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- Pixel 6および6 Pro以降で使える「消しゴムマジック」写真の背景に写り込んだ人やモノをサクッと消せる
- 被写体以外の写っている人物はほぼ自動認識されるので、1タップで全消し可能。モノは自分でなぞる必要あるがとても簡単
- Pixel 6以外の機種で撮った昔の写真でも、Googleフォトに取り込みさえすれば消しゴムマジックは使える
Pixel 6およびPixel 6 Proではじめて採用された新機能「消しゴムマジック(Magic Eraser)」。
写真に写り込んだ人やモノなどの不要なものを、タップしたりなぞったりするだけで削除できる機能です。
Pixel 6 Pro 初期設定とデータ移行手順。サイズ大きめ、画面内蔵指紋認証はかなり良い
背景に写った人を高確率で認識し、タップするだけでポンポン消せるのはとても楽しい。
モノに関しては多くの場合自分でなぞる必要がありますが、それでもある程度の条件が揃えば違和感なく削除できて優秀。
TwitterやFacebook、InstagramなどといったSNS・ブログ等にアップする写真に第三者が写り込んでいたとしても、モザイクやぼかしを使わずに綺麗に加工できて便利です。
Pixel 6や6 Proで撮った写真だけでなく、Googleフォトに入っている写真なら何でも「消しゴムマジック」は可能。
Pixel 4aやiPhone 13 Proで撮った昔の写真も問題なく加工できました。
この記事では、Pixel 6・6 Proの新機能「消しゴムマジック」の使い方、実際にどのように写真が加工できるのかその作例も紹介します!
【追記】
iPhoneのGoogleフォトでも消しゴムマジックが利用可能になりました → iPhoneのGoogleフォトアプリで「消しゴムマジック」を使う方法。写り込んだ人やモノをきれいに消せて面白い!
「消しゴムマジック」を使って写り込んだ人を消す方法
「消しゴムマジック(Magic Eraser)」で写り込んだ人を消すには、まずGoogleフォトの下メニューから「編集」を選択。
「候補」タブ、もしくは「ツール」タブから消しゴムマジックを選びましょう。
消しゴムマジックを選ぶと、写真から自動的に消去する候補をハイライト表示してくれます。
1つずつタップしてもいいですし、「すべてを消去」にするとハイライトした全てを削除します。
消したい人やモノが候補に挙がらなかった場合は、指で囲うかなぞることで選択・消去が可能。かなりきれいに消してくれました。
消去後は「コピーを保存」すれば完了。元写真もちゃんと残るので安心。
USJにあるホグワーツ城の入り口。入場者やスタッフさんも写っていますが……
消しゴムマジックが見事に消してくれました。よく見るとにじんでいるような感じがしますし、人の後ろの柵までは再現できていませんが、なかなかのクオリティじゃないでしょうか。
人が小さめに写っている写真では「背景の人物を消去」が自動的にレコメンドされることがよくあります。
ここをタップすると消しゴムマジックで背景の人物(と判断されたもの)がハイライトされるので、必要に応じて削除すればOK。
USJの入り口付近にある地球儀(ユニバーサル・グローブ)を撮った写真。他にも写真撮影をしている人がたくさんいて写り込みは避けられませんでしたが……
この通り、こちらもきれいに消去されました。すごい。
影はさすがに消せないのと、人の裏側にある景色の補完が完全ではないため少しだけ不自然になってはしまいますが、人物の自動ハイライト選択はかなり精度が高い。
手前に大きく写っているメイン被写体は基本的にハイライトされません。消去の候補となるのはあくまで背景に写り込んでいる(と判断された)人物のみ。
シャッターとポーズのタイミングが合わず腕がブレてしまったこの写真も……
後ろで記念撮影している人たちが消しゴムマジックされました。
人だけでなく、さまざまな物を消せる
消しゴムマジックで自動認識(ハイライト)されるのは人物のみですが、手動で囲ったりなぞったりすることであらゆるものを消すことができます。
例えば、以下の写真。弘前公園で川沿いに咲く桜を撮ったものですが、夜用のライトがちょっと邪魔。
こんなときは、消しゴムマジックでクルッと囲って消しちゃいましょう。
対象物が小さく背景もそれほど複雑でなかったので、言われなければまず気付かないくらいきれいに消えました。
他にも、たとえばこの写真。つけ麺を撮影したんですが、テーブル上にあったトレイやサイドメニューの器が端に写り込んでしまっています。
囲うのは無理そうなので、グリグリと塗りつぶします。すると削除されて背景に近い色に。
よく見ると右上の色が濃いですが、これは元々あったトレイの影だし加工したと明らかにわかるほどではない。SNSやブログ程度でまずバレることはないはず。
そのほかの「消しゴムマジック」作例
他にもいくつか消しゴムマジックでいろいろ消してみたので、その作例をどうぞ。
桜並木道と、歩く人たち。
消しゴムマジックを適用したところ、一番奥に小さく写る集団だけは消えませんでしたが、それ以外の人物はきれいに消去。
桜の中の弘前城。記念撮影している人、奥の警備員さんなどかなり多くの人がさまざまな場所や大きさで写っています。
消しゴムマジック後。
ほとんど違和感なく綺麗サッパリ消えてしまいました。優秀。
飛行機から降りた後、乗ってきた機体を撮影したもの。降りてくる乗客の方々が写っているのは仕方のないところ。
消しゴムマジック後。
人の影は残っているし、タラップ付近は人が消えていなかったりすこしぐちゃぐちゃしていますが、ANA機の青い模様や機体は人で隠れていたのにほぼ違和感なく再現されています。やるね。
さいごは、沖縄・美ら海水族館での一枚。おそらく多くの人が撮影するであろう、ジンベエザメのいる大水槽です。
当然多くの人が水槽に見入っているので、写り込みは避けられません。
消しゴムマジックを使うと、あんなにたくさんいたお客さん達が一発で完全に消えてしまいました。
柵などぼやけているところもありますが、タップ一発でこれだけのことができるのは驚き。
最後にひとこと
写り込んだ人やモノを消す機能はGalaxy等の機種に前からあったものですが、以下のツイートによるとそれよりもPixelの「消しゴムマジック」は優秀なのではないか、とのこと。
Pixel 6の消しゴムマジック、他の機種の同等機能と比較してみます。
まずはGalaxyのAI消しゴム。こちらはあとから消す方式であることや完成品の仕上がりともにPixelの消しゴムマジックとほぼ同じですが、消す対象は自分でタップして選択する必要があります。 pic.twitter.com/1KGYjqYDKZ— ナカヤマユウショウ (@yushonakayama) November 1, 2021
写真を漁って消しゴムマジックを試しているだけでとても楽しい。
SNSやブログ・サイト等での利用、旅行などの写真を加工してより良いものにする用途など、利便性も高いと思います。
Pixel 6や6 Proのユーザーはもちろん、そうでない方も店頭などで見かけたらぜひ試してみてください!
【追記】
iPhoneのGoogleフォトでも消しゴムマジックが利用可能になりました → iPhoneのGoogleフォトアプリで「消しゴムマジック」を使う方法。写り込んだ人やモノをきれいに消せて面白い!
→ ソフトバンクオンラインショップでPixelをチェックする
Pixel 6・6 Proの注目機能をレビュー記事にしてアップしています。こちらも参考にどうぞ!