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9月9日(金)21:00より予約開始となる、iPhone 14シリーズの4機種(無印、Plus、Pro、Pro Max)。
iPhone 14では私のお気に入りであるminiがなくなり、代わりに6.7インチ大画面のPlusがiPhone 8以来の復活となりました。ばかでかいスマホばっかり増えるの本当にやめてほしい
今回のiPhone 14や14 Proでは、前世代であるiPhone 13・13 Proと比べてどこが進化しているのか?
この記事では、iPhone 14と14 Proに搭載された新たな特徴や機能についてくわしく紹介します!
iPhone 14の新しい特徴や機能(=iPhone 13との違い)
iPhone 14は、1年前に発売されたiPhone 13と比べてどこが変わったのか?今回発表された新たな特徴についてまとめます。
メインカメラ、フロントカメラがより明るく撮れる
iPhone 14のメインカメラはf/1.5で、iPhone 13はf/1.6。
このf値が小さいほどレンズが明るいことを表すので、iPhone 14は13に比べてより光を取り込む能力が高く、明るい写真が撮れると言えます。
Appleの発表によると明るさの足りない場面で49%の改善、ナイトモードでは2倍明るくなるとのこと。
フロントカメラ(自撮りカメラ)も同様に明るく撮れるようになっており、iPhone 13がf/2.2に対してiPhone 14はf/1.9のレンズを採用しています。
また、iPhone 14のフロントカメラにはオートフォーカスも新たに搭載。
Photonic Engine
iPhone 14シリーズでは、新たな画像処理技術として「Photonic Engine(フォトニックエンジン)」を採用。
これまでよりさらに明るい色をレンダリング可能となり、低照度で撮影された写真がより鮮明に美しく仕上がるとのこと。
アクションモード
iPhone 14シリーズ全機種は、激しい動きでも滑らかに撮影できる進化した手ブレ補正「アクションモード」に対応。
例えばランニングしながらの撮影であっても、ジンバルいらずでスムーズな動画が撮れるとのこと。
衝突事故検出機能
今回発表されたApple Watch(Series 8、SE 第2世代、Ultra)に搭載された「衝突事故検出」を、iPhone 14シリーズにも搭載。
iPhone 14に内蔵された加速度センサーやジャイロスコープが衝突時の衝撃を検知し、自動的に緊急連絡をしてくれる機能です。
miniがなくなり、Plusが登場
かねてから、他機種に比べて世界的に販売不振であるとの報道がみられたiPhone 12 miniおよび13 mini。
米調査会社CIRP(Consumer Intelligence Research Partners)によると、iPhone 12シリーズの発売後2カ月間の販売台数において、iPhone 12 miniが占める割合は全体の6%にしか満たなかったという。2021年から2022年にかけては、iPhone 13 miniの米国における売り上げも芳しくないとの報道もあった。
iPhone 14シリーズに「mini」は含まれず 姿を消した理由は? – ITmedia Mobile
スマートフォンはコンパクトであるに越したことはないと個人的には思っているのでminiは継続してほしいんですが、世界の趨勢としては「大きいことはいいことだ」という考え方が多数派のようで。。。
iPhone 14の世代からは、iPhone 12 mini・13 miniと2年間販売されていたminiシリーズが撤廃。
Pro Maxと同サイズの6.7インチディスプレイを備えた「iPhone 14 Plus」が代わりに加わりました。iPhone 8 Plus以来、Plusシリーズは実に5年ぶりの復活となります。
少しだけ性能の高いA15 Bionicチップ
iPhone 14に搭載されているのは、名前だけ聞くとiPhone 13と同じA15 Bionicチップ。
iPhoneに搭載されるチップはA13(iPhone 11),A14(iPhone 12),A15(iPhone 13)…と毎年ナンバリングが増え性能が上がるのが通例でしたが、iPhone 14では1年前と同じA15チップに留まることになりました。
ただし、iPhone 14に搭載のA15 BionicチップはiPhone 13に搭載のものより少し性能は高い。
具体的にはGPU(画像処理に使われるプロセッサ)のコア数が4から5に増加。この仕様を見る限り、iPhone 13 Proと同じチップを使っていることになりそうです。
【参考】衛星経由のSOS発信機能【当初は北米のみ】
iPhone 14には、もうひとつの安全機能として衛星経由のSOS発信が可能に。
「屋外で空が見える場所」「アプリの指示に従って衛星にiPhoneを向ける」などいくつか条件はあるものの、電波が通じにくい場所でも助けを呼ぶことができます。
ただし、サービス開始当初この機能が使えるのはアメリカとカナダのみ。日本でも使えるようになるかは今のところ不明です。
iPhone 14 Proの新しい特徴や機能(=iPhone 13 Proとの違い)
iPhone 14 Proは前世代のiPhone 13 Proに比べてどこが進化したのか?紹介します。
iPhone 14 Proの新色は「ディープパープル」
iPhone 13 Proを象徴する色は「シエラブルー」でしたが、iPhone 14 Proの新色は「ディープパープル」。
どこかで聞いた名前ですが、ともかくその名の通り深い紫色のデザインとなっています。
【iPhone 13 Pro レビュー】カメラの実力をくわしく検証。ずっしりと重いが、高級感がありかっこいい!
フロントカメラのノッチ(切り欠き)が楕円形に
iPhone Xからの伝統となっていた画面上部の切り欠き(ノッチ)。
フロントカメラやスピーカーが内蔵されているところで、そのイマイチな見た目で当初は話題になったものの、そのままで4年が経ちました。
iPhone 14 Proの見た目でもっとも変わった部分はこのノッチで、上部の切り欠き状になっていたものが黒の楕円状に変更となりました。
これだけだと大して変わらないようにも思えますが、この形状変更が次の「Dynamic Island」機能につながってくるんです。
Dynamic Island機能
iPhone 14 Proには、「Dynamic Island」という変わった名前の機能があります。ダイナミックな島……?
Dynamic Islandとは、フロントカメラ等が内蔵された画面上部のパンチホール部分を島に見立てて、この周囲でさまざまなアニメーション等により通知やバックグラウンドの動作などをわかりやすく表示してくれる機能。
文章だと説明がしにくいですが、以下の動画を見てもらえるとわかりやすいはず。
どちらかと言えばiPhoneシリーズの欠点だった切り欠き部分を、むしろなくてはならないものに昇華する発想の転換がすばらしい。
個人的に、今回の発表でいちばんグッと来たポイントでした。
常時表示ディスプレイ
Apple WatchはSeries 5から対応した、常時表示ディスプレイ。
ディスプレイが点灯したままで輝度を落とすなど調整することで、バッテリーはセーブしつつ時計や壁紙、各種アクティビティ等は表示したままにしておける機能です。
iPhone 14 Proでは、常時表示ディスプレイにiPhoneではじめて対応。
持ち上げたりタップしなくても時計やアクティビティの確認が可能になります。設定によっては通知も確認できそう。
A16 Bionicチップ搭載
iPhone 14が積んでいるのははiPhone 13 Proと同じ2021年登場のA15 Bionicチップですが、iPhone 14 Proは新型のA16 Bionicチップを搭載しています。
48メガピクセルのトリプルカメラ搭載&暗所とマクロ撮影が向上
これまで12メガピクセルだったiPhoneのカメラですが、iPhone 14 Proでは4倍の48メガピクセルになりました。
センサーの能力も向上し、特に暗所での撮影はiPhone 13 Proの最大2倍明るく撮れるようになったとのこと。
iPhone 14の新機能はすべて14 Proでも使える
前述のPhotonic Engineやアクションモード、衝突事故検出といったiPhone 14の新機能はすべてiPhone 14 Proでも利用可能。
iPhone 14 ProはiPhone 14の完全上位互換といえます。
私が買うならiPhone 14 Pro
円安の影響でiPhoneの価格はかなり上がってしまい、最小の128GBモデルで比較するとiPhone 14は119,800円、iPhone 14 Proは149,800円とかなり高価。
両機種の価格差が3万円しかないこと、新しく興味深い機能をいくつか搭載したiPhone 14 Proに対してiPhone 14にはそれほど目新しい機能がないことから、私としては買うならiPhone 14 Proかなと思っています。