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Googleが2023年6月に発売した新しいタブレット端末、Pixel Tablet(ピクセルタブレット)。
Googleは以前「Nexusシリーズ」というタブレットを販売していましたが、2016年ごろに撤退。
今回のPixel Tabletは、Pixelスマートフォンでの知見を経て満を持してのタブレット再参入となります。
日頃Pixelスマートフォンをメイン機種として使っている私としても、このPixel Tabletには興味津々。
Pixel 7 Proをレビュー!カメラやスペック、新機能などの特徴をまとめた
早々に予約し、発売日の2023年6月20日に我が家に届きました。
この記事では、Googleの新しいタブレット型デバイス・Pixel Tabletをくわしくレビューします!
Pixel Tabletのスペック・仕様
製品名 | Pixel Tablet |
---|---|
公式画像 | |
価格 |
128GBモデル:79,800円 256GBモデル:92,800円 |
メーカー | |
ディスプレイ |
10.95インチディスプレイ 2560×1600ピクセル |
サイズ | 258 x 169 x 8.1 mm |
重量 | 493 g |
ストレージ |
128GB 256GB |
メモリ | 8GB |
プロセッサ | Google Tensor G2 |
背面カメラ |
8メガピクセル f/2.0 視野84° |
フロントカメラ |
8メガピクセル f/2.0 視野84° |
バッテリー | 最大12時間の動画再生 |
認証 | 電源ボタン内蔵の指紋認証 |
充電方法 |
同梱の充電スピーカー ホルダー USB-Cポート |
充電スピーカーホルダー の主な仕様 |
磁気式ドッキング 最大充電出力15W 43.5mm フルレンジスピーカー |
主な特徴 |
・没入感のある11インチディスプレイ ・Pixel 7と同じGoogle Tensor G2搭載 ・電源ボタン内蔵の指紋認証センサー搭載 ・スピーカーにもなる充電ホルダー付属 ・充電時はディスプレイつきスマートスピーカーとして使用可 ・Chromecast搭載で、スマホのコンテンツをすぐに映せる ・Google TV搭載で、パーソナライズされたコンテンツを視聴できる |
保証 | 1年 |
同梱品 |
Google Pixel Tablet本体 充電スピーカー ホルダー 電源アダプタ クイックスタートガイド 安全と保証に関するパンフレット |
カラー |
Porcelain Hazel |
発売日 | 2023年6月20日 |
Pixel Tabletは、11インチのタブレット端末。
Pixelスマートフォンがそのまま大きくなったようなAndroidタブレットですが、大きな特徴は充電スピーカーホルダー付属で充電中はGoogle Homeのようなスマートスピーカーとしても使えること。
また、iPad Airに近い電源ボタン内蔵の指紋認証も備えています。
それでいて、iPad Air(第5世代)よりも定価で24,000円安く、iPadの一番安いモデルであるiPad(第10世代)と同価格。
※同じストレージ容量モデルで比較した場合
充電スピーカーホルダーつきでこの価格と考えると、少なくともiPadシリーズに比べればPixel Tabletはかなりコスパが良い機種と言えそう。
ただし、2023年6月現在でPixel Tabletには「Apple Pencil」のような専用ペン、「Smart Keyboard」のような専用キーボードのオプションがないので注意。
近々発売されるのではというウワサもあるので、もしそうなったらこの記事に追記します。
Pixel Tablet実機レビュー
充電スピーカーホルダーとセットになった、11インチPixelタブレット
発売日の2023年6月20日に届いた、Pixel Tabletのパッケージ。翼を大きく広げるワシ(?)が目印。
カラーはベージュっぽい色のPorcelain(日本語で「磁器」)を選択。他にグレーっぽい色のhazelも選べます。
充電スピーカーホルダーが入っているため、タブレットが入っているとは思えない分厚さ。
中に入っているのはGoogle Pixel Tablet本体、充電スピーカー ホルダー、電源アダプタ、クイックスタートガイドなど。
Pixel Tabletの大きな特徴である、マグネットでくっつけて充電できるホルダー兼スピーカー。
Google Nest Hubの土台を切り取ったかのような、少し傾いた充電ホルダー兼スピーカー。
ちなみにNest Hubの横から見た写真はこちら。Pixel Tabletスピーカーの方が少し大きく傾いている印象ですね。
背面にはGoogleのロゴ『G』、それに電源アダプタの端子を差し込む部分。
Pixel Tablet本体をチェック
つぎに、Google Pixel Tablet本体を見てみましょう。
2560×1600ピクセルの10.95インチディスプレイは、iPad(第10世代)やiPad Air(第5世代)の10.9インチ・2360×1640ピクセルとほぼ同等レベル。
やや横長なのが違いでしょうか。
横持ちにしたときの上側にフロントカメラ。
電源ボタンには指紋認証を内蔵。その横は音量の調整ボタン。
カメラは前後ともに8メガピクセル・f/2.0と、iPadや最近のスマートフォンに比べるとあまり高性能ではない。このあたりは「ある程度使えればいい」と割り切っているのかも。
多くのユーザーは充電スピーカーホルダーでの充電が主になると思いますが、USB-Cポートからの充電も可能。
背面。
Googleロゴの下には、充電ホルダーと接続したときの電力供給に使う4つの丸い金属板。
現在のところワイヤレス充電ができるタブレットはあまりありませんが、このPixel TabletはわざわざUSBケーブルを差し込まなくても充電できるのがメリットの1つ。
Pixel Tabletをセットアップ。指紋認証は電源ボタン内蔵
Pixel Tabletの初期設定を進めます。
Pixelスマートフォンと同様に、AndroidやiPhone・iPadからアプリやデータのコピーが可能。
今回はまっさらな状態で使い始めたかったのでスキップしました。
セットアップ中には指紋認証の設定も。
下の写真でいうと右上にある電源ボタンに指紋を登録します。
指紋を記憶させている様子。
一度登録してしまえば、指の向きは横向きでも縦向きでもしっかり認証してくれます。一通り使ってみた感じだと、認証精度はかなり高い。
ロック解除だけでなく、アプリのログインや購入の承認などもすべて指紋認証で可能に。
データ移行などをしなかった場合のホーム画面がこちら。
Google TVやアナログ時計がドーンと表示されますが、もちろん移動や削除などカスタマイズもできます。
充電ホルダーにセットすると大画面スマートスピーカーに。1台2役
Pixel Tabletを充電ホルダーにセットすると、初回は「ハブモードの設定」画面になります。
一体化したディスプレイつきスマートスピーカーとして使う場合の設定をしましょう。
スクリーンセーバーとして、Googleフォトのアルバムやアートギャラリー、アニメーションによる天気の表示などを選択可能。
Googleフォトのアルバムを選ぶとそのままデジタルフォトフレームになるので、見返したい思い出の写真をアルバムにまとめておくのもありですね。
ハブモード(スマートスピーカーモード)の設定変更はいつでも設定の「ハブモード」から可能です。
Google Tablet充電ホルダーにセットした状態だと、ほぼNest Hubと変わらないスマートスピーカーに。
天気やスケジュールをたずねたり、家電のコントロールをしたりなど使い方は多種多様。
スクリーンセーバーを「天気」にしておけば、アニメーションで現在の天気がわかります。
音楽や動画鑑賞用に使ってももちろんOK。充電スピーカーの方から音が出るので、タブレットで聴くよりもよい音で楽しめる。
タブレットで音を聴きながら充電ホルダーにセットすると、音声がスピーカーの方に自動的に切り替わります。
Pixel Tabletをセットした状態で横から見たところ。
タブレットはぎりぎり接地しておらず、わずかに上向きに角度がついています。真横や斜め上からだと特に見やすい。
取り外すときは、向こう側に傾けるようにするとかんたんに外れます。
セット時は「このへんかな?」という場所に持っていけば、強力なマグネットでくっつくのでストレスがありません。
某サイトのレビューで「ホルダーへの装着にだいぶコツがいる」と記述がありましたが、個人的にはまったくそうは感じませんでした。かんたん。
スマホの画面キャストにも対応
Pixel Tabletは「Chromecast built-in」をサポートしており、iPhoneやAndroidスマートフォン等から動画や音楽などをキャストして再生することが可能。
試しにYouTubeのキャストを試してみました。
Pixel Tabletとスマホが同じネットワークに接続された状態で、YouTubeアプリの画面上にあるキャストマークをタップ。「Pixel Tablet」を選びます。
すると、充電ホルダーにセット中のPixel Tabletで選択していたYouTube動画が再生されました。
コントロールは手元のスマホでできるので、テレビとリモコンのような関係で操作可能。
Pixel Tabletのメリット・デメリット
Pixel Tabletのデメリット
- ケースやフィルムなど対応アクセサリーが少ない
- タブレットを外した後の充電ホルダーにスマートスピーカー機能がない
- Apple PencilやSmart Keyboardといった専用アクセサリーも今のところない
- セルラーモデルがない
Pixel Tabletは、まだ発売されたばかりのデバイス。たとえばiPhoneやiPadであれば多くのメーカーが対応ケースやフィルムを販売していますが、Pixel Tabletに対応したアクセサリーはまだまだ選択肢が少ないのが現状。
これから人気が出て増えてくれるのを期待したいところです。
Pixel Tabletをセットした状態だとディスプレイ一体型のスマートスピーカーとして機能するものの、タブレットを外した後に残った充電ホルダー単体ではスマートスピーカーの機能がないのもちょっと残念。
iPadで言うApple Pencilのようなお絵描き用の専用ペン、Smart Keyboardのような専用キーボードもありません。
このあたりは「近々リリースされるのでは?」というウワサもあるので、もしそうなったらこの記事に追記予定。
iPadや多くのAndroidタブレットにはSIMカードやeSIMに対応したセルラーモデルがありますが、Pixel Tabletは現在のところWi-Fiモデルのみ。
Pixel Tabletのメリット
- Google Homeのようなスマートスピーカーとしても使えて1台2役
- ハイスペックなタブレットと充電スピーカーホルダーのセットで128GBが79,800円。iPadよりコストパフォーマンスは高め
- わざわざ充電ケーブルを差し込まずともワイヤレス充電できる
- 電源ボタン内蔵の指紋認証が便利
Pixel Tabletのおそらく最大のメリットは、ホルダーでの充電中はスマートスピーカー、取り外したらタブレットとして1台2役を果たしてくれること。
iPadの最安モデルと同価格帯で高性能Androidタブレットとスマートスピーカーが同時に手に入ると考えれば、かなりコスパは良好と言っていいでしょう。
わざわざUSB-Cポートにケーブルを差し込まなくても充電できるのも長所のひとつ。
iPad Airと同様の電源ボタン内蔵指紋認証も、私が一通り使った限りでは精度高く使いやすいです。
Google Pixel Tabletについてよくある質問(Q&A)
Google Pixel Tabletについて、よくある質問とその回答をまとめました。
もし他に質問がある場合は、可能な限りお答えしますのでコメントやSNSで連絡ください。
充電スピーカーホルダーは同梱?それとも別売り?
Pixel Tabletの性能は?
Googleストアのほか、Amazonや楽天などでも買える
Pixel Tabletは、Google公式ストアのほかAmazon、楽天ブックス、ヨドバシ等の家電量販店でも購入できます。
いずれも価格は定価の79,800円ですが、Amazonやヨドバシでは1%ポイント還元、楽天ブックスでは(楽天サービスの利用状況に応じてですが)1%よりは多く数%のポイントがつく。
2023年6月25日の現時点では、私の知る限り楽天ブックスで買うのが一番お得になりそうです。
ただし、Googleストアで各種キャンペーンが開催されている場合は、そちらの方が得になることも。Googleストアも念のためチェックしておくといいでしょう。
Pixel Tabletレビュー まとめ
タブレットはこれまでiPadを使ってきたんですが、どうも充電を忘れたり置き場所が定まらなかったんですよね。スマホはワイヤレス充電器の上という定位置があるんですが、iPadにはなかった。
このPixel Tabletであれば置き場所は基本的に充電ホルダーしかないし、充電忘れの心配もない。画面を見れば天気・気温・時刻が把握できるし、フォトフレームやスマートスピーカーとしても便利に使える。
少なくとも私にはかなりフィットするデバイスだなと感じています。いい買い物でした!