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2017年5月のチェコ旅で最後に訪れたのが、プラハに次ぐ第2の都市ブルノ(Brno)。
チェコ東部のモラヴィア地方最大の都市であり、チェコ共和国の最高裁判所や最高検察庁が置かれているなどとても重要な場所。
この旅で訪れた他の都市よりはずいぶん都会なのでモダンでおしゃれな部分はありつつも、歴史を感じさせる施設や像などもところどころに存在する、過去と現代が融合した街です。
地方都市くらいのサイズ感が好きで福岡に移住した私の感覚的には、とても住みやすそうだなという印象。
私がブルノで見てきた印象的な風景を写真に収めてきたので、ご覧ください!
チェコ・ブルノで宿泊した「ホテルコンチネンタル」
ブルノ観光の前日に宿泊したのは「ホテルコンチネンタル(Hotel Continental)」。
市内中心部へも徒歩10分程度で行ける大型ホテルです。
ここまでの旅では2階建てくらいの小さなホテルが多かったので、なんだか逆に新鮮。
おしゃれな感じのレセプションでチェックインを済ませ、部屋へ。
オレンジと水色を基調にした、なんともポップなお部屋。かわいいですなあ。
日本人の感覚で言うと、子供部屋に使われてそうな色使い。でも居心地良し。
水回りも清潔で文句なし。
1つのホテルではメンバー全員が収まらなかったそうで、半分くらいはホテルロイヤルリック(HOTEL ROYAL RICC)というホテルに宿泊していました。
こちらはホテルコンチネンタルとはまた違い、昔のチェコを思わせる内装や調度品が揃えてあるそう。宿泊した人達も口々に絶賛していました。
聖ヤコブ教会地下納骨堂
聖ヤコブ教会の地下にある納骨堂にやって来ました。
ここには5万人以上が埋葬されており、その多くは中世にペストやコレラなどの伝染病で亡くなったり、三十年戦争やスウェーデン軍包囲時の戦闘で命を落とした方々とのこと。
展示物の中には、死者が握っていたであろう十字架も。
そして更に奥の納骨堂に進んでいくと……うわ、なんだこれは。
壁一面に広がる人間の頭蓋骨。そして十字架。
ガイコツってすこしゾクッとする部分もあると思うのですが、これだけあると感覚が麻痺してきますね。
約400年ほど前に亡くなった方々、何を考えていたんだろうか。
この納骨堂が発見されたのは、2001年と意外にもかなり最近のこと。ヨーロッパ全体でも2番目に大きな納骨堂だそうです。
一人ひとりに人生があったのだ…とか考え出すといたたまれない気持ちにもなりますが、ここで死者に祈りを捧げつつ伝染病や戦争が起こらないようにと気持ちを新たにすることができれば、こういった場所も意味を持つのかもしれません。
広場で開かれる青果市場
市中心部の広場では、毎日青果市場が開かれています。
それを見守る聖人たちの像。
多くの人で賑わいを見せる市場。
日本では見たことのない野菜や果物が売られていたりして面白い。
市場が開かれている広場のすぐ横には、モーツァルトも演奏したことがあるという国立劇場。
赤い車の奥の入口からは、地下に広がる迷路へ行けるとのこと。今回は時間がなく行けませんでしたが、探検してみたかった。
ツアーでしか入れないそうなので、チャレンジしてみたい方は申し込みをどうぞ。
ブルノ旧市街の中心、自由広場。スーパーも楽しい
なんともレトロで風情ある路面電車と街並みを眺めつつ、ブルノ旧市街の中心である自由広場へ。
ここが、ブルノでおそらく一番広い「自由広場」。
さまざまなお店やモニュメントが並び立ち、路面電車が横断している賑やかなところです。
広場に面した広いテラス席。広場が多く道が広めのチェコ含むヨーロッパでは、こういったテラス席付きのレストランがたくさんあります。
ちょうどいい気温のこの季節、テラス席で食事するのは最高だろうなー。
海外旅行に来たら、スーパーに寄って買い物するのがオススメ。日本では見られない商品、考えられない価格など、その国のどこが日本と違うのか、どういう生活をしているのかが垣間見えて楽しいんです。
さすがビール大国、とにかくビールが安い…!
チェコの通貨である1コルナ(Kč)=約5円程度なので、この棚に並んでる一番安いビールは約40円ということになりますね。マジかよ。
日本では見たことのない、超巨大缶ビール。しかもアルコール度数11%!
約1,250円のようですが、これ何リットル入ってるんだ。。。
ビールは特別としても、全体的に物価は日本より若干安いくらいでした。ヨーロッパは全体的に高いイメージがあったんですが、全然そんなことないんですね。
スーパーのレジ打ちスタッフさん、イスに座りながら仕事中。よく考えるとスペースさえ許せば立ってなきゃいけない理由なんてないですもんね。合理的。
日本もそうすればいいのに。
今大きく話題になっているビットコインのATMもありました。当時(2017年5月)は20万前後だったっけ。
並ぶ店やレストランを眺めたり、広場のベンチに座ってのんびりするだけでも楽しい広場ですよ。
この混みすぎず適度な都会感が心地よい。
おしゃれで料理もワインも美味しい「RETRO CONSISTORIUM」
この日夕食に訪れたのが、「RETRO CONSISTORIUM」。
ブルノでも指折りの、評価の高いレストランです。
記事を書いてて気付いたんですが、この写真の奥のおじさんが笑顔を向けてくれてる!ありがとう!
料理に合うからとすすめてくれた白ワイン。
チェコは一人あたりビール消費量世界一の国ですが、ところどころで飲める白ワインもえらい美味しいんですよねー。
ワインを一通り堪能したら、ビールもいただくよ!
(聞いてみたらドイツビールだった…しくじった)
料理もとても上品で美しく美味しかった。
チェコで食べた料理、ちくわぶみたいで個人的にあまり得意じゃなかったクネドリーキ(ゆでパン)以外ハズレがなかったなあ。
チェコ最後の夜なのでもう少し飲もう、ということでバーへ。
天井が高くてお酒の色とライティングが美しく、雰囲気は抜群。バーテンダーもイケメン。言うことないやん。
しかしこの店に限らず海外では写真のないメニューが多いので、どんなものが来るか想像できないことが多い。知らないカクテルの名前なんかだとなおさら。
まあそれが旅の楽しさでもあるんですけどね。
なんとなくで注文しましたが、無事にフルーティーでおいしいカクテルをいただけました。
ブルノで撮った印象的な写真
以降は、ブルノで撮った印象的な写真を紹介していきます。
ムンクの叫びっぽいダストボックス。目がハートになってるせいでやたらかわいい。
そのすぐそばには、同じくピンク色に塗られたリアル戦車が展示してありました。
これは旧ソ連がチェコスロバキアをドイツから解放した象徴として設置したもので、共産主義体制の崩壊後に芸術家たちがピンクに塗り替えたもの。
公園にあった、ロケットっぽい水飲み場。こぼれた分の水はそのまま地面へ、でいいのかな。
1645年にスウェーデンが侵攻してきたときのブルノ市を再現した模型。高台の上に砦(邸宅?)があり、街も進撃の巨人のウォール・マリアのように完全に壁に囲まれているのがわかります。
ペトロフの丘の上に立つ、聖ペテロ聖パウロ大聖堂。
とても荘厳でステンドグラスが綺麗だった覚えがあるのですが、写真が残ってないということは撮影禁止だったはず。
広場の近くにあった、ブルノの旧市庁舎。子供達が出てきた出入り口のところを良く見てみると、何かが吊り下がってる…?
ワニだ!昔、ブルノの人々がワニを見ておとぎ話に出てくるドラゴンと勘違いしたことが由来となっているそうです。
色や顔の部分は似ていなくもないけど、こんな短いドラゴンいなくないか…?
こちらも自由広場から近い、聖トマーシュ教会。その前には足の長い馬の像が立っています。
ガイドさんに促され、下から見上げる一同。何が見えるのかは来てのお楽しみ。アレがソレなんです。
チェコの現地ツアーを探してみる
公共交通機関の発達していないチェコで観光地を回るなら、ガイド付きの現地ツアーを利用するのが便利。
豊富なラインナップを揃えた「VELTRA」がおすすめです。
あとがき
歴史を感じる建造物やモニュメントもあれば近代的なビルやお店なんかもあり、とても居心地の良さを感じる都市でした。心なしかシュッとした人も多い気がする。
今回のツアーで回った中で住むならここだなー。
ただ執筆料はいただいておらず書く内容についての制約もないため、当ブログの方針によりPRタグはつけておりません。