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台湾・台南市でいま人気のスポットの1つが、林百貨。
日本統治時代の1932年に山口県出身の林方一氏により建てられた百貨店で、戦争などを経てしばらく空きビルになっていたところ、2014年に創業当時の姿を再現した形でリニューアルオープンしたとのこと。
現在の日本で言う百貨店(デパート)よりはやや小さめで、比較的高級な特産品を扱う大きな土産物店のようになっています。
台湾ではそこかしこに日本を見ることができますが、この林百貨店では昭和の日本と台湾の融合した独特の空間が形作られていて面白い!
台湾・台南市の人気スポット「林百貨」日本統治時代のデパートを再現
林百貨店があるのは、台南市の中心部。
台鐵台南駅からだと徒歩約20分ほど、タクシーだと5、6分くらいでしょうか。
向かいには、こちらも味のある建物の台湾土地銀行。
着いたのは10:45頃だったのですが、なんだこの行列は……!
11時のオープンに合わせて今から並んでいるらしい。日曜とはいえここまで人気とは。
開店5分前くらいからさらに人が増え、後ろの列もこの通り。
日本語は全く聞こえてこなかったので、おそらく皆地元の台湾の方々だと思われます。
11時ちょうどに入店!
日本のデパートでもあるように、開店からしばらくはスタッフの方がお辞儀で迎えてくれます。
この林百貨店は6階建て。
各階の設備は以下のようになっています。
- 1F:お茶やお菓子など食料品(お土産)
- 2F:工芸品やバッグ、電子機器など
- 3F:ファッション
- 4F:書店、喫茶店、ミュージアム
- 5F:レストラン
- 6F:屋上展望所
地元民で賑わう林百貨。昭和の日本と台湾の融合
開店5分で1Fはこの盛況っぷり。土産物っぽい商品が多い気がするけど、地元の人は何を買ってるんだろう?
ちなみに、日本人が想像する「百貨店」というほど広くはありません。
店内には、創立された当時を偲ぶ調度品の数々。
林百貨のエレベーター、めちゃくちゃレトロでカッコイイ。
日本でテレビが普及し始めたのは戦後なので、時代はちょっと混ざってるのかも。
高価できっちりとしたものが多い印象でした。例えば客先へのお土産なんかに良さそう。
2F。ここは工芸品やバッグ、小物などがあるフロア。
グッと来る「林 HAYASHI」のロゴマーク入りバッグ。俺の苗字が林さんだったら絶対買ってた……!
検索してみたら、デイリーポータルZの編集長である林さんが既にレポートしてました。
これほど「林」という苗字が羨ましくなったことはない。。。
- 参考(外部サイト):おれグッズが台湾にたくさんあった – デイリーポータルZ:@nifty
ちょっと変わったところでは、イヤホンやUSB接続のレトロ扇風機なんてのもありました。後者は買っておけば良かったかなと今更思う。日本でも探せばありそうだけど。
続いて3Fへ。
ここはバッグやアパレルグッズのフロア。女性物が多い印象でした。
アクセサリも。
4Fは、小さな書店とミュージアム、喫茶店。
過去の林百貨店の広告。昭和のレトロ感溢れてます。
おそらく設立者である林さんの生涯を綴っているのであろう動画が流れていました。多くの日本人はスルーしそうな気がしますが、ここでは結構真剣に見てる方もいた。
その横にあるのが林珈琲店。5Fにもレストランがあるのですが、軽く休みたいときなんかにはこちらの方が便利。
台南の「正興咖啡館」というお店が運営しているらしい。
戦争の爪跡が残る5F、屋上。願掛けには嬉しい言葉も
5Fは、開けたスペースにレストラン(居酒屋?)が。
大手焼って何なんだろう…。団子っぽい絵が書いてあるけど。
この日は時間がなく残念ながら検証できず。
この写真だけ見て台湾だとわかる人はどのくらいいるのか。「おいしいソフトクリーム」とか書いてあるのぼりもあるし。
見上げてみると、ところどころ外壁が剥げています。これはおそらく太平洋戦争時の連合国軍の爆撃による爪痕を残しているのでしょう。
最上階に来ました!
6階なので言うほど高くはないのですが、それでもいい眺め。
林ポスト。投函できるようになっていて、ちゃんと届くっぽい。
日本で言う絵馬を掛けるような場所もありました。
ほとんど中国語でわかりませんが、中に日本語で書かれたこんなものも。(この日は熊本地震から間もない2016/4/17でした)
一瞬日本人かなと思いましたが、「台日」と書いてあったり名前が「りんりん」だったりで、おそらく台湾の方が書いたものでしょう。
東日本大震災のときも今回もいち早く義援金を送ってくれたり、日本人の私としてもありがたい限りです。これからもこの友好関係が続いてほしいと思うばかり。
小さな「末広社」と呼ばれる神社。産業の守護神らしい。
日本にはいかにも狙ったような昭和風居酒屋みたいなのはありますが、これだけ昭和初期の趣を残している場所って少ない気がします。
個々の商品についてはあまり写真を撮りませんでしたが、台北ナビさんにたくさん載っているのでそちらも参考にどうぞ。
- 参考(外部サイト):林百貨(台南市) | 台湾ショッピング・買物-台北ナビ
台湾旅行のお得情報。ホテル予約とeSIMのおすすめ
さいごに、私が台湾になるべく安く行くために使っている(あるいは次回使う予定の)、ホテル予約サイトとeSIM(スマートフォン通信)のおすすめを紹介。
台湾でスマホ使うなら「World eSIM」がおすすめ
私がこの記事で台湾を訪れたのは2016年のことでしたが、2024年の現在であれば「World eSIM(ワールド イーシム)」というeSIMサービスがおすすめ。
海外発のeSIMサービスが多い中、このWorld eSIMは日本の大手企業が運営しているので問い合わせなどもしやすく安心感がある。
World eSIMのページで申し込む→届いたQRコードを使って設定するだけなので、使い方もかんたん。
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アジア各国で使える周遊プランなら、5GB/5日間が5,340円、10GB/10日間のプランが9,817円など。
(価格はいずれも2024年6月現在)
空港からすぐに使えるし、英語等でのコミュニケーションに不安がある人でも日本で準備しておけるので安心。
eSIMはダウンロードするだけなので、わざわざSIMカードを入れ替える手間もない。
私もいま台湾含む海外旅行に行くならこのWorld eSIMを使いますね。
海外旅行におすすめのeSIM・SIMカード8選。日本にいるうちに買って準備しておけばラクでかんたん!台湾ホテル予約サイトのおすすめ
私がこれから台湾に行くとしたら、調べるサイトは以下の3つ。
まずは楽天トラベル。
楽天トラベルは国内に強い旅行予約サイトですが、日本に近い台湾なら提携ホテルが多く予約がしやすい。
使い慣れたサイトで日本語で予約できますし、楽天ポイントを使ったりもらえたりするのも嬉しい。
次に、JTB(ジェーティービー)。
特に高齢の方なら日本No.1旅行代理店の安心感があるでしょうし、期間限定の割引クーポンもあるのでうまく使えるとかなり安くホテルやツアー予約できることも。
さいごに、エクスペディア(Expedia)。
こちらはアメリカ発の旅行予約サイトですが、日本発の楽天やJTBにはない情報(=予約可能ホテル)を持っていたりするので、掘り出し物のいいホテルが見つかる場合も。
海外旅行全般に強いので、台湾に限らず海外旅行予約の際にいちどは調べておきたいサイトです。
あとがき
個人的にはもっとその辺のスーパーで売っているような土産が欲しかったので特に買い物はしませんでしたが、見て回るだけでも面白い場所でした。あと、全国の林さんは絶対行くべし!