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肉をね、食べてきたんですよ。肉を。
それも、世界一と言われるほどの。
今回紹介する、アメリカ・ニューヨークはブルックリン地区にある「ピーター・ルーガー」は、全米一に何度も輝いた最高峰の老舗ステーキハウス。
日本の高級牛肉はサシが入って柔らかく溶けるようになくなるものが多いですが、こちらで提供されるのは熟成肉。しっかりとした噛みごたえがあり、噛めば噛むほど旨味が出る。「ザ・肉!」な感じです。
東京でも「ウルフギャング」や「BLTステーキ」など熟成肉を出すお店は増えてきていますが、このピーター・ルーガーはこのブルックリンの本店と、さらに東の外れにあるもう1店舗のみ。
予約が取れないと噂の人気店なので特に混む年末年始はどうかと思ったのですが、ダメ元で突撃してみました!
全米一、世界でもトップクラスのステーキハウス「ピーター・ルーガー」
ピーター・ルーガー ステーキハウスは、駅で言うとM LineのMarcy Av駅から徒歩5分、もしくはL LineのBedford Av駅からだと徒歩12分ほど。有名観光地のほとんどがあるニューヨークの中心地・マンハッタンの東隣にあるブルックリン地区にあります。
(NY地下鉄の乗り方についてはこちらの記事を参照)
訪れたのは、タイムズスクエアでの年越しなどで訪れた観光客がまだまだ多く残っている1/3の16:00頃。
待ちの客が座るバーカウンターは一杯で、入り口付近も混雑していました。
微妙な時間とはいえさすがに厳しいかな…とは思ったのですが、なんと1時間待ちで入れるとのこと!そりゃ待ちますとも。
矢印で示した雰囲気の良いおじさまに声をかけると、名前を聞かれてどのくらい待つかを教えてくれました。入れるようになったら呼ぶとのこと。
壁には、ミシュランと並ぶ有名レストランガイド「ザガット(ZAGAT)」から受けた賞の数々がズラリと。
年季の入った内装や気さくなウェイターさん含めて雰囲気よし
30分ほど待ったところで運良く入ることができました!さすが老舗だけあって、味のあるいい雰囲気。
15:45まで提供されている曜日替わりのランチはもう終わった時間だったので、普通にステーキいっときますか。
RIB STEAK(リブステーキ)以外は単純にステーキの枚数。小さめがあったらそれにしようかと思っていたのですが無かったので、SINGLE STEAK($49.95=約6,000円)を注文。
ウェイターさんはとても気さくなおじさん(おじいさん)が多く、私に”Are you Japanese?”と質問してきたのでそうだと答えると「カシコ、マリマシタ。」とか片言の日本語で答えてくれ、不覚にも萌えてしまいました。腐女子なら卒倒するんじゃなかろうか。
きっと写真にも気軽に応じてくれたと思うので、撮らせてもらえばよかったなー。
せっかくなので食前ビールも。ブルックリン・ラガーいただきます!
卓上にはピーター・ルーガーオリジナルのステーキソース。ケチャップと何かを混ぜたような赤黒い色。
パンも運ばれてきました。
熟成肉を喰らう!これが…肉なのか……!
なんだか微妙にピント合ってないんですが、伝わりますかね。この外はこんがり、中はきれいな赤のお肉。(ちなみにミディアムレアで注文してます)
最初の2切れはウェイターさんが取り分けてくれました。
目の前には肉の塊。見とれてて撮り忘れましたがジュージューいいながら運ばれてくる様は圧巻でした。そしてデカイ。
何に使うのかわかりませんが、牛の形のかわいい串が刺さってます。
裏返した小皿を下に置き、肉汁が片側に集まるようにしてありました。
最初に取り分けてくれたときにこの肉汁を肉にかけていたので、これはこれで味わってくださいということなのかも。
コーンスープのような味のする、不思議なほうれん草のペースト。お好みで肉とご一緒に。
外がパリっとしていて、中はレアめに柔らかく。
(もちろん、しっかりウェルダンに焼いてもらうこともできるはず)
すっと口の中で溶ける日本の高級肉とは違い、噛めば噛むほどに旨味が口の中に溢れてきます。うまい!
「肉食ってるなぁ〜!」と実感しますよ。この想い、届きますでしょうか…?
ひたすら肉を喰らう。そらピンボケもするわ、と。
最後にデザートのメニューも出されましたが、お腹いっぱいなのとお金が足りるか不安だったのでやめておきました。
というのも、このピーター・ルーガーはニコニコ現金会計なのです。カード社会のアメリカにおいては特にかなり珍しい。
行くときには必ず十分な現金を持って行きましょう。
18-22%のチップも含めて$90(約10,800円)でした。手持ち現金ギリギリだった。。。
最後にコイン型のチョコをくれました。
店を出ようとしたらさらにコインチョコを渡される。
「もうもらいましたよ」「いいから、いいから」ではありがたくいただきます。
あとがき
日本ではまだまだ少ない、熟成肉を提供するお店。
美味しいところは日本にもたくさんありますが、このピーター・ルーガーで食べた肉はまたそれとはベクトルの違う、旨味あふれるステーキでした。さすが「世界一のステーキ」と呼ばれるだけはある。
雰囲気やウェイターさんの質も高かったです。
現金を多めに持って、予約をするかピーク時を避けてぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
きっと今までにない肉体験ができますよ。
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