン)飛ばしを体験しておきたいもの。
今回のツアーでは、事前にガイドさんがどのランタンを飛ばしたいか聞いて回っていました。
① 一色:150元(約525円)、四色:200元(約700円)、八色:350元(約1,225円)のいずれかを選ぶ
② 色の組み合わせを選ぶ。色ごとに願いごとの内容が違う
赤色:いつまでも健やかに過ごせますように
黄色:金運・服がきますように
青色:仕事や事業がうまくいきますように
紫色:勉強や研究・進学等がうまくいきますように
白色:厄除け・開運・家内安全・商売繁盛
オレンジ色:恋人・夫婦円満
緑色:開運・すべてが順調でありますように
桃色:人間関係がうまくいきますように・ご縁がありますように
ピンク色:幸福祈願・恋愛成就
組み合わせは自由に選べるわけではなく、四色の場合だと上記画像の5パターンの中から選ぶシステムでした。
十分に到着。
線路が街の真ん中を横切ってる!(というか街が線路の両脇に広がってる)
ランタン本当に飛んでる!画になるなあ。
お土産屋さんの地下のようなところに通されると、そこにはズラリと並ぶランタン。
ここに筆で願いをそれぞれ書いていきます。例えば赤い生地には健康に関する願い事を。
書き終わったら線路上に出て、記念撮影。
火を付けてもらい、願いを大空に飛ばします!飛ばすときの動画も記念写真も特に追加料金なくもらえるのが嬉しい。
現地の人も観光客も、電車がこないほとんどの時間は自由に線路上に出て、普通に歩いたりランタンを飛ばしたり写真撮ったりしています。
電車が来たら、どこからともなく声が上がり速やかに全員線路上から退避。
そしてカメラを構えて待機。
街の少し奥には十分駅があり、こちらもよい景色。
街とはまた違う雰囲気の写真が撮れますよ。
十分、思った以上にいいところでした。オススメ!
千と千尋っぽい茶店など映えスポット多数も、日本人で大混雑の「九份」
最後の目的地は、九份。山あいにある街なので、バスは十分から1時間ほどかけて山を上っていきます。
その道中では、ガイドの朱さんがお手製のマップを使って見どころや様々なお土産のオススメ店などを詳しくレクチャー。
担当するガイドさんや選ぶツアー会社によって質にバラつきがあるとは思いますが、そういう意味では大当たりのツアーを引き当てることができて嬉しいです。
ちなみに、九份の地名の由来はガイドさんによると、「その土地には最初九軒の家しかなかったことから」らしい。(諸説あり)
内容は忘れたんですが十分ははまた違う由来があるらしく、「九”份”」「十”分”」が正しい表記のようです。
夕方ごろ、九份に到着。
山の斜面に多くの家が建っているので、何となく地元の長崎みを少し感じるんですよね。
九份で最も有名な茶館である「阿妹茶樓」に行きたい人はガイドさんが案内してくれるとのことだったので、ほとんどの参加者はそこへ同行。ぞろぞろと着いていきます。
道中で見かけた動かざること山の如しな老犬。長老の風格。
階段をしばらく上ると、阿妹茶樓に到着しました!
やはり日本人観光客が多いのか、店名の横には「あめおちゃ」と謎の日本語表記。
この日は平日でしたが、そんなこととは無関係にこの行列。
九份はとにかく日本人観光客がめちゃくちゃ多いんですよね。2013年に来たときの何倍も混雑していました。
これから入ろうとしているこの阿妹茶樓こそが、『千と千尋の神隠し』の舞台っぽい建物そのもの。
なので、周囲には暗くなるのを待つ観光客が大勢待ち構えています。
阿妹茶樓の店内。入ってすぐお土産コーナーのようなスペースがあり、私たちは階段を降りたところの席へ。
テーブルごとに店員さんがお茶の淹れ方をレクチャーしてくれるようです。
一通り教わったら、あとは参加者一人ずつがトライするという方式でした。
私たちの席は男性の店員さんが担当。上手な日本語で教えてくれました。
ところ変われば茶器も変わる。これだけのセットを揃えるのは自宅ではなかなか難しいし、台湾茶の専門店ならではの体験ですね。
高山烏龍茶、とてもおいしかったです。テーブルに6人座ってたので全部で7杯も飲むことに。笑
少し暗くなってきたところで阿妹茶樓の窓から見下ろしてみたところ、大渋滞でとんでもないことに。これは想像以上だわ。。。
お茶も一通り楽しんだので、人混みの中外に出て阿妹茶樓の写真をなんとか撮影。あまり写っていませんが周囲も人でごったがえしています。場所取りも激しい。
ガイドさんから教えてもらったお土産屋さんを回るため、九份を少し歩く。
どこも人が多くて大変ですが、やはり阿妹茶樓の周辺が一番混んでいるようで、少し離れると人混みは多少マシになります。
実際モデルになったかどうかはさておき、千と千尋っぽい風景を求めて日本人が大挙して訪れるため、お土産屋にも自然と関連グッズが並んでいます。(版権的に大丈夫なやつかは不明)
狭い歩道しかないのに、清掃車がギリギリで通って行くのに驚きました。
日本なら混む時間帯を避けて深夜早朝に回りそうなものですが、こういうのはいかにも海外といった感じで良い。
散策中に見つけた現地の美猫。猫に国境はない。
九份の自由時間終了後の待機場所も、赤い灯籠がたくさん並んでいて”映える”スポット。最後に記念写真まで撮ってくれました。
いいガイドさんだったなあ。
帰りのバス車内、なぜか流れるシュワルツェネッガーの映画。
昼からずっと回って皆疲れてるところに喝を入れるようなこのチョイス、嫌いじゃない。
この後は、士林夜市で降ろしてもらい本場のタピオカミルクティーや台湾屋台グルメを満喫しました。よき1日だった。
台北一の規模を誇る「士林夜市」のオススメはこれ!黒糖タピオカミルクティー、巨大甘辛フライドチキン、味付け焼きエリンギ台湾・九份ツアー体験レポート まとめ
担当のガイドさんにもよると思いますが、訪れるスポットや周辺の店などの情報をたくさん教えてもらえるし、効率良く回れて主要な観光・体験ポイントは押さえている素晴らしいツアーでした。オススメ!
九份観光も含めた台湾の現地ツアーを探したい場合は「楽天トラベル観光体験」か「VELTRA」がオススメ。
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