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自炊(紙の本の電子データ化)に使う、裁断機やスキャナー。
何百冊、何千冊と自炊していると、裁断機の刃は鈍くなっていきますし、スキャナーのローラーなど消耗部品も摩耗してヘタってきてしまう。
ずっと使っていると、いつかは交換の時期がおとずれます。
今回は、裁断機やスキャナーのメンテナンス方法について記事にしてみました。
裁断機のメンテナンス
カールDC-210Nの刃、カッターマット交換
私が自炊用として推す裁断機のひとつ、カール事務機のDC-210N。
長くつかっていて交換が必要になるのは、刃とカッターマットの部分です。
裁断時スライドさせる部分についているのが円型の刃、その際下受けとなるのがカッターマット。
繰り返し裁断していくと、
- 刃の切れ味が落ちてくる
- カッターマットに溝ができ、裁断しにくくなる
という症状が起きてきます。
私の場合、5万枚以上裁断してもまだ交換なしで利用できていました。
替刃・替えのカッターマットも購入時に付属しているのでとてもありがたい。
左下の部分を開けると、替刃発見!
替えのカッターマットもここに収納してあります。
元々替刃が500円程度、カッターマットが4本で1000円程度と安価なのですが、それが購入時におまけでついてくるのはありがたい。
自炊裁断機 ダーレ Durodex 200DXに比べると裁断できる厚さが薄いため、本を小分けにしないと裁断できないのがネックのDC-210N。
一方で収納時に場所を取らず価格も比較的安い上、替刃・替えカッターマットも安く交換しやすいのがこのDC-210Nのメリットです。
なお、裁断のやり方については、過去記事を参照くださいね。
紙の本を裁断機でカットしよう!自炊裁断機DURODEX 200DXとカールDC-210Nでの裁断方法をくわしく解説裁断機DC-210N、替刃、替カッターマットを購入したい方はこちら。
ダーレ自炊裁断機 Durodex 200DXの刃交換
現在、私がメインで使っているダーレ DURODEX 自炊裁断機 200DX。
数百冊の本をこの裁断機でカットした私でも、まだ刃は交換する必要を感じない程度には切れ味があります。
このDurodex 200DXの刃交換については、私が裁断機を提供した福岡のコワーキングスペース「ヨカラボ天神」のスタッフブログにくわしく解説されています。
自炊裁断機 ダーレ Durodex 200DX、および替刃を購入したい方は以下からどうぞ。
スキャナーのメンテナンス
スキャナーも、長く使っていくうえではメンテナンスが必要。
ここでは、私がいつも使っているScanSnapのメンテナンスについて紹介します。
ScanSnapの読み取り部清掃
読み取ったPDFに、以下の写真のような線が入ってしまうようなら、読み取り部が本の糊などで汚れている可能性があります。
ScanSnap で原稿を読み取ったときに、原稿にはない細い縦筋(赤、青、黄、緑、黒、白など)がイメージデータに入る場合の、原因と対処方法を説明します。
【原因】
ScanSnap のローラーやガラスがよごれている可能性があります。【対処】
ScanSnap の内部を清掃してください。
ScanSnap Cloud 困ったときには(iX500 Windows) 原稿にはない細い縦筋がイメージデータに入る
ガラス部に付着しやすいのは本についている糊や汚れで、ふつうの乾拭きや水拭きでは落ちにくい。
ScanSnap用のクリーナーやクリーニングペーパー、あるいは不織布などで拭くのがよいでしょう。
私の場合、ScanSnapのクリーナーのみ購入し、ティッシュや不織布などに含ませて使っています。
ScanSnapのローラー交換
ScanSnapで一定の読み取り枚数ごとに交換が必要なのは、「ピックローラー」「ブレーキローラー」という紙を取り込んで送り出す2種類のローラー。
これらのローラーが使用によって摩耗してくると、紙の取り込み・送り出しがうまくいかずに重送(2枚以上を当時に取り込んでしまうこと)や紙詰まりが起きやすくなります。
ScanSnapのローラー交換方法については、以下の記事にてくわしく解説しているんですが、ここでもかんたんに紹介しておきます。
あらかじめ、ScanSnap用のローラーセットを購入しておきましょう。
商品名が「iX500用」となっていますが、公式の紹介ページによるとiX1400、iX1500、iX1600も同じローラーが使えるようです。
まずはブレーキローラーから。
両端を抑えながら引くとカバーが開きます。
ローラーはほぼ乗っかっているだけなので簡単に取り外し可能。
古いローラーからシャフト(軸)を外し、新しい方へと付け替え。
元通りセットしてカバーを閉じれば交換完了。
次に、ピックローラーの交換。
矢印が印字されているところを引いてカバーを開けます。
右側に見える灰色のツメを引くとロックが外れ、ローラーを取り出すことができます。
ブレーキローラーと違いピックローラーは新しい方にもシャフト付きのため、シャフトの付け替えは不要。
そのままScanSnapにセットし、ツメをパチンというまで上げてロックします。
交換は以上!めちゃめちゃ簡単でした。
交換前までは原稿がひんぱんに詰まっていたんですが、ローラー交換後はそういったトラブルもほとんどなくなりました。
重送がしょっちゅう起きるようなら、やはりローラーを交換するのが良さそうです。
裁断機もスキャナーも、メンテして長く大事に使おう
カールDC-210Nは1万数千円、ダーレDurodex 200DXやScansnapは4〜5万ほどもする高い買い物。
故障してしまわないよう定期的なメンテナンスをして、長く大事に使っていきましょう!
私が2024年現在でおすすめする裁断機とスキャナーは以下のとおり。
裁断機どちらか1つとスキャナーを手に入れれば、すぐに自炊がはじめられます。
自炊に関してよくある質問とその回答をまとめた記事はこちら。
本の「自炊」に関する質問に、1,000冊以上の本を自分で裁断・スキャンしPDF化した私が回答します————————————————————
【自炊(本の電子化)完全マニュアル】
第4回「本に合わせてScanSnapを設定し、スキャンしよう!」
第5回「電子化した本をiPadやiPhone、MacやWin機で読もう!」
☆ 第6回「裁断機・ScanSnapを手入れしよう!」→ 本記事
番外編「裁断した本を処分しよう!」
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ushigyuさん、第6回まで完了おめでとうございます。第5回は、見開きの本をどうやってみたら良いか分からなかったので、大変助かりました。自分はiphone3Gでは、Goodreaderを使っています。CPUの力不足か、i文庫では重かったです。Goodreaderでも重いですが。。。第6回は、メンテナンスの事が書かれていて、ためになりました。パッドユニット交換はまだ大丈夫そうですが、交換出来ることがわかったので、心強いです。早くこのブログに出会っていたら、迷いつつ捨てた本を捨てなくてよかったのに、と思いました。捨てずに取っていたお宝本(学生時代の教科書で、これだけは!本です)も、近々バッサリやるつもりです。また何か追加情報があれば、よろしくお願いします。
>みかみつさんコメントありがとうございます!お役に立てたようで、嬉しい限りです(^-^)捨てたくても捨てられない本、思い出の教科書やノート、ありますよね。。。将来使うならともかく見返す程度であれば、バッサリいってしまっていいと思います!落書きも含めてスキャンしてしまいましょう(笑)大事な本なら、スキャン後重送や設定ミス等なくきちんとPDFになっているかどうか、確認してくださいね。今後ともよろしくお願いします!何か聞きたいことがあれば、コメントなりTwitterで遠慮なくどうぞ。
スキャン面は中性洗剤をティッシュに染みこませて拭いてます
これでノリもすぐに取れますよ
その後ティッシュで乾拭きして終わりです
重送ですがパットを交換するのもいいんでしょうけど大きいローラーの上にある黒いフィルム?や,小さいローラーの紙埃を指で拭きとってやると改善します
私は10万ページ近くスキャンしてパット部分はペラッペラになってますが変えなくても問題無いと思ってます
重送の検知はしっかりしてますしね