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ゲオの3,278円格安骨伝導ヘッドホンってどう?Shokzファンの私がレビュー、OpenMoveと比較した

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ゲオの3,278円格安骨伝導ヘッドホンってどう?

一部で話題になっていた、ゲオの骨伝導ワイヤレスヘッドホン

税抜2,980円(税込3,278円)という驚異の低価格でありながら、骨伝導ワイヤレスイヤホンの良さをたっぷり感じることができるゲオの「GRFD-BCH200B300」。値段の面からこれまで骨伝導ワイヤレスイヤホンデビューをためらっていた人も、気軽にお試しできるモデルと言えそうです。
コスパの鬼か!? 周囲の音をさえぎらず音楽を楽しめる「骨伝導ワイヤレスイヤホン」、驚異の3000円台でゲオから発売されてしまう – ねとらぼ

上記はPR記事なのである程度割り引いて考える必要はありますが、本当に3,278円で使える骨伝導ヘッドホンが手に入るなら確かに凄いコストパフォーマンス。


私は骨伝導ヘッドホン界でおそらく最も人気の製品である「AfterShokz」シリーズのファンで、これを書いている今現在も含め毎日のように利用しているヘビーユーザー。

一番使っているのは定価2万円くらいする(だがそれだけの価値がある)Aeropexというモデル。

骨伝導イヤホンOpenRun(Aeropex)をレビュー!軽量防水で運動用や長時間の使用にも最高

同じく定価2万程度でノイズキャンセリングマイクのついたOpenComm、定価1万ほどと比較的手を出しやすい価格で十分な性能を持ったOpenMoveと、現行の3製品をこのブログでもレビューしてきました。

Shokz OpenCommをレビュー!オンライン会議やボイチャに最適な、ノイズキャンセリングマイク搭載の骨伝導イヤホン 「OpenMove」をレビュー。骨伝導防水イヤホンのエントリーモデル、長時間使っても疲れにくく運動用にもオススメ


ゲオの骨伝導ヘッドホンは、これらAfterShokzの製品と比べてみてどうなのか?

実際に購入して試してみました!

ゲオ骨伝導ワイヤレスヘッドホンの仕様・スペック

まず、ゲオ骨伝導ワイヤレスヘッドホンの基本的なスペックを確認しておきましょう。

製品名 骨伝導ワイヤレスヘッドホン
品番 GRFD-BCH200B300
カラー ブラック、レッド、ネイビー
サイズ 144.36×102.58×44mm
重量 約33g
防水規格 IPX4
Bluetooth
バージョン
5.2
使用周波数帯 2.4GHz帯
受信距離 約10m
バッテリー 180mAh
(約7時間連続再生)
充電時間 約2.5時間
充電ポート microUSB
付属品 microUSBケーブル、耳栓
保証期間 6ヶ月
発売日 2021年4月8日


商品名は公式ページでも「骨伝導ワイヤレスヘッドホン」となっており、特別な名前はつけられていないようです。

また、防水規格の「IPX4」は『あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けない(防沫)』なので、仕様から言えば防げるのは水しぶき程度。
水をかけたり、水につけたりするのは基本的にNGなのでご注意ください。


ゲオの格安骨伝導ヘッドホン、なんと3,278円

ゲオの店舗やオンラインショップで購入できる、骨伝導ワイヤレスヘッドホン。なんと税込3,278円。
Amazonにたくさんある中国系の怪しい骨伝導ヘッドホンよりもさらに安い。

表側にも情報量が多いのが特徴的で、いかにも日本の会社が作った日本のユーザー向けのパッケージだなという感じ。

ゲオの格安骨伝導ヘッドホン

裏側にはスペックなどの記載があります。
充電には最近見かけなくなってきたmicroUSBを採用。重量は約33g、連続再生時間は7時間と十分な長さ。

裏側にはスペックなどの記載がある

さっそく中を確認してみましょう。

ゲオの骨伝導ヘッドホンの中身

骨伝導ヘッドホン本体、充電用のmicroSDケーブル、耳栓、それに取り扱い説明書が入っていました。

骨伝導ヘッドホン本体、充電用のmicroSDケーブル、耳栓、それに取り扱い説明書


真ん丸ボタンが特徴的。充電はmicroUSBで

真ん丸なボタンが特徴的なゲオの骨伝導ヘッドホン。

真ん丸なボタンが特徴的なゲオの骨伝導ヘッドホン

3色あるうち、私はネイビーブルーを選択。ほかにブラック、レッドがあります。

3色あるうち、私はネイビーブルーを選択

耳の前の骨に当てて音を伝える部分。AfterShokzシリーズに比べて当たる面がやや大きめで、その周りを細かい凹みが取り囲んでいます。これはなんだろう?

耳の前の骨に当てて音を伝える部分

右耳側にあるフタを開けると、microUSB充電ポート。

右耳側にあるフタを開けると、microUSB充電ポート

充電中は、横のランプが赤色に光ります。充電完了時は青色に点灯。

充電中は、横のランプが赤色に光ります。充電完了時は青色に点灯


ゲオ骨伝導ヘッドホンをBluetooth対応機器に接続するには、右耳側のボタンを長押し。するとペアリングモードになるので、接続したいデバイス(以下の画像はiPhone)で探してタップしましょう。
他のロットでも同じかどうかはわかりませんが、私の場合は製品名が「BCH200B300」と表示されました。

とペアリングモードになるので、接続したいデバイス(以下の画像はiPhone)で探してタップ


ゲオ骨伝導ヘッドホンを使ってみた感想・評価

実際に使ってみた感想として、音質は良く言えば骨伝導の割に広がりがあり、悪く言えばラジオを聞いているような少しこもった音がすると感じました。

かなり音漏れが大きいので、電車や図書館など音漏れNGな場所での利用は避けた方がいいでしょう。


個人差があるとは思いますが、私の場合は数時間装着した程度では疲れや重さをそれほど感じることなく過ごせました。

連続再生時間・約7時間、連続待機時間・約200時間を謳うバッテリーも十分で、日々充電してればそうそう切れることなく使えるでしょう。


なお、マイクの性能はかなり低い(もしくは位置が悪い)ようで、通話に使うつもりであればAfterShokzなど別のものを選んだ方が良さそうです。


総合的に言えば、一長一短あるけれど3,278円のヘッドホンとして考えれば悪くないという評価です。


AfterShokz OpenMoveと比較してみた

次に、手元にあるAfterShokzシリーズのうち比較的安価なOpenMoveと比較してみることにします。


ゲオの骨伝導ヘッドホンの重さは、私の持っている重量計によると35g。十分軽いんですが、公式スペックの33gよりも2g重いのはちょっと気になる。

ゲオの骨伝導ヘッドホンの重さは33g

それに対してAfterShokz OpenMoveは29g。公式での表記も29gなので誤差なし。

AfterShokz OpenMoveは29g

ちなみに、さらに上位モデルで私が通常使っているAeropex(現OpenRun)は26gでした。さすがに軽い。

AfterShokz Aeropexは26g


次に、ゲオ骨伝導ヘッドホンとOpenMoveのデザイン(見た目)の違いをチェック。

ゲオ骨伝導ヘッドホンとOpenMoveのデザイン(見た目)の違いをチェック

私の印象で言えば、OpenMoveの方がシュッとしているイメージ。ゲオの方も安っぽいとまではいかなくとも、高級感はないかなという感じ。

私の印象で言えば、OpenMoveの方がシュッとしているイメージ

骨伝導で耳に当てる部分。耳に当たる面は同じくらいの大きさですが、ゲオの方は多数の凹みがついたさらに大きな円が取り囲んでいるので、全体的に大きめの印象となっています。


ゲオの骨伝導ヘッドホンを装着している様子。

ゲオの骨伝導ヘッドホンを装着している様子

OpenMoveだとこんな感じ。

OpenMoveだとこんな感じ


2つの使用感やスペックの違いを以下の通りまとめます。

音質

ゲオの方は広がりがあるがややこもって遠くで聞こえる感じ、OpenMoveはそれに比べるとやや平面的だがクリアで近くに聞こえる印象。

音漏れ

OpenMoveは音を大きくするとそれなりに音漏れするんですが、ゲオの方は音漏れがさらに大きい。小さめの音で聞いていても静かなところだと使うのを躊躇してしまいそうです。自宅用・屋外での運動用に限定した方が良さそう。


ゲオの耳当て周囲についている凹みからも音が出ていると考えれば、「音が遠くに聞こえ比較的広がりがある」「より音漏れしやすい」のが説明できる気がします。

より骨伝導としての性能が高いのがOpenMove、骨伝導ではありつつ耳元でのスピーカー的要素もあるのがゲオ、という感じでしょうか。

※ゲオの方も振動を感じるし、耳をふさいでも聴こえるので骨伝導としての機能も一応ありそうです

ボタン操作のしやすさ

ゲオの方は耳の外側にあるボタンで操作するので、装着時に押すときは耳の前に押し付ける形になります。

再生/停止くらいならいいですが、電源オン/オフ(長押し)、音量増減(2回押し)をあんまりやるとちょっと耳まわりに負担がかかるかも。


その点、OpenMoveは再生/停止ボタンは左耳外側にあるものの、電源および音量増減ボタンは右耳のユニット部をつまむ形で操作するので耳に負担がかからない。

OpenMoveは耳に負担がかからない

防水機能

ゲオはIPX4の、OpenMoveはIP55の防水機能を持っています。

これがどの程度の機能かというと、ゲオの方は「あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防沫形)」、OpenMoveは「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」。
後者の方がより水に強い。


どちらも雨の中で利用するくらいであれば問題ないですが、例えば蛇口から出る水はいわゆる噴流水なので、ゲオの方はサッと洗うくらいに留めておく方が無難でしょう。

充電

ゲオは今どきmicroUSB充電なので、古いデバイスでなければ充電ケーブルの共用が難しい。

対してOpenMoveは最近やっと増えてきたUSB-Cを採用しているので、持っているデバイスにもよりますがケーブル共用は比較的容易でしょう。


ゲオ骨伝導ヘッドホンのレビュー動画 on YouTube

ゲオ骨伝導ヘッドホンのショートレビュー動画をYouTubeにアップしています。お時間のある方はこちらもどうぞ!


ゲオ骨伝導ヘッドホンレビュー まとめ

骨伝導ヘッドホン業界の雄・AfterShokzと比べてしまうと厳しい面もありますが、3,278円という安さを考えればこれはこれで選択肢としてはアリかなというのが私の最終的な評価です。

ただ、ゲオヘッドホンを使ってみて「骨伝導ってこんなもんか」とは思ってほしくないのも事実。


毎日何時間も使うなら多少高価でもAfterShokzの上位機種・Aeropex(現OpenRun)を買って何年も使い倒すのが個人的にはオススメですが、その半額のOpenMoveも十分な性能を持っているし、そのさらに3分の1の値段で買える骨伝導ワイヤレスヘッドホンも安さを求めるなら試してみてもいいと思います。


予算や自分の利用スタイルに応じて考えてみてください!


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ゲオの骨伝導イヤホンの続報です
ゲオの骨伝導ワイヤレスイヤホン、Amazonで販売されている中国系ヘッドホンとほぼ同じでした

12 COMMENTS

たかお

ゲオの骨伝導を買ったが、残念だけど、その日で捨てたよ。

ボリュームを下げれば音がこもりすぎて耳元でゴモゴモしてて歌声は聞こえない。

ボリュームを上げれば、もはやスピーカーと同じ。シャカシャカ漏れるどころか、歌声が一言一句横の人が聞き取れるレベル。ここまで漏れたらイヤホンではなく、耳横に着けたスピーカーだよ。

何が一番ショックかって、この記事書いてる人がエアロペックス使ったことがある人ということ。
本当に忖度なく、「これはこれで有り!」と思ったのなら、もう何も言うまい。

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@ushigyu

私もそれほど大きな音で聴く方ではないですが、確かに多少こもっているものの歌声が聞こえないほどではなかったですよ。
(曲にもよるかもしれせんが)

確かに音漏れは大きいですが、振動はしているし耳をふさいでも聞こえるのでAfterShokzシリーズよりは劣るものの骨伝導といえば骨伝導かな、という感じです。


Aeropexと比較にならないのは価格差を考えれば当然ですが、その1/6の価格で入手できるヘッドホンとしては悪くないと考える人もいるだろうということです。AfterShokzを使ったことのある人なら、安くてもゲオ側は選ばないだろうなとは思いますが。。。

文章を読めばわかると思いますが、AeropexやOpenMoveと遜色ないと言っているわけではもちろんありません。

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Bluetooth

これ、見れば見るほどドンキの6000円とそっくり
Amazonは3999円の?
まあボッタクリとオンライン専用価格かな

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@ushigyu

ドンキはチェックできてないですが、Amazonの3,999円(→これ)は確かに似てますね。。。
元々あった中国製をゲオが見つけて、パッケージつくって安値で売り出した感じなんでしょうか。

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通りすがり

GEOさんへの配慮が節々に垣間見え、非常に参考になりました。
>その周りを細かい凹みが取り囲んでいます。これはなんだろう?
>かなり音漏れが大きいので、電車や図書館など音漏れNGな場所での利用は避けた方がいいでしょう。
>ゲオの方は音漏れがさらに大きい。
>ゲオの耳当て周囲についている凹みからも音が出ていると考えれば、
>骨伝導ではありつつ耳元でのスピーカー的要素もあるのがゲオ、
>※ゲオの方も振動を感じるし、耳をふさいでも聴こえるので骨伝導としての機能もちゃんとあります

あー(察し

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@ushigyu

長年のAfterShokzユーザーなので色々言いたくもなるんですが、なるべく主観的になりすぎないよう書いたつもりなので、そう言ってもらえると嬉しいです!
察してもらえてよかったです。笑

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どんパパ

内臓のリチウムイオン充電池の充放電回数や経年劣化が、高級品と廉価品でどこまで違うのか?そこが気になります。
いわゆる「消耗品」的な使い方を考えるならば、廉価品でも充分な気もします。

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@ushigyu

AfterShokzシリーズについてはTREKZ Airを2年半、Aeropexを1年半ほとんど毎日使ってもバッテリー持続時間が落ちた感覚はないので、少なくともそれなり以上には長く使える電池を内蔵していると思われます。
ゲオの方は、長期間使い続けてみないとわからないですね。。。

記事内容を見た上でゲオのものでも問題ないと判断されるのであれば、いくら廉価品といえど例えば1年以内にバッテリーがへたる、なんてことはさすがに可能性が低いように思います。(個人の予想です)

両方使った私としては長く使えて申し分ないクオリティのAfterShokzをすすめますが、さすがに価格が違いすぎるのでそのあたりは好みですね。。。
(実際のところ、ゲオ購入者は「安くこれだけ使えるなら十分」「いくら安くてもこれじゃ使えたもんじゃない」と賛否両論のようです)

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@ushigyu

マスクは全く問題なく一緒に使えます。
メガネは手元にないのでサングラスで試してみましたが、多少耳の上で干渉はするものの特に違和感なく使えるように感じました。

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バカボンド

ゲオ製品は満足に音が出ないし、aftershockも年に3度壊れて交換を繰り返しているとさすがチャイナ制とゲンナリしてやっぱりBOSEに戻りました。
ちょっと記事の内容に忖度を感じ過ぎた残念なブログでした。

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@ushigyu

素直な感想なので、忖度も何もないですよ。私の環境ではAfterShokzのどのヘッドホンも今のところ2年以上経っても一切不具合なく使えてますし。
踏んだり水をかけまくった程度では壊れないし、年に3度も壊れる状況が想像できなくて逆に興味あります。

あと、AfterShokzは米国の会社であって中国ではありません。(ゲオの製品は中国ですが)
(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/AfterShokz)

製造が中国であることを指しているのであれば、Apple製品やBOSEの多くの製品だってMade in Chinaですよ。

【以下引用】

SoundSport Free は、MADE IN CHINA です。ヘッドホン関連は中国製が多いようです(QC30、SoundSport wireless も MADE IN CHINAでした)
Boseの完全ワイヤレスイヤホン SoundSport Free wireless headphones 購入レビュー! – モノ好き。ブログ

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