この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
近年は、新しいiPhoneが発表されるたびにその価格が話題になっています。
今回(2023年)に発売予定のiPhone 15は、最安のiPhone 15(128GBモデル)が124,800円。最高額のiPhone 15 Pro Max(1TBモデル)はなんと249,800円。
庶民がそう気軽に出せる金額ではありません。
iPhone価格上昇の大きな要因と考えられるのが、円安。
2020年8月には1ドル106円程度だったドル円相場が、2023年9月現在は1ドル147円。
実に約40%もの円安、つまりドルに対して円の価値が落ちている状態。
では、この円安によって実際にどのくらいiPhoneの価格が上がっているのか?
iPhoneを値上げはAppleによるものではないのか?
過去のiPhone価格とドル円レートを振り返って確認してみました。
iPhoneのドル・円の価格推移(2020〜2023年)
iPhoneが、比較的リーズナブルな「無印(※私が勝手に命名)」と、先進的な機能を備えた「Pro」に分かれたのは、2020年のiPhone 12から。
なので、比較しやすいよう2020年から今年(2023年)までのiPhone価格の推移を無印、Proのそれぞれでチェックしてみました。
無印iPhoneの価格推移
無印iPhone(miniやPlus、Pro、Pro MaxではないiPhone)の最小容量モデルの価格の変化をまとめた表をつくりました。
年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|
機種名 |
iPhone 12 (64GB) |
iPhone 13 (128GB) |
iPhone 14 (128GB) |
iPhone 15 (128GB) |
ドル価格 (税抜) | 799ドル | 799ドル | 799ドル | 799ドル |
円価格 (税抜) | 85,800円 | 89,818円 | 108,909円 | 113,455円 |
Apple ドル円レート | 約107.4円 | 約112.4円 | 約136.3円 | 約142円 |
アメリカでも物価は上昇しているにも関わらず、ここ4年間AppleはiPhoneのドル建て価格を値上げしていないのがわかります。今年発売のiPhone 15も含めて、799ドル据え置き。
一方、この4年で円安が進行したために日本における円建ての価格はどんどんアップ。
この価格上昇は、明らかにAppleのせいではなく近年の円安が原因です。
iPhone Proシリーズの価格推移
iPhone 12 ProよりつづくProシリーズのiPhoneについても、ここ4年のドル建て・円建て価格推移を調べてみました。
年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|---|
機種名 |
iPhone 12 Pro (128GB) |
iPhone 13 Pro (128GB) |
iPhone 14 Pro (128GB) |
iPhone 15 Pro (128GB) |
ドル価格 (税抜) | 999ドル | 999ドル | 999ドル | 999ドル |
円価格 (税抜) | 106,800円 | 111,636円 | 136,182円 | 145,273円 |
Apple ドル円レート | 約106.9円 | 約111.7円 | 約136.3円 | 約145.4円 |
やはり、ドル建てでのiPhone Proシリーズの価格はここ4年変わっていない。
一方で、日本でのiPhone Pro価格は円安により1.36倍になりました。世知辛い。
【結論】iPhoneが年々高くなっているのは、円安が原因。Appleは値上げしてない
調べてみた結果、以下のような結論となりました。
- Appleは、少なくともこの4年間はiPhoneを値上げしていない
- 日本において年々iPhoneが高くなるのは、近年の円安の影響が大きい
『Appleは製品をどんどん値上げして…殿様商売だな』と思っている方がいるとすれば、それは誤解だということになりますね。
円安の進行は輸出企業にとってはプラスの面もありますが、iPhoneのような海外製品の価格上昇はわれわれ庶民の家計をダイレクトに直撃してきます。正直痛い。
海外旅行もしんどくなりますし、せめてこれ以上は円安にならないように祈りたいところです。。。
iPhoneユーザーの方には、以下の記事もおすすめです。
【2024年】iPhoneといっしょに買うべきおすすめアクセサリー・周辺機器まとめ iPhoneにおすすめのモバイルバッテリーまとめ。ケーブルつき、MagSafeワイヤレス充電タイプなど