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Pixel 3aのときから約4年半ほど、メイン機種として使い続けてきたGoogle Pixelシリーズ。
それなりに気に入ってはいたんですが、先日ふと思い立ってメイン機種をPixelからiPhoneに変更しました。
一番大きな理由は、”Pixel 8 ProよりiPhone 15 Proの方がはるかにコンパクトだから”。
ですが、他にも理由がいくつかあります。
この記事では、長らくPixelを使ってきた私がiPhoneに乗り換えた理由をくわしく紹介。
なぜ2019年にiPhoneからPixelに変えたのか
まず、なぜ2019年にそれまで使っていたiPhoneからPixelに乗り換えたのかを振り返ってみます。
Pixelのaシリーズが圧倒的に安かった(コスパ)
私が初めて購入したPixelシリーズの機種は、Pixel 3a。
iPhoneでいえばSEのような位置づけの、Pixelの中でもリーズナブルなaシリーズ機種。価格はなんと48,600円(当時)で、非常に安かった。
iPhone SEは何世代も前の機種がベースになっていますが、Pixel 3aは当時最新のPixel 3がベースなのでスペックも悪くない。
コストパフォーマンスが非常に高かったので「これは売れるのでは?」「とりあえず使ってみたい!」との気持ちがあり、購入したのがPixelを使い始めるきっかけでした。
Pixelは夜景・ズーム撮影に優れていた
Pixel 3aは望遠レンズもないシングルカメラでしたが、ソフトウェアの力をつかった夜景モードはかなり優れていました。
当時まだナイトモードのなかったiPhone XSと比べると雲泥の差。
その後ナイトモードが搭載されたiPhone 11を購入してふたたび比較してみましたが、まだまだPixel 3aの方が断然上。
さらに、ズーム性能についてもPixelの方がiPhoneよりかなり先行していました。
特に光学ズーム域をはずれてデジタルズームになると、その差は歴然(この差は2023年現在もそのまま)。
カメラ性能で一歩リードしていたのが、これまでPixelをメインで使ってきた理由のひとつ。
背面指紋認証が超使いやすかった
Pixel 3aも含めて、Pixel 5までは背面に指紋認証センサーがついていました。これがめちゃくちゃ使いやすかった。
ポケットの中やテーブルの上から目の前に持ってくる途中で認証を終わらせられるので、ストレスが全くない。認証も速い。
背面の見た目が多少損なわれるものの、今でも個人的にはNo.1の認証方法だと思ってます。
Pixel 6シリーズで全面リニューアルされて以降は画面内での指紋認証に変更となり、背面での認証はなくなってしまいました。残念。
2023年にPixelからiPhoneに戻した理由
Pixelをメイン機種にしてから約4年半、なぜiPhoneに戻したのか?
その理由は3つ。
デカすぎるPixel 8 Proと比べると、iPhone 15 Proはコンパクト
「最新機能をレビューしたい」「子供を少しでもいいカメラで撮りたい」この2点の理由から、最近は上位機種の”Pro”にしぼって購入していた私。
今年秋に発売された最新機種も、もちろんPixel 8 ProとiPhone 15 Proを購入しました。
Pixelシリーズの『Pro』には6.7インチの大きなサイズしかない。
それに対し、iPhoneの『Pro』は6.1インチと6.7インチの2種類あるので、比較的コンパクトな6.1インチが選べる。
スマートフォンはコンパクトな方が好きな私にとって、この差は結構大きい。
Pixel 6 Proのときから我慢してきましたが、そろそろ限界が来たというのがPixel→iPhoneにしたいちばんの理由。
iPhoneのカメラ性能が向上した
iPhoneからPixelにした理由のひとつに、カメラの性能差(特に夜景とズーム)がありました。
それから時が経ってiPhoneのカメラも進化し、iPhone 15 Proには光学3倍ズーム(Pro Maxは5倍ズーム)が搭載。ナイトモードでもかなり明るく撮れるようになりました。
光学ズームの範囲を超えるデジタルズームの範囲ではまだまだPixelの方がはるかに上ですが、それ以外の撮影であれば遜色ない写真が撮れる印象。
これならiPhoneで日々の家族の写真を残すのも問題ないだろう、と判断しました。
Pixelの大幅値上げによるコスパ低下
物価高や近年の円安傾向もあり、iPhoneやPixelといった海外スマートフォンの値段は一昔前とくらべてかなり上がっています。
iPhoneがどんどん高価になっているのはよく知られているかと思いますが、そういった中でもPixelは比較的安い価格を保っていました。
ですが残念ながら、2023年に発売されたPixel 8シリーズのは非常に大きく値上げされることに。
iPhone 15 Pro・Pro Maxがそれぞれ1万円値上げされたのに対し、Pixel 8 Proはなんと35,600円もの値上げ。
- iPhone 14 Pro(128GB):149,800円 → iPhone 15 Pro(128GB):159,800円
- Pixel 7 Pro(128GB):124,300円 → Pixel 8 Pro(128GB):159,900円
- 【参考】iPhone 14 Pro Max(256GB):179,800円 → iPhone 15 Pro Max(256GB):189,800円
画面サイズが同じiPhone 15 Pro MaxよりはまだPixel 8 Proのほうが約2万ほど安いですが、その価格差はかなり縮まりました。
iPhoneに比べて価格を安くすることでPixelシリーズを普及させたかった意図もあったのでしょうが、その戦略もある程度達成されたのか(それとも別の事情によるものか)わかりませんが、価格面での優位性はかなり薄れてきているように思います。
Face IDの利便性が上がり、Pixel指紋認証の利便性が下がった
完全にFace IDに切り替えたiPhoneと、指紋認証が可能なPixel。
コロナ禍もあり、指紋認証ができるPixelはiPhoneよりロック解除が圧倒的に便利だな……と以前はと感じていました。
しかしその後、Pixelは指紋認証が背面から画面内に変更となり、利便性がやや低下。
一方、iPhoneはマスクありでもFace IDが使用可能となり、利便性が向上。
この点においても、2023年の現時点で両者の利便性の差はそうないように思います。
Googleという会社の信頼度が大きく落ちた
さいごに挙げる理由は、Googleという企業に対する信頼性の低下。
以前の私は、なんだかんだGoogleはよりよいインターネットを目指しているとぼんやり信じているところがあったんですが、”どう考えてもそうではない、ただのイチ営利企業である”ところがどんどん表面化しているように思います。
- 放置される詐欺広告、詐欺サイト
- 「ユーザーを第一に考えたコンテンツを」と口では言いながら、ドメイン強ければコンテンツがペラペラでも検索上位になれるアルゴリズム
- 検索品質の劣化もあり、Google AIの質も低い。さらには新AIの発表動画ででっち上げが判明
- 大手メディアしかレコメンドされない、低レベルなDiscover
いま、とても大量にマッチングサイトを装ったサポート詐欺誘導のGoogle広告が出ているなあ。 こんなに1画面を同一広告で埋めるのもおかしいけど、それが全部、被害者急増で問題になっているサポート詐欺とか本当にGoogle微妙すぎる。 pic.twitter.com/FutYEQBRNK
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) December 7, 2023
グーグルのAIが「折りたたみスマホ普及率4割」と嘘をつく。背景に「低下した検索品質」や「新聞・リリース配信」のハック https://t.co/HrlNkWHEjn
— すまほん!! (@sm_hn) November 29, 2023
Google Geminiのデモ、完全にフェイクだった。
実際には静止画にかなり細かいテキストプロンプトを合わせてテキストで回答させたものを、いかにもリアルタイムに会話してるみたいな動画にでっちあげてた。
これはさすがに悪質すぎるんでは、、、、https://t.co/p9ayr14bPP
— DJRIO.eth @ REALITY (@djrio_vr) December 8, 2023
Googleという企業自体が劣化しているのか、それとも利益を追求した結果なのかはわかりませんが、少なくとも私の中でのGoogleへの信頼は以前に比べてかなり落ちました。
これまでに挙げてきた理由に加えて「いまのGoogle、あんまり好きじゃないな」と感じたのが最後の決定打となり、iPhoneへのメイン機種乗り換えを決めた次第。
Pixel Proの小型サイズとGoogleサービスの改善を期待したい
いろいろ書いてきましたが、私を含め多くのユーザーの生活に欠かせないのがGoogleのサービス。
PixelのProシリーズで小型機(せめてiPhone Pro同様の6.1インチ)が出てくれることと、Googleサービスがこれから改善されることを願いたいです。