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温度・湿度計ThermoPro TP-60Sレビュー!室内だけでなく屋外も同時に測定できて2,500円の安さ

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我が家で大変重宝しているのが、室内だけでなく屋外も測定できる温度・湿度計

これまでシチズンの温湿度計TH501という機種を使ってきたんですが、4年使ってきてついに子機が故障。湿度が測れなくなってしまいました。


満足度は高かったのでシチズンの後継機種である温湿度計THM527を買おうかとも思ったんですが、調べてみるとはるかに安価な室内外測れる温湿度計を発見。

ThermoPro(サーモプロ)TP-60Sという製品です。

シチズンTHM527(6,000円台前半)の半額以下の2,500円は相当安いし、買って試してみることに。


この記事では、室内外2か所以上の温湿度を測って表示できるThermoPro TP-60Sをくわしくレビューします!

ThermoPro TP-60Sは、親機と子機のセット

かなりコンパクトな箱で届いた、ThermoPro TP-60Sワイヤレス室内外温度計・湿度計。

ThermoPro TP-60Sのパッケージ

写真の左下、ディスプレイがついているのが親機。右下が子機。
使用する単4電池4本、取扱説明書も付属しています。

ThermoPro TP-60Sの中身

ThermoProは中国系メーカーなので少し心配していたんですが、説明書の日本語もおおむねちゃんとしていて問題なし。

説明書の日本語もおおむねちゃんとしている


さっそく親機に電池を入れてみました。単4電池2本で動作します。

さっそく親機に電池を入れてみた

下側が親機自身で測定している温度・湿度で、上は子機の温度・湿度なのでこの時点では表示されていません。

親機に電池を入れてみたところ

裏側にはボタン類やフックに掛けるとき用の穴、スタンド。

裏側にはボタン類やフックに掛けるとき用の穴、スタンド

スタンドを広げると自立するので、どこにでも設置しやすいのがいいですね。

スタンドを広げると自立するので、どこにでも設置しやすい


つづいて、子機を見てみましょう。

子機にはディスプレイはなく、温度・湿度を計測して親機へ送信する機能のみが備わっています。

子機にはディスプレイはなく、温度・湿度を計測して親機へ送信する機能のみ

こちらも単4電池2つで動作。
チャンネル切り替えスイッチがついており、親機1つにつき3チャンネル(子機3台)まで接続することが可能。(※本製品に付属している子機は1台)

親機1つにつき子機3台まで接続することが可能

子機の裏側上部には、フックやストラップなどを通せる穴。多くの場合はこの穴を使って設置することになるでしょう。

子機の裏側上部には、フックやストラップなどを通せる穴


室内外の温度・湿度を同時に測定し、表示できる

子機に電池を入れると、自動的に親機と通信して温度・湿度データを表示してくれました。同期がかんたんなのはいいですね。

親機と子機それぞれの場所の温度・湿度を同時に表示できるのがこの製品の最大のメリット。

親機でいまいる室内の環境をチェックしつつ、子機を設置している他の部屋や屋外の状況も確認できます。


ただ、同じ環境に設置しても温度が約1℃、湿度が約2〜3%ズレるのが少し気になるところ。ThermoProに問い合わせてみましたが、公表している誤差の範囲内なので特になにもできないとのこと。

↓たとえばこのときは温度はさほど差はないが、湿度が3%異なっていた

外の気温や湿度なんかはその程度誤差があってもだいたいの環境がわかるので、大きく問題はないでしょう。

「温度と湿度がざっくりわかる」程度にとらえておくといいかも。


親機の後ろのボタンを押すことで、計測した中での最大・最小の温度・湿度も表示できます。

計測した中での最大・最小の温度・湿度を表示


子機の設置場所と方法のポイント

子機を屋外に設置する場合は、設置場所に注意が必要。たとえば以下のような場所に置いた場合、温度・湿度が実際と大きくズレてしまう場合があります。

  • 日光が直接当たる
  • エアコン室外機の排気口が近い
  • 屋根がなく雨風に直接さらされる

屋根のあるベランダの日陰など、上記条件に該当しない場所を選んで設置するのがよさそうです。


なお子機は防雨設計になっていますが、以下の写真のように文字が読める向きで設置するのが正しいやり方。

こうすることで、通気口から雨水が入らず測定がより正確になるとのこと。

子機は文字が読める向きで設置するのが正しいやり方


外の温度・湿度がわかると、服装や傘の準備がしやすい!

たとえば夏の暑い日だと、気温36℃超えの猛暑日であることがこのThermoProを見れば一目瞭然。

外の温度・湿度がわかると、服装や傘の準備がしやすい

暑さ対策が必要、日射しがある場合は日傘や帽子もあった方がいい、外で一定時間以上遊ぶのは危険、場合によっては外出を控えるなどの対策が”家にいるうちに”考えられます


子機を屋外に設置した場合、温度がわかれば外出時の服装を間違えなくてすむし、湿度が高いと雨が降っているのがすぐわかる。

室内の湿度が50%〜60%程度に保たれているかどうか、そうでない場合は窓を開けた方がよいかなど、屋内と屋外の温度・湿度をもとに対策できるのが非常に便利。


もちろん、子機を子供やペットのいる部屋に設置してモニタリングする使い方もありですね。


ThermoPro TP-60Sレビュー まとめ

室内外が同時に測定できる温度・湿度計は、一度使ってみると手放せない便利さ。その一方で、意外なほど製品の数(=選択肢)は少ないんですよね。

そんな中で、今回レビューしたThermoPro(サーモプロ)TP-60Sは他の中国系コピー製品メーカーと比べると一線を画すクオリティと実績、そして定価2,500円で買えるコストパフォーマンスの良さで十分に推せる製品です!


日本メーカーの製品がいい、親機の温度・湿度表示がもっと大きくて見やすい方がいいという方は、シチズンのTHM527という機種がおすすめ。

前世代のTHD501を4年半ほど使いましたが、屋内だけでなく外の温度・湿度が測定できるのがこれほど便利だと知れたのはこのデバイスのおかげ。

シチズン温湿度計「THM527」レビュー記事はこちら
シチズン温湿度計「THM527」レビュー。室内と屋外の温度・湿度が同時に見られるメリットをくわしく紹介します

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