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ついに発表となった、iPhone 16/PlusおよびiPhone 16 Pro/Pro Max。
iPhone 16とProに共通した大きな特徴は、カメラを即起動して撮影や設定変更、ズームなどの操作ができる「カメラコントロール」。
iPhone 16では、15のときはPro専用の機能だったマクロ撮影やアクションボタンが使えるようになるなどグレードアップ。
iPhone 16 Proのみの進化としては、画面サイズがiPhone 16 Proが6.3インチ、Pro Maxが6.9インチに大型化。
4K120fpsの動画撮影ができるなど、より”プロ向け”の機種となっています。
この記事では、iPhone 16やProに加えて現在販売されているiPhone 15、14、SE(第3世代)をくわしく比較してみたいと思います。
iPhone 16やProと15、14、SEの比較表
まず、iPhone 16と16 Pro、それに現在Apple公式で販売されているiPhone 15、14、SE(第3世代)をまとめて表で比較してみましょう。
※iPhone 16 PlusはiPhone 16と、iPhone 16 Pro MaxはiPhone 16 Proとサイズ・重量以外は同じのため省略
※比較表は縦横にスクロールできます
iPhone 16 Pro | iPhone 16 | iPhone 15 | iPhone 14 |
iPhone SE (第3世代) | |
---|---|---|---|---|---|
画像 | |||||
容量と 価格 (税抜) |
128GB:159,800円 256GB:174,800円 512GB:204,800円 1TB:234,800円 |
128GB:124,800円 256GB:139,800円 512GB:169,800円 |
128GB:112,800円 256GB:127,800円 512GB:157,800円 |
128GB:95,800円 256GB:110,800円 512GB:140,800円 |
64GB:62,800円 128GB:69,800円 256GB:84,800円 |
ディス プレイ |
6.3インチ Super Retina XDR Dynamic Island ProMotionテクノロジー 常時表示ディスプレイ |
6.1インチ Super Retina XDR Dynamic Island |
6.1インチ Super Retina XDR Dynamic Island |
6.1インチ Super Retina XDR |
4.7インチ Retina HD |
チップ | A18 Pro | A18 | A16 Bionic |
A15 Bionic (5コアGPU) |
A15 Bionic (4コアGPU) |
サイズ |
149.6 ×71.5 ×8.25 mm |
147.6 ×71.6 ×7.8 mm |
147.6 ×71.6 ×7.8 mm |
146.7 ×71.5 ×7.8mm | 138.4×67.3×7.3mm |
重量 | 199g | 170g | 171g | 172g | 144g |
メインカメラ | 48MP、f/1.78 | 48MP、f/1.78 | 48MP、f/1.6 | 12MP、f/1.5 | 12MP、f/1.8 |
超広角カメラ | 48MP、f/2.2 | 12MP、f/2.2 | 12MP、f/2.4 | 12MP、f/2.4 | – |
望遠カメラ | 12MP、f/2.8 | – | – | – | – |
おもな 撮影機能 |
第2世代のセンサーシフト 光学式手ぶれ補正 Photonic Engine Deep Fusion スマートHDR 5 次世代ポートレート ナイトモード ナイトモードのポートレート 最新世代の フォトグラフスタイル 48MPマクロ撮影 空間写真 Apple ProRAW LiDARスキャナ |
センサーシフト 光学式手ぶれ補正 Photonic Engine Deep Fusion スマートHDR 5 次世代ポートレート ナイトモード 最新世代の フォトグラフスタイル マクロ撮影 空間写真 |
センサーシフト 光学式手ぶれ補正 Photonic Engine Deep Fusion スマートHDR 5 次世代ポートレート ナイトモード フォトグラフスタイル |
センサーシフト 光学式手ぶれ補正 Photonic Engine Deep Fusion スマートHDR 4 ポートレート ナイトモード フォトグラフスタイル |
光学式手ぶれ補正 Deep Fusion スマートHDR 4 ポートレート フォトグラフスタイル |
光学 ズーム | 0.5,1,2,5倍 | 0.5,1,2倍 | 0.5,1,2倍 | 0.5,1倍 | 1倍 |
ビデオ |
4K(24,25,30,60,100,120fps) シネマティックモード アクションモード 空間ビデオ撮影 最大4K120fpsのProResビデオ 空間オーディオとステレオ録音 |
4K(24,25,30,60fps) シネマティックモード アクションモード 空間ビデオ撮影 空間オーディオとステレオ録音 |
4K(24,25,30,60fps) シネマティックモード アクションモード ステレオ録音 |
4K(24,25,30,60fps) シネマティックモード アクションモード ステレオ録音 |
4K(24,25,30,60fps) ステレオ録音 |
フロント カメラ |
12MP f/1.9 オートフォーカス Photonic Engine Deep Fusion スマートHDR 5 次世代ポートレート ナイトモード |
12MP f/1.9 オートフォーカス Photonic Engine Deep Fusion スマートHDR 5 次世代ポートレート ナイトモード |
12MP f/1.9 オートフォーカス Photonic Engine Deep Fusion スマートHDR 5 次世代ポートレート ナイトモード |
12MP f/1.9 オートフォーカス Photonic Engine Deep Fusion スマートHDR 4 ポートレート ナイトモード |
7MP f/2.2 Deep Fusion スマートHDR 4 |
主な素材 | チタニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム |
ボタン |
アクションボタン カメラコントロール |
アクションボタン カメラコントロール | 着信/消音スイッチ | 着信/消音スイッチ | 着信/消音スイッチ |
防水防塵 |
IP68 (水深6mで30分) |
IP68 (水深6mで30分) |
IP68 (水深6mで30分) |
IP68 (水深6mで30分) |
IP67 (水深1mで30分) |
Apple Intelligence のために設計 | ◯ | ◯ | – | – | – |
衝突事故検出 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | – |
MagSafe | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | – |
セラミック シールド |
◎ (最新世代) |
◎ (最新世代) | ◯ | ◯ | – |
認証 | Face ID | Face ID | Face ID | Face ID | Touch ID |
同期・充電 ポート |
USB-C (最大10Gbps) |
USB-C (最大480Mbps) |
USB-C (最大480Mbps) | Lightning | Lightning |
バッテリー (ビデオ再生) | 最大27時間 | 最大22時間 | 最大20時間 | 最大20時間 | 最大15時間 |
カラー |
デザートチタニウム ナチュラルチタニウム ホワイトチタニウム ブラックチタニウム |
ウルトラマリン ティール ピンク ホワイト ブラック |
ピンク イエロー グリーン ブルー ブラック |
ミッドナイト パープル スターライト PRODUCT RED ブルー |
PRODUCT RED スターライト ミッドナイト |
発売日 | 2024/9/20 | 2024/9/20 | 2023/9/22 | 2022/9/16 | 2022/3/18 |
値上げが懸念されていましたが、iPhone 16 Pro、iPhone 16ともに去年のiPhone 15シリーズ発売時と同じ価格に据え置きとなりました。
iPhone 16の発売にともない、iPhone 15は12,000円、iPhone 14は17,000円それぞれ値下げ。
iPhone 15 ProとPro Max、およびiPhone 13は販売終了となっています。
iPhone 16シリーズのおもな特徴
新たに発売されるiPhone 16シリーズ4機種のおもな特徴を紹介。
ここに挙げる機能を使いたい人はiPhone 16を、そうでなければiPhone 15以前を選ぶといいでしょう。
iPhone 16/16 Plusの特徴
「カメラコントロール」ボタン搭載
iPhone 16シリーズの目玉のひとつが「カメラコントロール」ボタン。
押すだけでカメラが即起動、もう一度押せばすぐに撮影できる。
長押しでビデオ撮影、軽く押すことでズームや撮影設定の変更なども自在。
個人的にiPhone 16でいちばん魅力を感じる新機能です。
アクションボタン搭載
iPhone 15 Proで新登場したアクションボタンが、iPhone 16にも搭載されることに。
私はカメラ起動を割り当てていましたが、iPhone 16には「カメラコントロール」があるので別の機能を割り当てるのがいいでしょう。
たとえばライト、マナーモード設定、ボイスレコーダー起動、各種ショートカットなど。
iPhoneアクションボタンで使える機能と設定方法48MP Fusionカメラ、マクロ対応超広角カメラ、空間写真
iPhone 16には48メガピクセルのFusionカメラを搭載し、2倍の望遠レンズと同等の光学ズームが可能に。
超広角カメラはマクロ撮影に対応し、近距離でもピンボケすることなく撮れる。
また、Apple Vision Proで見られる空間写真・ビデオの撮影にも対応しました。
新世代のフォトグラフスタイル
さらに進化した新世代のフォトグラフスタイルでは、撮影前だけでなく撮影後にもスタイルの適用が可能に。
ただ全体の色味を変えるだけでなく、顔を認識して顔以外の部分だけを変更できるのがフォトグラフスタイルの特徴です。
より頑丈なセラミックシールド
初代より50%強い新世代のセラミックシールドにグレードアップ。画面がより割れにくくなりました。
A18チップ、バッテリー持続時間アップ
これまでProモデルより1世代前のチップが使われていた、無印のiPhone。
(たとえばiPhone 15はA16チップ、iPhone 15 ProはA17 Proチップ)
今回のiPhone 16では、iPhone 16 ProがA18 Proチップに対してiPhone 16でも同世代のA18チップが搭載されることになりました。
おそらく、従来よりもProモデルとの性能の差が小さくなっていると考えられます。
また、チップの進化でエネルギー効率が良くなり、バッテリーの持続時間も向上したとのこと。
(仕様表では、ビデオ再生が最大20時間→最大22時間にアップ)
Apple Intelligenceに対応
Appleが現在力を入れている独自AI、Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)。
文章の要約や作成、画像や絵文字の生成、Siriによるやりとりの進化などiPhone内蔵アシスタントとしてさまざまなサポートをしてくれるAIとのこと。
日本での提供は2025年と発表されているため当面は使えませんが、気になる方は期待感込みでiPhone 16シリーズを選ぶのもありかもしれません。
iPhone 16 Pro/Pro Maxの特徴
カメラコントロール、Fusionカメラ、新フォトグラフスタイル・セラミックシールド
iPhone 16 Pro/Pro Maxは、基本的にiPhone 16の上位互換。
カメラコントロール、Fusionカメラ、新世代のフォトグラフスタイルやセラミックシールドといったiPhone 16の新機能はProにもすべて搭載されています。
もちろん、Apple Intelligenceにも対応。
画面サイズが6.3/6.9インチに大型化
iPhone 16 Pro/Pro Maxは、iPhone 15 Pro/Pro Maxよりもディスプレイのサイズがアップ。
6.1/6.7インチから6.3/6.9インチに大きくなる一方で、iPhone自体のサイズが大きくなりすぎないようにベゼル(縁)が細くなったとのこと。
比較表を確認してみると、確かにディスプレイほどサイズは大きくなっていないんですが、それでもわずかに大型化し重くなっているようです。
【iPhone 15 Pro】146.6×70.6×8.25mm、187g
→ 【iPhone 16 Pro】149.6×71.5×8.25mm、199g
【iPhone 15 Pro Max】159.9×76.7×8.25mm、221g
→ 【iPhone 16 Pro Max】163×77.6×8.25mm、227g
A18 Proチップ、バッテリー持続時間アップ
最新世代のA18 Proチップを搭載。
順当にCPU・GPUの性能が上がったほか、バッテリーの持続時間もアップしました。
48MP Fusionカメラ、48MP超広角カメラ、5倍望遠カメラ
iPhone 16同様の48MP Fusionカメラのほか、超広角カメラも48メガピクセルに進化しより精細な写真が撮影可能に。
望遠カメラはiPhone 16 Pro、Pro Maxともに5倍光学ズームが可能。
iPhone 15のときはProが3倍、15 Pro Maxは5倍ズームとサイズによって性能が異なっていたんですが、iPhone 16 Pro/Pro Maxではモデルによる差がなくなりました。
4K120fps撮影、シネマティックスローモーション機能など撮影性能アップ
iPhone 16 Proでは、4K 120fpsでの撮影が可能に。
そもそも再生できる機器すらなかなか無いくらいのハイスペック動画ではありますが、映画のような凝った映像を撮りたい人には嬉しい。
他にもシネマティックスローモーション、撮影後の再生速度コントロールなどプロ向けの撮影機能が追加されています。
スタジオ品質のマイク4つ搭載、空間オーディオ録音
マイクの性能がアップし、発表によると「スタジオ品質のマイクを4つ搭載」したとのこと。
また空間オーディオやオーディオミックスにも対応し、オプションでビデオ内での声の聞こえ方を調整できます。
ボイスメモの録音にさらに音を重ねられる「多重録音」
iPhone 16 Pro/Pro Maxのボイスメモに新機能、多重録音(マルチトラックレコーディング)が搭載。
たとえばギターの音を収録したあと、その音をボイスメモで流しながらボーカルや他の楽器の収録をすると、それだけで1人セッションができてしまうことに。
利用ユーザーは限られそうですが、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる機能ですね。
どのiPhoneを選ぶべき?
価格やスペックなど現行iPhoneの情報を踏まえて、どのiPhoneを選ぶべきか考えてみました。
ほとんどの人はiPhone 16がちょうどいい
iPhone 16 Pro/Pro MaxにはApple最先端の撮影機能が詰め込まれていますが、多くのユーザーにとっては正直オーバースペック。
一方で今回のiPhone 16には、一般ユーザーにも使いやすさが想像しやすいカメラコントロールやアクションボタンが追加。カメラスペックやディスプレイ強度も向上しているほか、Proと大きく差がない(と思われる)チップを内蔵しているのも特徴。
来年(2025年)にはApple Intelligenceも使えるようになります。
これだけの新機能があって、iPhone 15との価格差は12,000円。
価格と機能のバランスから考えると、多くのユーザーにとってiPhone 16を選ぶのが良さそうかなと私は思います。
iPhone 16 Proはプロやガジェット好き向け
今回のiPhone 16 Proで新しくなったポイントは、「4K120fpsのビデオ撮影やシネマティックスローモーション」「ディスプレイのサイズアップ」「バッテリー持続時間アップ」「48MP超広角カメラ」「マイク性能向上」「多重録音」など。
バッテリーもち向上はどのユーザーにとっても嬉しいですが、全体的にはProの名を冠するとおりに”プロ向けの機能”を尖らせた印象。
映像や写真のプロ、金に糸目はつけないガジェット好きやAppleファンなど、一部の限られたユーザー向けと言っていいでしょう。
コスパ重視ならiPhone 14がおすすめだが注意点あり。SEは古すぎるかも
コストパフォーマンスを重視するなら、現時点での私のおすすめはiPhone 14。
128GBモデルなら10万円を切る価格まで値下げされており、スペックも普段使いには十分。
ただし充電ポートがLightningなのでそれでもOKか、もしくはワイヤレス充電するので気にしない人向け。
(逆に「Lightningだから良い」と考える方もいるかもしれませんが)
コスパといえば一番安いiPhone SE 第3世代もありなんですが、元々がiPhone 8(2017年発売)ベースなこともありさすがに全体的な時代遅れ感は否めない。
ネットにメールにSNS、ちょっとした写真くらいなら十分っちゃ十分なので、スマホに全くこだわりのない人ならiPhone SE 第3世代でもいいかもしれません。
いずれ出るであろうコスパ機種・iPhone SE 第4世代を待つ選択肢も。
ただ、iPhone SE 第4世代はいまだ未発表なので近いうちに発売されるのか、はたまた1年、2年後になるのか不明。
買い替えを急がないなら、とりあえず保留しておくのもあり。
どのiPhoneを選ぶ?iPhone 16予約は9/13(金)21時開始
このラインナップから私が選ぶなら、iPhone 16かな。。。
子供がいるので「カメラコントロール」によるカメラ即起動が魅力的だし、ウルトラマリンやティールの色味が好きなんですよね。
価格やスペック、追加された新機能やデザインなどを見比べつつ、自分のスタイルに合ったiPhoneをさがしてみてください。
iPhone 16シリーズの予約は、Apple公式およびドコモ・ソフトバンク・au・楽天モバイルにて9月13日(金)21:00からスタートします。